在住者だから知っていることも満載!シドニー中心部 (Sydney CBD) の観光や見どころ、注意点

シドニーには、ボンダイビーチやブルーマウンテンズなどの素晴らしい観光地がたくさんありますが、まずはシドニー中心部 (Sydney CBD) を見て回る人がほとんどではないでしょうか。きっとこのエリアに宿泊する人も多いですよね。

高いビルが立ち並ぶシドニー中心部は、建物などが入り組んでいて入り組んでいて分かりにくいところもありますし、どこを観光すれば良いのか迷う人もいるかkも知れません。

この記事では、詳しくない人でもイメージしやすいように、シドニー中心部に限定して、ランドマークや見どころ、注意点などをまとめました。

 

オーストラリア最大で最古の都市シドニー

Sydney CBD

歴史ある古い建物と近代的なビルが調和する都会的雰囲気のシドニー中心部は、住民や留学生、観光客など、多国籍な人たちで溢れかえってます。

2023年にはビクトリア州の州都メルボルンがシドニーの人口を上回ったことがニュースになりましたが、規模的にはやはりオーストラリア最大の都市はシドニーでしょう。 (と言っても、日本の横浜や神戸くらいの規模だと思ってください)

 

ちなみに、たまに間違える人がいますが、シドニーはオーストラリアの首都ではないですよ〜。オーストラリアの首都はキャンベラです!

 

シドニー中心部は、ワールドスクエア周辺と、QVB周辺、マーティンプレイス辺りくらいの3つに分けて考えたら分かりやすいかなあと思います。

メインストリートは、ライトレールが走る George Street です。

Sydney CBD

ここだけは、押さえておいて!

スーツを着た人も多く、ビルの合間を多国籍な人たちが行き交うシドニー中心部に初めて来た人の中には「ビルだらけ!」や「アジア人だらけ」などの感想を持つ人も多いようです。

ただ、それは中心部だからです。

実は住民にとって「シドニー」というエリアはかなりの広範囲を指し、ほとんどの人は郊外に住んでいます。

「引っ越したらハーバーブリッジから向こうは行かなくなった」というジョークがあるくらい、シドニーのコミュニティはあちこちに散らばっていますので、アジア人が少ないエリアに行きたいのなら、ノーザンビーチズなどのビーチが近いエリアなどに行ってみても良いかもしれません。もしシドニー中心部の近くが良ければ、サリーヒルズダーリングハーストなどに行けば、全然雰囲気が違いますよ!

ビルが多い都会的雰囲気が苦手でしたら、電車やバスで数十分のところにビーチブッシュ、田舎のサバーブがあります。

Eri
観光で来た人の「シドニーは⚪︎⚪︎だ!」という感想は、住民からすると「ちょっと違うな〜」と思うことも多いです。多分、栄えてるエリアがこんなに広範囲だとは思わないんだろうと予想。郊外も色んな特色があって面白いですよ。

シドニー CBD の交通

Light Rail

シドニー CBD 内にはシティサークル線の電車Central駅Museum駅St James駅Circular Quay駅Wynyard駅Town Hall駅Central駅 (もしくは逆回り) と走っていますし、2019年12月からライトレールが開通したので、かなり便利になりました。

2024年にはメトロも開通したので、郊外へ行くのも楽になっています。

もちろんバスも走っていて、いちばん大きなバス停はウィンヤードです。

運賃は、わざわざオパールカード(Opal Card)というICカードを入手しなくても、現在はクレジットカードかデビットカードがあれば支払いできます。

こちらにも詳しく書いてます

シドニー周辺はバス、電車、ライトレール、フェリーと公共交通機関が発達しているので、車がなくても何とかなります。ただ、土地勘がなかったり慣れてなかったりすると、戸惑うこともあるかもしれません。ということで、シドニー (とニュー[…]

Bus

 

 

モノレールは廃止されましたが、記憶に残っているかもしれんね。跡はまだ見つけることが出来ますよ。

飲食店

シドニー中心部にはさまざまな国や形態の飲食店がたくさんあるので、どこで何を食べるか迷ってしまうかもしれません。多すぎて全部紹介することは不可能ですが、おおまかに書いておきます。

ひとつ注意しておいて欲しいのは、飲食店の営業時間です。

多くのシドニー在住者にとって、シドニー中心部は住む場所というよりも仕事や学校のために通う場所ゆえに、ビジネス街の週末は飲食店 (特にカフェ) が開いてないことも多いです。サーキュラキーやダーリングハーバーなどの観光エリアに行けば、だいたい大丈夫でしょうが。

例外はありますが、シドニーのレストランはラストオーダーが午後9時半くらいのところが多い印象なので、そちらも確認していた方が良いかもしれません。

ショッピングセンター内・フードコート

シドニー中心部にはワールドスクエアや QVB、ウエストフィールドなど複数のショッピングセンターがあり、その中に飲食店がたくさん入っています。

フードコートも色んな場所にあり、基本的には夕方には閉まるので昼の利用にはなりますが、気軽に食事が出来るのが良いですよね。

たくさんあるので、今度リストアップしようと思います。

ストリート別でも特色が

Pepper Lunch

ワールドスクエアに近い George Street 周辺には、ペッパーランチやリーズナブルなうどんやどんぶりが食べれる Meriton のビルや、リージェントプレイスという日本人街ビルもあり、比較的日本食が多いです。

リーズナブルな日本食!

シドニーのシティに住んで長い私が、「シティ中心部で手頃な値段の日本食レストランってどこ?」と聞かれたら、まず必ずおすすめするのが Gorge Street にある『Meriton Retail Precinct』 のビル周辺です。&[…]

Meriton Retail Precinct
全面的に日本が売り

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Regent Place
ここもおすすめ!

『Momiji (もみじ)』は、シティの Pittsway Arcade 内のフードコートにある日本食のお店です。安くておいしいと評判で、よくあるナンチャッテではなく本当の日本の味が楽しめますし、店員さんは日本人なので日本語も通じま[…]

Momiji

 

George Street と並行する Pitt Street にも数多くの飲食店があり、Liverpool Street を挟んで北側は韓国系の飲食店やお店が多く、南側はタイ系の飲食店が多くなっています。(そしてタイレストラン街をさらに南へ行くと、チャイナタウンがあるヘイマーケットに出ます)

昔は Liverpool Street 西側はスパニッシュレストランが密集していましたが、数年前に減って行き、消えてしまいました (泣)

 

 

シドニー CBD 内にはブリュワリーはほぼないと言っても良いですが、パブやバーはたくさんあります。

ただし、バーは隠れ家のようなところが多く、探さないと見つからないような場所が多いです。(Clarence Street に多い印象)

 

エリアで言うと、ダーリングハーバーもおすすめです!

残念ながら2023年にダーリングハーバーのショッピングセンターはなくなってしまいましたが、気分が上がる特別感のある飲食店がたくさんあります。

イベントも多く、毎週花火も上がります。

ダーリングハーバーを北に行くとバランガルー、南に歩くとダーリングスクエアがあり、数年前に開発された新しいエリアでそこも飲食店がたくさんあるので、そこまで行っても良いかもしれません。

ショッピング

Sydney CBD QVBクイーンビクトリアビルディング (QVB)

CBD内には大きなショッピングセンターがいくつかありますが、代表的なものがワールドスクエアと QVB、そしてピットストリートモールにあるウエストフィールドでしょう。

Pitt Street Mall

QVB からそう遠くないピットストリートモールには、大きなウエストフィールド・ショッピングセンターやアーケードなどがあるので、買い物するならこの辺りが便利です。

ここから近い Castlereagh Street と King Street の交差点周辺には、ルイビトンやエルメス、シャネルなどの高級ブランドが並んでいます。

でも、もし安いお土産が買いたければ、ヘイマーケットのパディスマーケットがおすすめです。QVB辺りから歩くと遠いですが、ライトレールに乗ればすぐですよ。

 

シドニーの嬉しいところは、紀伊國屋やほんだらけなどで日本の書籍や雑貨が手に入りやすいことではないでしょうか。無印良品やユニクロなどもあります。(値段はもちろん日本の倍しますが)

Eri
Eri
シドニーはお店の入れ替わりが激しくて、建物は同じでもこの間あったお店が違うおお店に変わってるなんてことは日常茶飯事なので、情報がすぐ古くなる可能性も大きいです。大事な場所なら、事前に確認するのをおすすめします。

 

その他のランドマークや行くべき場所

シドニーは1788年にイギリス人入植が最初に始まった地域なので、歴史的な話や見どころは山ほどあります。

ありすぎるので詳しくは割愛しますが、セントメリーズ大聖堂から Macquarie Street までは「歴史ストリート」です。

セントメリーズ大聖堂

St Mary’s Cathedral

オーストラリアで最も古く大きな大聖堂で、無料で一般公開されていますので、寄ってみてください。

同じ並びには「オーストラリアン博物館」もありますし、近くには文化遺産にもなっている歴史博物館「ハイドパークバラックス」や、旧造幣局 (The Mint)、ニューサウスウェールズ州立図書館などがあります。

ハイドパーク

北と南に分かれるハイドパークは、ベンチや広い芝生があるので、シドニー民の憩いの場です。

たくさんのモニュメントも置かれていますが、南側にはアンザックメモリアルという戦争記念館もあります。

シドニータワー

Pitt Street Mall

シドニータワーには展望台や回転レストランがあるので、いかがでしょうか。

オペラハウス

Opera House

シドニーの観光といえばオペラハウスは当たり前なので、あえて最後に書きましたが、こちらは絶対に外せませんよね。

2023年に50周年を迎えたシドニーのオペラハウスは、世界文化遺産にもなっている美しい建物ですので、建物の前で記念写真を撮ったり、オペラ鑑賞をしたり、日本語でオペラハウスについて学ぶガイドツアーに参加するのもおすすめです!

6月後半から7月にかけては Vivid Sydney という光のイベントがあり、オペラハウスもライトアップされます。

 

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近くにはオーストラリア現代美術館 (MCA) がほぼ無料で見れますので、そちらも必見です。屋上のカフェも素敵ですよ。

ロイヤルボタニックガーデン

オペラハウスの東側に位置するシドニー・ロイヤルボタニックガーデンも、足を運びたいもの。

かなり広く、中にはお土産屋さんやレストラン、温室などもあります。

そして、近くには NSW州立美術館もあるので、そちらも見逃せません。出来れば、日本語ツアーの日程に合わせて行くと、オーストラリアの絵画や彫刻などの作品を通して、歴史などの理解が深まります。

おわりに

シドニー中心部に限定しておおまかな説明をしましたが、だいたいギュッと詰め込めたと思います。(足りない情報は、また別記事で書いていく予定です)

ただ、このエリアが「シティ」と呼ばれる時、チャイナタウンがあるヘイマーケットやロックスなども含まれることがあり、人によってはキングスクロスやチッペンデールなどもギリギリ「シティ」なのかもしれません。

シドニー観光の行き場所や過ごし方は色々あるので、どんなところに行きたいのか、何をしたいのか、考えてみてくださいね!

 

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Opera House
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