レーンコーブ国立公園と季節の花たち

私は最近ブッシュウォーキングにハマっています。
その中でも最近のお気に入りはレーンコーブ国立公園 (Lane Cove National Park)

たくさんある国立公園の中で何故そこなのかと言うと、単純に私のパートナーが毎週末行ってるゴルフクラブのすごく近くだからです。

彼は週末になると私の作ったおにぎりを持ってゴルフに行くので、私の分のおにぎりも作ってついでにゴルフ場に着く途中まで車に乗せてもらうと気軽にブッシュウォーキングに行けるので、ちょうど良いんです!

 

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ロケーション

レーンコーブ国立公園はとにかく広範囲にあるので、Googleマップを使う時は “Lane Cove National Park” だけで調べると、とんでもない場所に案内される事があります😓 (公共機関もバスを2回乗り換えとか言われたり。)

カフェや遊具のあるメインエリアの入り口は Riverside Drive ですので、ご注意ください。

実際はシティからだと Clarence Street から292のバスが出ていて45分くらいで国立公園入り口に着きます。最寄り駅は Macqarie Park Station みたいですね。

まあ、国立公園の小さな入り口はちょこちょこあるのですが、そこから入るといきなりブッシュの真ん中に出て「ここどこ?」状態になると思うので、メインの入り口から入るのがおすすめです。

川を挟んで反対側の Max Allen Road にも国立公園入り口があります。
車の駐車代は$8。入場は無料です。

※ レーンコーブ国立公園のウェブサイト (英語) はこちら。
https://www.nationalparks.nsw.gov.au

設備

国立公園だけあってものすご〜く広いのですが、カフェや遊具のあるエリアでは小さな子供を連れた家族も多くて、ピクニックエリアも充実しているので1日中のんびり過ごせます。

レーンコーブ国立公園は、レーンコーブ川の両脇にまたがってあります。

ボートも借りれますよ!

外から見たカフェ。

カフェはサンドイッチやチップスなどの軽食からスイーツまで置いてる普通のカフェ。外の席もあります。

コーヒーとマフィン食べながら歩こうと思ったのは良いけど、「しまった、両手がふさがって写真が撮れない😓 」というのをたまにやっちゃうんですよね(笑)

遊具もあって、小さな子供がいっぱい遊んでました。

バーベキューエリアは本当にたくさんあって、歩いてるとオーストラリアではよく見るタイプの無料バーベキュー台を何台も見ました。

炭か木を使うバーベキュー台?も。
これは今度バーベキューをしに来なくちゃ!

他にもキャラバンパークや宿泊施設などもあるみたいですね。

ちなみに、林の方からガサゴソという音がしたら、おそらくブッシュターキーです。

この子↓

クイーンズランドの熱帯地方にもシドニーの町から外れたような所にもどこにでもいるこの鳥。

オーストラリア来たての頃、誰もいないはずの草むらの背後でガサガサ音がするので超ビビってましたが、そういう時は99%の確率でこの子が現れます(笑)

ここのターキーは人に慣れてるのか、ちょっとフレンドリーかも。

ブッシュウォーキング

さて、私の目的は草むらでまったりする事でもバーベキューでもなくて、もちろんブッシュウォーキングです!

私、エクササイズとかあまり好きじゃないんですが、歩くだけなら一日中だって歩ける (と思ってる) んです。

たまたまレーンコーブ国立公園の環境保護などのメンバーシップサイト?を見つけたのですが、そこにここで咲く季節の花が詳しく載って重宝してます。
http://www.friendsoflanecovenationalpark.org.au

Great North Walk、所要時間は6〜8時間 (片道20km) だそうですが、私は通常写真を撮りながら進むので歩くのに時間がかかります(笑) 草花系の写真は風が吹いたりピントがなかなか合わなかったりして時間を要するので特にですね。

カフェのあるエリアから向かって左側の道をひたすら歩くと、途中で普通の車道のような所に出るので一瞬「あれ?」と思うのですが、ここも国立公園の一部なのでひたすら左に。歩道がないような道路ですが、たくさんの人が普通に歩いているのを見かけました。

途中にいくつもバーベキューエリアがあって、時々お肉の焼ける良い匂いがしたりして…。

ゴミ箱もちゃんと用意されていますので、ゴミはリサイクルと仕分けしてゴミ箱へ。

ピンクのリボンが巻かれている木があったので、見るとその先にはバンクシアが。

Coast Banksia
(学名: Banksia integrifolia)

バンクシアにも色んな種類がありますが、このバンクシアはウェブサイトによると1月から6月が主な開花時期らしいので、最後の開花でしょうか。

この日、7月28日。
他の種類のバンクシアが開花する時期でもあるようですが、咲き終わって茶色くなったバンクシアもたくさんあってちょっと残念。

とりあえず、ひたすら真っ直ぐ歩いていると、いよいよブッシュウォーキングの入り口に突き当りました。

今回とにかく一番目立っていた花は、シドニーゴールドワトルで、つぼみのものもありましたが、ほとんど満開に近い状態で見とれてしまいました。

その次に目立ったのが Prickly Moses という白いワトル。

思わず「かわいい〜!」と言ってしまうくらい本当にかわいらしい💘
これ、秋から冬にかけて咲く種類だそうで、枯れて茶色くなってるのも良いアクセントになってました。

おもしろいなと思ったのは、歩いているエリアで咲いてる花の種類がかたまっているたり、開花時期が違ったりする事。あれ、あっちでは満開だったのにこっちではまだつぼみだ〜とか。

ウォーキングコースは結構うっそうとした道が多くて、人なんていなさそうな雰囲気なんですけど、たくさんの人 (ほとんど白人) にすれ違ったり追い越されたり。常に遠くから誰かが英語でしゃべってる声が聞こえてくる感じでした。

プラスチックの作り物のような手触りの木を発見。でも本物なんですよね〜。

あと、木の上にある大きな物はスズメバチの巣だそうです!歩いているといっぱい見かけました😱

それにしても、やっぱり自然ってきれいですよね。何度も「カッコい〜!」って叫んじゃいました。

この下の写真、州立美術館とかにあるような絵画の景色みたい。

昔は写真がなかったから、景色を正確に写生したんですよね。
何となく18世紀くらいにタイムスリップした気分。

↑見えにくいですかね。コカトゥーが3匹木の上で何かしてました。

もう少しもう少し、と歩くうちにお腹が空いてきたのですが、ちょうど良さそうな休憩場所を逃してしまいました。

もう我慢出来なくて、誰も通らなかったから道の途中でお弁当食べちゃった(笑)

冬の花

では、この日に見つけた花たちを紹介します。

Hairpin Banksia
(学名: Banksia spinulosa)

Heath Banksia
(学名: Banksia ericifolia)

Sydney Boronia
(学名: Boronia ledifolia)

Red five-corners
(学名: Styphelia tubiflora)

Snow wreath
(学名: Woollsia pungens)

Eggs and Bacon / Heathy Parrot Pea
(学名: Dillwynia retorta ssp. A)

不明

不明

 

ワトル色々

ワトルは色んな種類を見たので、ここにワトルだけでまとめてみました。それぞれが似てますが、少しづつ色や形が違って間違い探しみたいです。

Sydney Golden Wattle
(学名: Acacia longifolia)

Prickly Moses
(学名: Acacia ulicifolia)

Sweet-scented Wattle
(学名: Acacia suaveolens)

Flax-leafed Wattle
(学名: Acacia linifolia)

Myrtle Wattle
Acacia myrtifolia

Sydney Green Wattle
(学名: Acacia decurrens)

おわりに

やっぱり自然の中って癒されますね〜。
私は自然物にちょっと人工物を足した組み合わせが好きかも。

芸術は自然を模倣す。
(アリストテレス)

という事でブッシュウォーキングでお花散策、しばらくハマりそうです!

今度、1年単位で花のリストを作ろうかなと思ってます!

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Acknowledgement to Country

This website would like to acknowledge Gadigal peoples of the Eora nations, Aboriginal and Torres Strait Islander people, the traditional custodians of this land and pay our respects to Elders both past and present.このウェブサイトは伝統的な土地の所有者であるエオラ、ガディガルの人々を含むアボリジナルおよびトレス海峡諸島の人々、そして過去と現在の長老に敬意を表します。