ワインの産地で有名なハンターバレーにある町のひとつシングルトン (Singleton) には、ギネスブックにも載ったという南半球最大の日時計があります。
という事で、今回はシングルトンのワインではなく、日時計の話。
南半球の日時計は北半球とは反対回りなので、日本とは違うオーストラリアの環境をこういった物で感じてみるのも楽しいのでは⁉︎
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ビッグシングスリストから
そもそもシングルトンに寄ったのは、ここから約50kmほど北上したマッスルブルック (Muswellbrook) に用事があったからです。
パートナーが、せっかくシドニーから3時間もかけて私も一緒について来たのだからと「このエリアには何かビッグシングスはないのかい?」と聞いて来たのがきっかけ。
ビックシングスというのはオーストラリアに点在する巨大な建物で、それを訪問するのは私がワーホリの頃から10年来の趣味なのですが、この時は何も考えてなくて。
でも、こういう時の為にちゃんとブログにビッグシングスをリストアップしていたので、それが大活躍(笑) そして、シングルトンに巨大な日時計があるのに気付いたのです。
よし、これでまた制覇!
ちなみに、マッスルブルックでは Big Blue Heeler (巨大な牧羊犬) もありました。
マッスルブルックの記事
ビッグシングスのリスト
シングルトンの日時計
こちらがそのシングルトンの日時計。
The Big Sundial
Rose Point Park, Ryan Avenue, Singleton NSW 2330
長さ14.6m・高さ7.92m、重さは30トンもある巨大いな日時計は、かつて囚人が道路工事で切り出していたのと同じシングルトンの石が使用され、ダメージを防ぐ為に鋼鉄で補強されているそうです。
(Photo taken: 22.October.2019)
南極の空を指している指柱 (Gnomon) は地球に自転と並行に建っていて、その影から夏時間 (Daylight Savings) と季節を考慮して時間を割り出します。
この表を見ながら時間をプラスしたりマイナスしたり。この日は10月22日だったのでマイナス20分くらいですね。
ややこしいのが、冒頭でも書いたように南半球は太陽の動きが北半球とは逆なので日時計も通常の時計とは逆回りな事。(ちなみに現代世界標準の右回りの時計は、もともと北半球の太陽の動きが元です。)
しかも、こういう日時計って普段使っているアラビア数字ではなくてローマ数字表記な事が多いので、更に読みにくかったりするんですよね。なので、下のような表を作ってみました。
南半球の日時計早見表w
そしてこの時、午後6時半。指柱の影を見ないといけないのですが、なぜだかその写真を撮っていなくてすいません(汗)
こちらは日時計に埋め込まれていたもの。
この辺りは炭鉱産業が盛んで、この地域一帯で採れる石炭は世界中に輸出されているのですが、この日時計はそんなコミュニティの協力によって1988年にオーストラリアの白人入植200周年を記念して建てられています。
旧約聖書『創世記』第1章の“神が光を作った”という一節も。
日時計の横はとっても広い Rose Point Park が。
シングルトンの町
さて、シングルトンの町はそこそこ大きくて、レストランもそれなりにありました。人口は1万7千人くらいだそうです。
で、私たちは散々迷って、名前にインパクトのあった『Zucchini Bros』というレストランで夕食を取りました。
このお店、結構良かったので記事にしたいと思う反面、こんな小さな町のレストラン記事を書いたとしても需要あるかな〜とも思ったりもしますが、感じの良いお店でしたし、やっぱり記録を兼ねて一応別記事で書きました。
Zucchini Bros
これでこの日の記事はおしまいですね。
おわりに
ほんの1時間ほどのみの滞在だったシングルトン。またいつかここの観光記事が書けると良いな、と思います。
その時はまたこの日時計を見に行こうっと!