セントラル駅の南側に位置する近代的でおしゃれな雰囲気のチッペンデールには、学生や若い人にウケそうなカフェやバーが数多くあります。
同時に歴史あるパブも多く存在し、『オールドクレアホテル (The Old Clare Hotel)』もそのひとつです。
パブは人通りの多い Broadway と Kensington Street の角にあり、かつて『Carlton & United Breweries』のビール醸造所だった建物にまたがる62室を持つ高級ブティックホテルの一部になります。
いつも外の席でビールを飲むオージーを横目に通り過ぎていましたが、実はずっと気になっていたので、今回ついに中に入ってみました!
オールドクレアホテル
いかにも古そうなこの建物が、良い雰囲気を醸し出しています。
これを真っ直ぐ行くとセントラルパークモール・ショッピングセンター、左に曲がるとアジア屋台などがあるSpice Alley に通じるケンジントンストリートです。
1 Kensington St, Chippendale NSW 2008
https://www.theoldclarehotel.com.au/
パブ: 毎日 11.30am-
このホテル名前は、1939年にこの土地を購入してパブを建てた Margaret Moloneyさんの出身地、アイルランドのクレア州にちなんでいるそう。
2015年にチッペンデールの再開発の一環としてシンガポールや上海、ロンドンなどの国際都市にあるブティックホテルを手掛ける Unlisted Collection に引き継がれ、内装は再デザインされています。2019年には建物の改修工事で7室増えました。
オーストラリアの典型的なパブ飯のようなものも食べられるみたいですね。
でも、角の入り口は中がちょっと薄暗くて入りにくかったので、ケンジントンストリート側に回ってみました。
この時初めて気づいたのですが、隣に『TOCH Bar』というバーがあって、中で繋がっているんですね。ウェブサイトを見るとここ、午前7時から11時30分までのオープンと書いてあるので、主に宿泊客が朝ごはんを食べる場所ですかね。
今回私が行こうと思っている反対側にある『Clare Bar』は午前11時半から。屋上には屋外プールとルーフトップバーもあるみたいですよ。
では入ってみます。
オールドクレアホテルの中へ
入ってみると、想像以上にかわいくてびっくり!
歴史を感じるアイテムが素敵にディスプレイされていました。
昔の歯医者さんの椅子??この後ろの階段を上がるとルーフトップバーに着くのでしょうか。崩れたようなレンガの壁もおしゃれ。
ちなみに反対側は Carlton Street で、こちら側から入ることも出来ます。
さて、いよいよクレアバーの方へ行ってみます!
クレアバーはこんなところ
やっぱり何となく薄暗い店内ですが、おしゃれな雰囲気でした。
こんな風になっているとは外からでは想像できませんでした。モダンですが何となくレトロな雰囲気も漂う感じ。
タップビールの種類はそんなに多くはないよう。
どれもビール好きならお馴染みのものばかりですが、その中にWillie the Boatman とコラボのオールドクレアホテルのオリジナルビールが!(いちばん右)
スクーナで$10はちょっと高く感じたものの、せっかく来たのでこういうオリジナルがあると嬉しいものです。
ただちょっと、どんなビールがあるのか見てたらアジア人のおじさんが「What are you looking for?」と何度も聞いてくるので、ちょっと困ったかも… (笑) このエリアはチャイナタウンにも近いので、パブもアジア人スタッフ率も多めな気がします。
オールドクレアホテルの中に、ショップもあるみたいです。ウェブサイトから商品が確認できますが、バスローブや石鹸などが売られているよう。
おわりに
最近はブリュワリーにはひとりでも入れるようになった私ですが、古いパブは何となくまだ敷居が高い気がしてます。でもやっぱり古いパブも楽しいですね。
ルーフトップバーも気になります。