日本人が多く住むオーストラリアの主要都市には、無料の日本語情報誌 (フリーペーパー) が発行されています。
最近はインターネットの普及で廃刊、休刊になった雑誌も増えてきましたが、レストラン情報、イベント、ワークショップ、豆知識、お得なクーポンなどがついていることもあり便利ですし、PDFで読めたり、日本語マップがダウンロード出来るウェブサイトがあったりもします。
情報収集の一部として利用してみてはいかがでしょうか。
オーストラリアで日本語情報を得るには
紙媒体の日本語情報誌は、日本食レストランや日本のエージェント、日本の食料品店などに置いていることが多いです。
また、冒頭でも書きましたが、インターネットから読めるものもあるので、他州や国外からも現地の情報収集が出来ます。
ちなみに、オーストラリアの生活情報が載っている有名な日本語ウェブサイトは、
- JAMS.TV (https://www.jams.tv/)
- 日豪プレス (https://nichigopress.jp/)
です。Facebook のコミュニティから情報収集する人も多いようですよ。
また、これらのウェブサイトではオーストラリアに関するニュースも日本語で知ることができるので、重宝するのではないかと思います。(ビザなど重要なことは英語で一次情報を読んでください)
オーストラリアのニュースといえば、SBS 日本語放送 (https://www.sbs.com.au/language/japanese/ja) もおすすめです。ポッドキャストなどに入れておくと便利ですね。
あと、日本人のボランティアスタッフによって運営されている生活や観光情報提供サイト ATCITY (http://www.atcity.info/index.php) も参考になるかと思います。
では、日本語情報誌はどんなものがあるのか紹介します。

※ クイーンズランド版は2019年で終了しましたが、バックナンバーはウェブサイトで読めます。
https://nichigopress.jp/backnumber/nichigopress/

シドニー
やはり人口の多いシドニーが、いちばん日本語情報誌が多いです。

https://cheers.com.au/

https://japaralia.com/

https://move.nichigopress.jp/

https://www.jams.tv/author/domo_sydney
※ 日本のスポニチと提携して毎週金曜に発行されていた JENTA は数年前に廃刊になりました。
メルボルン
メルボルンの日本語情報誌はこちら。
クイーンズランド州
以前はブリスベン・ゴールドコーストの情報を提供する The Southern Cross Times や Bagguse という月刊誌があったのですが、現在は廃刊になっています。日豪プレスの発行していたクイーンズランド州版、ゴールドコーストのローカル情報や割引クーポンなどが満載だった年2回発行ミニ冊子レッツゴーも無くなりました。
パース
西オースト州パースの日本語情報誌はかつて数冊ありましたが、現在はウェブサイトのみになっています。
1998年から発行されていたA4の月刊誌は、2020年3月をもって休刊との発表がありました。ですが、デジタル媒体での情報提供は続いています。また、パースの日本語情報マップも引き続きダウンロードできますので、利用してみてください。
http://theperthexpress.com.au/
こちらの月刊日本語情報誌も、2015年7月号が最後のようです。ウェブサイトにも様々なクラシファイド情報が記載されていますが、あまり動いていない印象はあります。
http://www.janews.com.au/
南オーストラリア州 (アデレード)
かつてU遊アデレードという雑誌が存在していましたが、現在は紙媒体の日本語情報誌はないようです。
タスマニア州 (ホバート)
もともとホバートの日本語の情報は少なかったので、探してもこれくらいでした。
ダーウィン
ダーウィンも日本語情報が少ないですが、日本語のウェブサイトが複数あったのでリンクを紹介します。
変わっていく情報収集方法
上記は2019年にツイッターで取ったアンケートで、46人の人に答えてもらいました。
当時、個人的には「思ったより読む人いるんだなあ」という印象を持ちましたが、2020年3月に新型コロナウィルスパンデミックにより国境を閉じたりロックダウンを実地したりしたオーストラリアでは、2023年現在にはもはや日本語情報誌の存在を知らない人も増えたのではないかと推測します。
この記事をまとめている私自身は2006年からオーストラリアにいるのですが、その頃はインターネットもお金がかかりましたから、こういう紙の情報を一生懸命読んだものです。
でも最近ではスマートフォンやインターネットの普及によりガイドブックを持ってくる人も少なくなり、情報収集の仕方もかなり変わって来ました。
今の主な情報源はツイッター、インスタグラム、フェイスブックなどでしょうか。
観光情報に関しては、私は今でもガイドブックを使うのがいちばん把握しやすいと思っているので利用してますが (日・英両方、紙も電子書籍も)、現地のビジターインフォメーションでの情報収集もとても有益だと思ってます。
ですが、ビジターインフォメーションセンターも紙の地図をもらえるところが減りましたね。グーグルマップがありますから。
おわりに
正直にいうと、オーストラリアは英語圏なので英語で情報収集した方が日本語の倍の情報が入手出来ますし、正確で早いです。ですから、翻訳機能を使ってでも訳すのも大事だと思います。
ですが、日本人によって日本語で見やすくまとめらえた情報は痒い所に手が届くような感覚があり、やはり重宝します。
状況によって上手く使い分けていくと良さそうです。