ランドウィックの『ザ・スポット (The Spot)』には魅力的な飲食店がたくさん！

シドニーのイースタンサバーブに位置するランドウィック (Randwick) には飲食店がたくさんありますが、中心部より少し南に行ったところに『ザ・スポット (The Spot)』と呼ばれる小さな飲食店エリアがあります。

観光地としては名前が挙がることはあまりありませんが、歴史あるアールデコの映画館を中心にイタリア、スペイン、フランス、ギリシャ、インド、中国、タイ、ベトナム、日本など国際色豊かでおしゃれな飲食店が並んでいて、クージービーチもわりと近いですし、デートスポットとしてもおすすめです！

そんな魅力的なザ・スポットの飲食店を紹介しますので、参考にしてみてください。

ザ・スポットに行こう！

ランドウィックの商業中心部はわりと賑やかなので、他にも飲食店が集中するエリアがあるなんて思わないかもしれません。ですが、うっかり見逃してしまってはもったいないです。

ランドウィックのライトレール乗り場 (L2) を越え、東南の方向にある『ザ・スポット』をお見逃しなく！

ちなみに、ランドウィックの商業中心地については別記事にしています。

ランドウィックの商業中心地

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『ザ・スポット』は Perouse Road と交差する St Pauls Street 周辺です。規模的には中心部ほどではありませんが、レストラン、カフェ、バー、ショップなど、雰囲気の良いお店が並んでいます。

ザ・スポットフェスティバル

毎年3月には、ここで『ザ・スポットフェスティバル (The Spot Festival)』が開催され、出店やライブ、子ども向けイベントなど盛りだくさんです。(2024年は3月24日 (日) の午後1時から8時まで)

当日の詳細はイベント開催日近くに発表されますので、興味がある人はウェブサイトを確認してください。

歴史的背景

ザ・スポットには、こんなプレートもあります。

ここは、1788年の1月から3月にかけてフランスのラ・ペルーズ遠征隊が着陸した土地であり、同時期にアーサーフィリップ率いる囚人を乗せた11隻のイギリス船団がシドニーコーブに着く前に寄っていた場所でもあります。

彼らはランドウィックの Avoca Street や Frenchmans Road、Perouse Road を通ったという説明です。オーストラリアに西洋人が入植する直前の話ですね。

つまり、この場所はオーストラリア西洋化の歴史において重要な意味を持つ場所でもあるんです。

ですが、そこまで昔に戻らなくても、ザ・スポットの象徴的な建物『リッズ・シネマ』と呼ばれる映画館でちょっとレトロな気分が味わえます。

Ritz Cinemas

1937年に建設されたリッズ・シネマは、シドニーに2軒しか残っていないアールデコの映画館のうちのひとつです。

設計したのは、ニューサウスウェールズ州で多くのアールデコ調の劇場や映画館、アパートなどを設計したことで知られるアーロン・ボロット (Aaron Bolot 1900–1989) で、80年代から90年代にかけて取り壊しの危機もありました。

しかしランドウィック市や住民の反対、それに俳優メル・ギブソンの後押しもあり、1999年にニューサウスウェルズ州の遺産に登録され、今も現役の映画館となっています。

だからと言って、この映画館が完全に当時のままというわけではなく、1997年に3つのシアターが追加され、2001年にはさらに2つ、そして2023年にもう2つのシアターも追加。将来的には屋上映画館を設計する予定だそう。

The Ritz Candy Bar & Balcony Bar

館内にはキャンディバーとバルコニーバーがあり、映画館に持ち込めるニューサウスウェルズ州のワインやビール、コーヒーやソフトドリンクなどを提供しています。ポップコーンはビーガン仕様で、ココナッツオイルとシーソルトで調理されてるそうですよ。

バルコニーバーは、平日午後5時から午後10時まで、週末は午後早くから夕方までの営業です。

月〜金の4pm-6pmはハッピーアワーで、カクテルが＄12、特定のビールやワイン、スピリッツが＄7で飲めます。(ファンクションなどが入っている時間は使えない場合もあり)

詳しくはこちらで確認してください。

さて、この映画館周辺にはおしゃれで国際色豊かな飲食店がたくさんあります。

しかも、よく調べれば調べるほど、行ってみたくなるような興味をひかれるところばっかりなんです！

夕方から営業のお店も多いですが、夜遅くまでオープンしているところが多いのは嬉しいかも。

とはいえ件数は限られているので、種類別に分けて具体的に紹介していきます。ぜひ遊びにいく時の参考にしてください。(2024年3月時点)

ザ・スポットのお店

スイーツ・カフェ

まずはケーキやジェラートを売るお店やカフェを紹介！このエリアでは、カフェでも遅くまで営業しているところが多いです。

The Sweet Spot Patisserie

こちらはギリシャのザキントス島出身のオーナー兼ヘッドシェフによる、モダンで伝統的なお菓子が売られるパティスリー兼カフェです。2007年8月のオープン以来の人気店で、ヨーロッパのスイーツや伝統的なギリシャのお菓子、特別な日のケーキなどが売られています。

色とりどりのケーキがいっぱい！

Elisa Gelato

このお店は、イタリアのボローニャの味が堪能できる本格的なジェラート屋さんです。

Gaia Gelato

こちらは2024年1月にオープンしたばかりの、イタリア・トスカーナ風ジェラート屋さんです。

Hello Randwick

こちらも遅くまでオープンしているカフェで、食事はもちろん、ケーキやジェラートなどが食べれます。

Kürtősh House

言わずと知れたシドニーで有名なハンガリー系カフェは、今やクイーンズランド州やビクトリア州にも店舗を出していますが、最初のお店はここランドウィック店でした。伝統的な煙突型のケーキや量り売りのケーキなどが楽しめます。

Four Frogs Crêperie

フランスのクレープ (ガレット) が食べれるお店では、甘い系からご飯になるセイボリー系まで様々なメニューがあります。毎月4種類のスペシャルメニューも用意しているほか、バレンタインデーや母の日、バスティーユデイなどにはさらに特別メニューも。

このお店はサーキュラキーの Gateway や、モスマン、レーンコーブにも店舗があります。

Shorty’s Randwick

Single O coffee を提供するカフェで、ビーガンやグルテンフリーメニューもあります。

バーガー・チキン

こちらも個性的なお店ばかりです！

Burger 10

受賞歴もあるハンバーガーは、アメリカ、レバノン、モロッコ、ドイツ、日本など、10カ国の味が楽しめます。スムージーやアルコールなどもあり。

Soul Burger

植物ベースのお肉などを使ったハンバーガーを提供しているお店で、グリーブ、ニュータウン、パラマッタにも店舗があります。

Wingboy

2021年にオープンしたチキンウィイング専門のレストランで、13種類の味が楽しめます。ランドウィックの他にはニュータウンやダーリングスクエアにも店舗が。

もっと詳しく

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イタリアン

いちばん数が多いイタリアンレストランも、個性豊かです。

Mammas and Papas Italian Restaurant

家族経営の本格的なイタリアンレストランでは、ピザ、パスタをはじめとする料理を提供。グルテンフリーやベジタリアン、ビーガンのオプションもあります。

Bondi Pizza

「ボンダイ」という名前のピザ屋さんですが、ボンダイには店舗がなく、ここランドウィックの他にはイーストガーデンズ、マッコーリセンター、パラマタに店舗があります。

このお店で面白いメニューは、アメリカから輸入した特別な四角いパンに食材をトッピングしたデトロイド・ディープディッシュ (Detroit Deep Dish) で、毎週木曜日には$25で食べ放題もあります。また、12歳以下の子どもは無料になる日もあるので、ウェブサイトをチェックしてみてください。

Arthur’s Pizza

ピザやパスタが食べれるレストランは、パディントン、マルーブラ、ベクスリー、グリーブ、ローズベリーにも店舗があります。予約は受け付けていないようです。

Maybe Frank

Rocks にあるカクテルバー Maybe Sammy の姉妹店であるこのお店は、受賞歴のあるイタリアンピザバーです。水曜日は全てのピザが$25、水〜日の5時から6時までのハッピーアワーは$10でカクテル、$7でビールとワインが飲めます。

近々アナンデールに2号店がオープンするとのことですよ。

Seahorse

毎日作られている新鮮なパスタやパンなどが食べれるレストランです。

Dolce Fiori by Deli de Luca

濃厚でクリーミーなリゾットからボリュームたっぷりのパスタ、おいしいシーフードなど本格的な北イタリアの料理を提供し、北イタリアの田園地帯を巡るようなロマンティックな雰囲気を演出するレストランです。

スパニッシュ・バー

Bat Country

1998年のアメリカの冒険コメディ映画『Fear and Loathing in Las Vegas』からインスピレーションを得たカフェバー兼レストランです。世界各国のレシピと豊富なアルコールを楽しめます。

The Spanish Fly

2008年のオープン以来、地元で人気の地中海のタパスやカクテルなどが楽しめるスパニッシュレストランです。

Del Punto

2019年に賞も受賞したカクテルバー ＆ レストランは、スペインのバロセロナをイメージしています。

インディアン

インド料理屋さんもありました。

Bombay Bloomers

本格的なインド料理のレストランで、伝統的なインドのスパイスを使用したムンバイの街並みを彷彿とさせる肉料理やシーフード、ベジタリアンの食事などを提供しています。

チャニーズ

Hung’s Chinese

このエリアでは唯一のチャイニーズレストランです。

タイ

Chao Praya Thai Restaurant

タイのバンコクを流れるチャオプラヤ川の名前がついたタイレストランです。

Thai Riffic

カレー、炒め物、麺、スープ、グルテンフリー、ビーガン料理などが食べれる本格的なタイ料理が食べれるレストラン。

Ummarin Thai Restaurant

こちらのタイレストランではスペシャルオファーもあるので、ウェブサイトを確認してみてください。

ベトナミーズ

La Sen

2015年にオープンしたおいしくてヘルシーなベトナム料理のレストランの名前は、ベトナムの国花で美の象徴である蓮の葉が由来しています。

ジャパニーズ

日本食レストランもありますよ〜！

KinJo Japanese Restaurant & Sushi Bar

お寿司や刺身だけではなく、たこ焼きや揚げたし豆腐などのおつまみ系から、うどん、ラーメン、どんぶりまで食べれるレストランです。

Koh Ya Japanese BBQ

1999年創業でかつてはニュートラルベイにあった日本の焼肉レストランは、現在ランドウィックで営業中です。

焼肉食べ放題の他には刺身や単品メニューもあり、ユッケやビビンバ、うどん、どんぶり、パフェや日本酒もあります。

その他

Live This

ファッションや生活雑貨などのお店です。

おわりに

グルメの町といえばニュータウンやクロウズネストなどを思い浮かべますが、ランドウィックも候補に入れても良いのではないでしょうか。

ライトレールもあり、遅くまで営業しているお店も多いのが嬉しいところです！(ですが、賑やかなシドニー中心部とは勝手が違うので、特に暗くなってからの女性のひとり歩きはお勧めしません)

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オーストラリアらくがき帳

『ガイドブックには載っていないシドニー郊外のデートスポット、ランドウィックの『ザ・スポット』』

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ランドウィック中心地はこちら

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ランドウィック全体のインフォメーション

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