シドニーにはビーチがたくさんありますが、『リトルベイビーチ (Little Bay Beach)』 は、名前の通り小さくて静かなビーチです。
岩に囲まれているため、波から守られた穏やかなビーチで、海水浴やシュノーケリングにも最適ですし、子供にも安心なロックプールもあります。
クージービーチよりもマルーブラビーチよりも南なので遠く感じるかもしれませんが、シティからエクスプレスバスに乗れば30分くらいなので、意外と近いですよ!
美しいリトルベイビーチ
リトルベイビーチではサーフィンが出来ませんが、透き通った水がきれいなビーチです。
ビーチはゴルフ場に囲まれているので、その間の細い道を通って、木の階段を降りていきます。
有名観光地のように多くの人でごったがえすようなことはそれほどないので、ゆっくりと過ごせますよ。
ビーチについての詳細はRandwick City Council のサイトで確認してください。
ビーチも素敵ですが、ビーチの両側に広がる岩場lにはユニークな色や形の岩がたくさんあり、とても表情が豊か。面白い写真がたくさん撮れます。
ということで、リトルベイビーチへ行ってみましょう!
シドニー中心部からリトルベイまでの行き方は、こちらを参考にしてください。
リトルベイビーチに行こう!
中心地である Pine Avenue を抜けてコーストチャペルまで来たら、ビーチはもうすぐそこです。
周りはゴルフ場だらけで、入ってはいけないエリアもあるので、道に沿って歩きます。
ちなみに朝は曇っていて雨が降りそうな天気だったのですが、夕方晴れたので同じ場所を撮り直してみました。
写真写りは晴れている時の方が良いのは一目瞭然!こんなに違うんですね〜。
やっぱりビーチに行くなら晴れた日!ですが、曇っててもこんなにきれいという写真もお見せしますね。
ビーチへ降りる
ビーチに行くには「こっち!」という目印が分かりやすく出ています。両側はゴルフ場なので、一般の人は立入り禁止です。
この道をまっすぐ道なりに進んでいくと、
木の階段のところまで来ました。ここを降りればビーチです!
スピアフィッシング (魚を銛や水中銃で突く獲り方) をする際の注意の看板。
リトルベイはスピアフィッシングの場所としても人気がありますが、時折死亡事故もある危険な岩場でもあります。内海は穏やかですが、その周りは激しいので注意が必要ですね。
トイレやシャワーはこの階段の途中にあります。
ビーチを歩くと砂まみれになるので、ここで流して帰りましょう。(ゴツゴツした岩も多いので、個人的にはストラップのついたサンダルが便利だと思いました)
ビーチを探索!
曇り気味なのがちょっと残念ですが、リトルベイビーチに到着‼︎
この時はライフガードさんがいました。
小さなビーチとはいえ探索する程度には広いので、北側の岩場に行ってみます。
向こう側にも小さなビーチがあるのが分かるでしょうか。
上から見たら分かりやすいと思いますが、右側がさっきいたリトルベイビーチ、そして岩を挟んで2つ小さなビーチがあります。
海藻もあちこちに
そして、興味をひくのはやっぱり岩の表情です。
面白い岩がいっぱい!
ここには面白い岩がたくさんあって、思わずたくさん写真を撮りたくなってしまいます。
あの赤いのは何だろう?と思ったら、
このエリアで6人亡くなったよ、というサインでした。うわあ…これくらい警告しないと危ないんですね。
階段があるなーと思って上がってみたら、
ゴルフ場なので立ち入り禁止でした。残念。
インパクトのあるレインボーの岩。
昔、この下にシートを敷いてパートナーとピクニックしたのを覚えています。あの時も曇ってたなあ。
この草の生い茂る岩の下に「Little Bay Tigers」と書かれているのが見えるでしょうか?
Little Bay Tigers の記事 を読むまで、私は写真は撮っていたのに文字があることすら気付いてませんでした。
1950年代後半に地元民で結成されたスピアフィッシングのグループ名で、結婚や引っ越しなどでメンバーがだんだん減っていきましたが、10年くらい活動していたそうです。
次は南側の岩場に行ってみます。
自然の造形は時に芸術的。
こんな落書きしたのは誰ですか。
分かりにくいですが、岩で囲まれたビーチの向こうは波がかなり波が激しく、常にザッパーンと水しぶきをあげています。
岩場からビーチを眺めるのもきれい
南側にあるロックプール
岩場の南側にあるロックプールは、かつてリトルベイにあったコースト病院 (後にプリンスヘンリー病院に改名) の看護師たちが、サメなどに襲われず安全に遊ぶために1905年に作られたものです。
当時、水泳や日光浴などは、看護師たちにとって大切な娯楽だったそうですよ。
しかし、今でこそリトルベイは透き通るきれいな水で知られていますが、1970年〜1980代頃になるとシドニーの人口増加に伴いマラバーから流れてくる排水によって、ぬるぬるした岩場と砂浜のある茶色いビーチになっていたこともあります。
それは1990年にマラバーに深海放出システム (Deep Ocean Outfall) が採用されてから改善されました。これはシドニーに建設された3つのうちのひとつでした。
リトルベイのビーチは小さいですが、比較的静かで、気分をリフレッシュするにはとても良いビーチです。
もともとリトルベイは、1881年に天然痘患者を隔離して治療するために利用されるようになった場所なので、プリンスヘンリー病院跡地もこのエリアのランドスケープになっています。
シドニー中心部から南東へ約14kmのところにあるリトルベイ (Little Bay) は、シュノーケリングでも人気のある美しいビーチが有名です。ですが、このエリアに西洋人が多く住むようになったきっかけは、19世紀にシドニーで天然痘が[…]
そこにはカフェなどもあるので、当時の面影が残る歴史的建造物を見ながらのんびりしても良いかもしれません。
南側には、カメイ・ボタンーベイ国立公園の入り口もあるので、ブッシュウォーキングに行くのも良いですね。
おわりに
リトルベイにはビーチとゴルフ場くらいしかありませんが、歴史も深い地域です。
シュノーケリングも楽しいでしょうし、間違いなく休日に出掛ける場所リストのひとつに入るのではないでしょうか。
リトルベイについて、もっと詳しく知りたい人は、まとめ記事もどうぞ!
クージーやマルーブラビーチよりも更に南にある『リトルベイ (Little Bay)』は、知名度としては「知る人ぞ知る」場所なのかもしれません。ミッションインポッシブル2のロケ地になったことでも知られるカメイ・ボタニーベイ国立公園があ[…]