オーストラリアの代表的スイーツ、メレンゲの甘い焼き菓子『パブロバ』

砂糖のたっぷり入った甘いふわふわのメレンゲケーキ、パブロバ (Pavlova) は、オーストラリアやニュージーランドの代表的なスイーツとして知られています。

しっかり卵の白身を泡立てて焼いたパブロバの上には、クリームやベリー系のフルーツが乗せられているのが一般的です。

そんなパブロバについて紹介します!

パブロバってどんなお菓子?

Pavlova

パブロバは外はサクサク、中はしっとりの甘いメレンゲの焼き菓子で、オーストラリアのカフェやベーカリーでよく売られています。

お店によって見た目やトッピングなどは違いますが、ベリー系が多いです。甘いパブロバには甘酸っぱいフルーツがよく合いますからね。

基本的にオーストラリアのケーキは日本人には甘すぎる事が多く、このパブロバもお店によっては死ぬほど甘い事もありますが、一度この食感にハマるとクセになります。

スーパーマーケットでもパブロバが買える!

Pavlova

そんなオーストラリアのスーパーマーケットでは、パブロバを自宅で作れるようなセットも売られています。

ベーカリーコーナーにはパブロバの土台が売られているので、自分でトッピングするだけで簡単にパブロバが出来上がりますし、 “パブロバマジック” というパブロバを作るパッケージセットはお土産にも良さそうです。

でも実は、コツさえ分かれば自宅でも簡単に作れるので、興味があれば日本でも作ってみてください。

パブロバの発祥国はどこだ⁉︎という論争

Pavlova

さて、そんなオーストラリアで大人気のパブロバですが、実はオーストラリアとニュージーランドの間で長い間どちらの発祥のお菓子なのかが議論されています。私も実際「これはうちの国のお菓子だ!」と主張している人たちを何度か目にした事があり、オーストラリア人もニュージーランド人も譲りたくないようです。

パブロバの由来はロシアのバレリーナ

(Anna Pavlova in the Fokine/Saint-Saëns The Dying Swan, Saint Petersburg, 1905 https://en.m.wikipedia.org)

“パブロバ” という名前の由来は、1926年にオーストラリアとニュージーランドにツアーで来たロシアのバレリーナAnna Pavlovaで、バレリーナのパブロバが両国に来た年に彼女を記念してどちらの国でもパブロバというデザートが作られたという記録が残っています。

しかし記録のみで、現在食べられているパブロバのケーキは、いつ誰が発案したのが最初なのか、はっきりとは分かっていません。

一番古い記録?

パブロバというお菓子の最初の記録は、1926年に Davis Gelatine社がカナダやイギリスなどのレシピなど各国のお菓子を集めた本 “Davis Dainty Dishes” の第5版に載っているレシピだそう。

でも調べていると、これはオーストラリアが出したレシピと書いているサイトもあれば、ニュージーランドのレシピと書いているサイトもあって混乱させられました。

ただ、このレシピの写真を見ると今のようなパブロバではなくて、オレンジジュース・ミルク・グリーンコーディアルをゼラチンで固めた3色ゼリーのレシピなので、現在のパブロバの原型ではなさそうです。

なので、これをパブロバの一番古い記録に入れて良いのかどうかは分かりませんが、一応そういう事になっています。

ニュージーランドの主張

New Zealand

ニュージーランドの伝統料理を研究しているニュージーランドオタゴ大学の Helen Leach によると、もともとあったニュージーランドの家庭料理がパブロバの原型ではないかと述べています。『The Pavlova Story: A Slice of New Zealand’s Culinary History』という著書の中で、ニュージーランドの料理本に少なくとも19のパブロバのレシピを見つける事が出来ると言うのです。

しかし、オーストラリアの主張も負けていません。

オーストラリアの主張

Australia

オーストラリアでは、1935年に西オーストラリア州パースの Esplanade Hotel のシェフ、Bert Sachse が現在のパブロバのレシピを作ったと信じている人が多いです。

1935年と書かれているのは記述ミスで、本当はもっと早かったのではないかと言い出す人までいるようですが、それはちょっとこじ付け過ぎでは?という気もしますね。

おそらく、この論争は永遠に続くのではないでしょうか。

おわりに

まあ色々と論争もありますが、それだけオーストラリアにとってもニュージーランドにとっても昔から親しまれている伝統的なお菓子なので、愛着のあるのは間違いないですね!