バタフライピー (Butterfly Pea) というお茶は真っ青ですごい色なのですが、天然で出る色です。最近シドニーのおしゃれカフェやタイ系のレストランなどでちらほら見掛けるようになって来ました。
このお茶、どうやらタイなど東南アジアの方でよく飲まれているお茶らしく、見た目が派手でフォトジェニックですが、アンチエイジングやむくみなど、色々と良い効果が期待出来るんだそうです。
そんな興味深いバタフライピーについて、色々と調べてみました!
真っ青なバタフライピーのお茶
私が初めてこのお茶を知ったのは、シドニーのタイタウンにある日系カフェでした。今はもうなくなっちゃいましたけどね。
味はこの派手な見た目に反してわりと普通でしたが、なんてきれいな色が出るんだろう…と見てるだけで楽しくなりました。
しかも…、
この青いお茶にレモン汁を垂らすとピンク色になるんですよ!かわいくないですか?
写真は熱いお茶ですが、アイスでもいけるらしいのでレモネードかなんかと混ぜでグラデーションにしてもおしゃれですよね。お客さんが来た時に出したらウケそう。
そもそもバタフライピーって何?
バタフライピー (Butterfly Pea / 学名: Clitoria Ternatea) は、赤道付近のアジアの国々に生息するマメ科の植物で、主な原産国はタイだそうです。そう、バタフライピーの “ピー (Pea)” は、マメの事。チョウマメ (蝶豆) という和名は、そのまんまですね (笑)
他にも Asian pigeonwings、Bluebellvine、Blue pea、Cordofan pea、Darwin pea など色んな別名があるそうで、オーストラリアにも咲いているみたいですよ。
この花は飲み物だけではなく、食べ物の色付け、染料、それからアーユルヴェーダや伝統的なアジア医学で使用されているのだそうです。
食べ物だと、マレーシアの青いご飯ナシクラブ (Nasi Kerabu) やニョニャ料理 (プラナカン料理) のプルットタイタイ (Pulut Tai Tai) などが有名みたいですね。舌を噛みそうな名前ですが、ちょっと作ってみたいかも。
味はどんな感じ?
見た目からギョとする人がいるかもしれませんが、お茶自体はあっさりした普通のお茶という感じです。なので他のハーブティとも相性が良く、ブレンドティーとして売られる事もあります。
どんな効果が期待出来る?
バタフライピーを青くさせているのはアントシアニン (Anthocyanins) というポリフェノールの一種で、ブルーベリーや紫キャベツなど青〜紫の野菜などに含まれている事で知られています。
このアントシアンには抗酸化作用があり、アンチエイジングだけではなく、シミ、くすみ、美髪、冷え、むくみ、冷え、眼精疲労、ストレス、利尿、記憶力向上など様々な効果を期待出来るとの事です。
バタフライピーを買う
じゃあ、バタフライピーはどこで買えるんでしょう?
日本だったらアマゾンなどのオンラインが主になるのではないかと思います。
オーストラリアなら国産のものもありそうだなあ…と思って探したらありました!
どこもだいたいタイで育てられた花をオーストラリアで加工するスタイルみたいです。
My Blue Tea
オンラインでも買えますが、取り扱っているお店も多いようなので、直接買いに行きたい人はここからチェックしてみてください。
創設者がマレーシアの人らしくて、ニュージーランド、マレーシア、アメリカなどでも売っているお店があるみたいですよ。
Tea Tonic の Blue Magic
あと、 IGA に売ってる『Tea Tonic』シリーズにもバタフライピーのお茶売ってます。これはカモミールやバラの花なども一緒に入ってますけど。
私は色々な味が1個ずつ入っているボックスが気に入っていて、バタフライピーもこれに入ってました。
乾燥した花も良いですが、これだとティーバックなので楽ですよね。
【追加情報】The Tea Centre の Bohemian Blue
なんとこの記事を書いた後、ゴールドコースト在住の Ruiさん (@rui_monologue) が The Tea Centre で売っているのを見付けたそう。
The Tea Centre の Bohemian Blue ですよ!
このお店はクイーンズランド州とニューサウスウェルズ州にしかないのですが、家からものすごく近いショッピングセンターに入っていたので、私もすぐ買いに行きました。
乾燥した生姜がピリっと効いていて、消化や新陳代謝を促す効果が見込めるとの事ですが、ハチミツを入れたら風邪にも効果を発揮しそうです。乾燥した花ひとつでも、かなり青い色が出ますよ!
ちょうど母の日も近いですし、カフェインも入ってないこのお茶はギフトにもぴったりです。本当に Ruiさんに感謝!
Wild Hibiscus Flower.Co の Blue-Tea
先日、たまたま高級雑貨ショップ Peter’s of Kensington で、何もブレンドされてないバタフライピーだけのティーパックを見付けました!
この会社はオーストラリアだけではなくタイやマレーシアに農場を持っているそうで、バタフライピーの花はタイで生産したものをオーストラリアで加工しています。
ニューサウスウェルズ州の農場ではアボリジナルのネイティブフードであるブッシュタッカーも育てていて、57カ国に輸出しているそうですよ。
アレンジ
バタフライピーティーはお湯につけるとあっという間に青い色が出るので、「あー青くなってきた」と思っていると、すぐに濃い青に。
ティーパックだと2〜3杯は余裕、乾燥した花だと1〜2こ入っていれば十分だと思われます。
牛乳入れてミルクティーにしてもきれいです。
ただ、もしレモンをもし入れたなら牛乳が分離してしまうので避けてくださいね💦
ネットで検索したら、素敵なレシピが山ほど出てきますし、伝統的な青いご飯もいつか作ってみたいと思います。
おわりに
見た目がきれいで体にも良さそうなバタフライピーティーは、普段のお茶に、パーティに、色んなシーンで活躍しそうですね。
お試しを〜!
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