ダーリングハーストにはおしゃれな飲食店がたくさんありますが、『ラスティラビット (Rusty Rabbit)』は、あまり目立たない裏道にポツンとあるという印象のカフェです。
実はこのカフェ、セントレナーズにもあるチェーンカフェなんです。(バーウッド店は閉店したようですが、エッピングにある 2 Bunny’s Cafe も同系列)
ダーリングハースト店は、歴史ある国立美術学校の近くにあり、このカフェがあるのもそんなサンドストーンの古い建物。
でも、それとは対照的なポップな雰囲気が良い感じにマッチしていて素敵な雰囲気で、常連さんっぽいローカルなお客さんがひっきりなしに出入りしている人気店でした。
それに、カフェで売られているオリジナルグッズもかわいいんですよ〜!
ラスティラビット・ダーリングハースト店
事前にグーグルマップで見付けて来てみた『ラスティラビット』カフェ。
オックスフォードストリートから近いとはいっても裏通りにあるので、普段なら知らずに通り過ぎていたかもしれません。
252 Forbes Street, Darlinghurst, NSW 2010
https://therustyrabbit.com.au/
月〜金 7am-3.30pm / 土・日 8am-3pm (キッチンクローズ 2.45pm)
でもよく見ると、一見歴史を感じる古い建物なのですが、黄色をベースにしたポップで派手なディスプレイがあちこちに。
個人的に、歴史的に古い建物というだけで敷居が高いイメージを持ってしまいますし、白人系のお客さんで溢れているお店にひとりで入る時は何となく躊躇してしまう傾向があります。私だけでしょうか?
ですが、今日はこのカフェに来るのが目的のひとつで出て来てるので、入ります!
ちなみに、今はもうないバーウッド店はアジア人ばかりだったという情報を聞きました。やはり同じ店でも、場所によって客層は全然変わりますよね。
雰囲気の良い店内
お店のドアを開けた瞬間「かわいいー!」と思った店内。
上の写真はお客さんがいなくなったタイミングでパッと撮ったものですが、火曜日の午前11過ぎ、まあまあの混み具合でした。(回転も早そうでしたが)
店員さんも普通にフレンドリーで良い感じ。
ここに座って外の景色や歩く人を眺めるのも楽しそうだなと思わせてくれる、窓際のカウンター席もあります。
レジがある奥の方もなかなか凝ったディスプレイでしたよー!本当に、どこに座ろうか迷ってしまいました。
食事
まずドリンクメニューですが、コーヒーは水出しコーヒーや、メルボルン発祥でシドニーではあまりあるところが少ない Magic というコーヒーもありました。
写真では見にくいので気になるならウェブサイトで確認して欲しいのですが、グリーンティーラテなんかも!
他にもフレッシュジュース、スムージーと色々あります。
でもウエイトレスさんが「先に飲み物オーダーしますか?」とすぐに聞きに来てくれたので、結局いつものフラットホワイトになったんですけどね。
おいしかったですよ〜。
ちなみに、ここのコーヒー豆を買うことも出来ます。
そしてフードメニューは、基本的にオーストラリアのカフェでよく見る定番のもの。
…の中に日本の食材が使われたものもあって、気になりました。あと Lamb Eggs は中東風らしいです。
ここのイチオシはパンケーキみたいでしたが、甘い物よりもご飯っぽいものが食べたいなあと思って、いちばん気になった Wasabi Salmon ($21) を注文してみました。
それがこちら。
ドキドキしながら食べた瞬間、ワサビの味と不思議な甘さが口に広がりました。
この甘さは何だろう?と思いながら食べているうちに、サーモンに乗っているガリがその甘さだと気づいて納得。英語でジンジャーと書かれていたのは、ガリのことだったんですね。
それに上に乗ってる黒ずんだものは、最初ドライフラワーかな?と思ったのですが、これは乾燥した海苔でした。
変わったメニューですが、おいしかったですよ。
たまたまこの近所に住んでる人に教えてもらったのですが、ここは食べ物にハズレがなくておいしいとのことです。
実際ここは料理にもこだわっているカフェのようなので、そんなことを聞くと色々食べてみたくなってしまいますよね (笑)
ウチから一番近いカフェなので、よく行きます。メニューは元々はミドルイースタン風だったのですが、段々無国籍になってる感じ。
美術学校、病院も近いのでそれっぽい人たちでいつも混んでます。 https://t.co/8oqkSHOtiQ— Hidetaka | Sydney Concierge | 🇦🇺 🗝️🏃♂️🍺 (@HidetakaTanaka) August 8, 2023
だそうですよ〜!
帰りには思わずテイクアウェイのコーヒーも買っちゃったんですが、カップもかわいくないですか⁉︎
ラスティラビットの商品
そしてこのカフェ、Emoji Collection と銘打ってオリジナルのソックスやシャツ、ブランケットなどの商品も売ってます。
カフェのオーナー情報を見る限り日本とは関係なさそうなんですが、やっぱりちょっと日本チック〜。
いつか何か買おうかなあ。
この記事を書くにあたっていろいろ調べていたら、前のカフェは2014年にオーナーが人種でバリスタの雇用を拒否したことにより問題になり潰れたようです。
で、それを機にこの『ラスティラビット』がここに1号店をオープンしたのだと。
(ソース: Forbes & Burton reopens as The Rusty Rabbit)
しかも、いち早くオンラインプラットフォームを構築していたお陰で、新型コロナウイルス蔓延の影響下でも生き延びたのだそう。
現在店舗も増えてますし、根強いファンもいるようで、コロナ以降も成功しているカフェのひとつなんですね。
おわりに
このカフェ、「今度はあれを頼んでみたいなー」と思うものが色々あったので、他の店舗も含めてまた行ってみたいなあと思ってます。
最近のシドニーは物価高騰もあり、カフェでランチも贅沢なことのように感じるようになりました。
でも、やっぱりカフェに行くのも楽しいですね!