日式のバーがある良い意味で期待を裏切られる日本食レストラン Kuro

先日、私の誕生日にパートナーたち家族と Kuro という新しく出来た日本食レストランに行って来ました。

いわゆる王道な日本食というよりも、創作料理的なメニューを提供するレストランでしたが、しっかりと技術と経験のある日本人のシェフがいるので、オーストラリア人も日本人も楽しめるのではないかと思います。

オーストラリア人の中には未だに日本食=Teppanyaki と思っている人もいるし、日本食にエンターテインメント性を求めるのか、刺身皿がピカピカ光ったり、ドライアイスをモクモクさせたり、火がブワーッと燃え上がるような演出をしたりするレストランもあります。

でもこのレストランがすごいのは、そんな細工ではなく料理で人を驚かせてくれるところ。

良い意味で色々と期待を裏切られて、ほんわかと幸せな気分になった夜でした。

 

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Kuro 日本食レストラン

Kuro はシティのQVBショッピングセンターから徒歩3分くらいです。

Kuro
368 Kent St, Sydney NSW 2000
https://www.kurosydney.com/

月〜木 6pm – 9.30pm
金〜土 5.30pm – 10pm
日曜日 休み

カフェ
月〜金 8am – 3pm

バー
月〜土 5pm – late

このレストラン、ディナーとバーとカフェ部門があるみたいですね。

全然関係ないですが、お店に入った瞬間に見覚えのある大きなテーブルを見て「あ!ここカフェだったところだ!」と気付きました。昔、休み時間に職場の友人と時々来てたカフェ、いつなくなったんでしょう…。

本当にシドニーは入れ替わりが早いので、このお店は末長く営業して欲しいものですね。

まるで日本にいるようなバーカウンター

店内に入っていちばん印象的だったのは、日本のようなバーカウンター!

私たちが来た時はずっと数人の日本人(?) 女性のお客さんがカウンターにいて、それが本当に日本ぽい雰囲気でした。

ここのバーテンダーさんもガッツリプロフェッショナルの方だそうで、まさかシドニーの真ん中にこんなお店があるなんて、ちょっと不思議な感じです。

この時店内に入っていたお客さんは、白人とアジア人が半々くらいでした。

食事

席に着いたらまずはドリンク。とりあえず日本食レストランという事で、最初は日本酒 (天狗舞) を頼んでみました。

日本酒、こんなおしゃれなグラス↑で出て来ましたよ。

でも、やっぱりカクテルが飲んでみたかったので、後から頼んでみました。この国のカクテルは$20以上するので、いつもオーダーするのに躊躇してしまうのですが、今回は誕生日という事で。

頼んだのはウォッカベースの抹茶カクテル Matcha Espresso 。みりんが入っているというのがすごく気になったんですよね。

口に含んだ瞬間に抹茶とスピリッツの苦味が広がり、すごく苦いのですが、飲んでいるうちにだんだんおいしく感じて来ました。私はお代わりしたかったくらいですが、好き嫌いが分かれそうな味ではあります。

パートナーチョイスの料理

食事のチョイスはパートナーが「オレに任せろ」と言うので、全部彼にお任せ。(4人分)

お料理はちゃんとタイミングを見計らって少しずつ出て来たので、順番に紹介しますね。

Sydney Rock oyster / Tasmanian Tonic
シドニーロックオイスターにタスマニアのユーカリトニックがかかっているそうです。ユーカリの味はよく分かりませんでしたが、オイスターが口に中でとろけてすごく美味。あと、黒い石に緑や赤の海藻が乗っていて海辺を連想させるディスプレイが好きでした。

Today’s Raw Fish
今日のお魚はサーモンでした。何のソースか覚えてないです、すみません。

Tuna tartare / Shibazuke / Rice crisp
これ、すごく好きでした。細かく刻んだ生マグロに柴漬けが入っているタルタルを、お米煎餅と一緒に食べるとめちゃくちゃおいしいです。マグロじゃなくてビーフだと言われても信じそうな味。

King Prawn / Arare / Prawn mayo
外がカリカリで中がとろりとしているエビは、細かいアラレの衣が付いていてほんのり磯の味。頭から尻尾まで食べれると言われたのですが、目玉が無理だったので4人とも頭は残しました(笑)でも、本当にカリッカリ。

エビの殻までサーブされたのは、初めてかもしれません。

Kuro Fried Chicken / Ume / Bonito
そしてインパクト大の真っ黒なから揚げは、梅ソースと鰹節がかかっています。焦げた味がするかと思ったら全然!で、パートナーは梅ソースを絶賛してました。(あれ?梅嫌いじゃなかったっけ?)

中はこんな感じになってます。

Charred Calamari / Buttered Kimizu / Sansho
それから私の大好きなイカ焼きも食べました。ソースは香ばしくて甘い感じ。お義母さんはあまり好きじゃなかったようですが、柔らかくておいしかったです。

Charred Beef Tongue / Shiso Chimichurri
シソのチミチュリソースかかかった牛タンと、カプシカムソース。牛タンはバターっぽい味で、洋風料理にシソが乗ってるような印象。パートナーの弟は牛タンが苦手でした。

Hapuka / Okoge / Harusame / Ocean
ハプカという白身魚におこげのようなお米と春雨が入っています。これもなかなかおいしかったのですが、そろそろみんなお腹いっぱいに…。

Aged Duck / Confit Leg Stick / Celeriac / Blood Plum Jus
実は私、ダック苦手なんです。でも、せっかくなので1ピースだけ食べましたが、焦げ目が香ばしくて好きな人はおいしいと思います。隣の春巻きみたいなやつは…、よく分かりませんでした。

Crushed potato / comte
もうここまで来てお腹がパンパン!ポテト、おいしかったですけど…。

House Aging Rangers Valley Wagyu
最後に出て来た和牛は、私好みのミディアムレアにしてくれて「ああそう、この味!」とホッとする安定のおいしさでしたが、もうお腹にスペースが…。

いつもならテイクアウェイするところですが、このレストランはそういうサービスはしていないそうです。ちょうど良い量を注文するって難しいですね。

バースデープレート

予約する時にパートナーが誕生日ディナーと言ってくれてたので、食事の後まったりとしてたら、お店がバースデープレートを出してくれました。

めちゃくちゃかわいい〜!こういうバースデープレート、インスタなどでたまに見ますが、実は本物を見たのは初めて。日本人ってこういう細かい作業が上手ですよね。

マンゴーアイスを4人で分けました。これは別腹です(笑)ごちそうさまでした!

おわりに

ちなみに、スタッフさんによると働いている人たちはほぼ全員日本人との事です。

今回は誕生日ディナーで4人分だったのでたくさん頼み過ぎてしまいましたが、バレンタインの特別メニューも出るようですし、昼間のカフェもちょっと気になります。

 

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