オーストラリアに来たら実感すると思うのですが、日差しが本当に強いです!
日本みたいに湿度がなく乾燥しているので、日陰に入るとびっくりするくらい涼しいですが、太陽の日差しはまるで皮膚に刺さるよう。肌がジリジリといってる音まで聞こえそうなくらいです。
毎年誰かしら日焼けしすぎて泣いている
以前日焼け止めについて書きましたが、実はつい最近になって私も今更ですがやってしまいました。1日で肌を露出していた部分が赤く腫れ、3日めには皮がむけ出して、最終的には真っ黒に。
真夏の炎天下を数時間歩いたせいですが、冬や曇天でも紫外線は強いので油断は禁物です。
この間こそ真っ赤に日焼けして痛がってるワーホリの子に
「あ〜あ、ダメだよ〜。オーストラリアの日差しは日本よりもかなり強いんだから、最低でも日焼け止めは塗っておかないと〜!」
って言ったばかりなのに、まさかの自分がやってしまうなんて…。
まあ今回はこの記事を書くきっかけとなったので良しとして、次回は気を付けます!
という事で日焼け止めについての詳しい内容は、こちらをご覧ください。
→ 日本とオーストラリアの日焼け止め
そして日焼けで済めば良いですが、皮膚ガンのリスクもある事は忘れないでくださいね。
皮膚ガンの発症率が世界一
まずオーストラリアの紫外線は、日本の5倍〜7倍強いと言われています。
オーストラリア上空のオゾン層が近年薄くなっていたり破けていたりしていると言うのは有名ですが、太陽光からの有害な紫外線をある程度カットして地表に届けてくれているオゾン層は、もしなければ人類が地球上に存在出来ないほど重要なものです。
この間オーストラリアのニュースで「日焼け止めを子供に塗らない親は虐待と同じだ!」と注意を呼びかけてましたが、本当にその通りだと思います。
大人が肌を焼く時も、日焼け止めを塗りながら焼くなど何らかの紫外線対策が必要です。
3人に2人は70歳で皮膚ガンと診断されるほど、発症率が世界で一番高いオーストラリア。
実際に皮膚ガンの手術をしたという人の話を聞くことも珍しくありません。
皮膚ガンの兆しはメラノーマ(悪性黒色腫)と言う黒いホクロのようなものから発見される事があります。
初期だと一見普通のホクロのように見えて見分けるのは難しいらしいのですが、リンパ節などに転移して大ごとになったり命を落とす人も多いので、早期発見・早期治療がとても大切です。
基本的に高齢になるにつれて発生率は高くなるのですが、成人後に出来たホクロが数年の間に色や形、大きさ等が変化してきたら要注意です。
「表面はほんの小さな黒い点だったけど、周りの皮膚をかなりえぐったのよ。うちの庭にプールはあるけどもう泳ぎたくないの。No more!」
と、昔住んでいたシェアハウスのオーナーだったおばあちゃんの話が印象的でした。
Sun Smart Program
オーストラリアの皮膚ガン発症率の多さの理由は紫外線の量もありますが、人種と生活スタイルも影響しています。
アジアに比べて白人の肌はメラニン色素が少ない為に紫外線耐性が弱く、アジア人と比較するとリスクが何十倍もあるので、日差しの強い国で太陽を浴びる事が好きなオーストラリア人は必然的に皮膚ガンの率が上がってしまうのです。(だからと言ってアジア人が全くない訳ではないですが。)
だから、これもアジア人に当てはまるのかは分かりませんが、小さい頃の紫外線を浴びる量で大人になってからの皮膚ガンのリスクが変わると言われており、オーストラリアでは1980年代から国を挙げてSun Smart プログラムを実施しています。
Slip! Slop! Slap! というスローガンのもとにビクトリア州から始まったこのプログラムは、現在更にSeek! Slide!も追加されて各州のCancer Councilsによって運営されています。
Slip on a shirt 長袖のシャツを着よう
Slop on the 30+ sunscreen 30+の日焼け止めを塗ろう
Slap on a hat 帽子をかぶろう
Seek shade or shelter 日陰を探そう
Slide on some sunnies 適度に日光浴もしよう
という意味です。
結構徹底されているようで、帽子をかぶらないと外で遊ばせないなどの対応をする学校も少なくないみたいです。
う〜ん…、でも私全然守ってないような気が…。
帽子とサングラスが死ぬほど似合わないので、あまり身に付けたくないんですよ〜(>_<)って、そういう問題ではないですけどね。でもやっぱり私は苦手…。
それにしても、肌を小麦色に焼きたい人は後を絶ちませんね。
肌が黒いと健康的に見えてセクシーだから、という理由の人が多いみたいですが、寒い国から来た人たちは自国に帰った時にこんがり焼けた肌を自慢するんでしょう。
とか言って私も黒かった!
まあね〜、でも気持ちはすごくよく分かります!
私なんて、二十代の頃はこんがりを通り越して黒人みたいになりたかった時代がありましたからね。
でも私の肌は黒くならずに赤くなって定着しないタイプで(こういう肌が紫外線による皮膚ガンになりやすいタイプだそうです)、日本の夏に毎週海に行ったくらいでは全く黒くなりませんでした。
日差しの強いオーストラリアのケアンズなら焼けるかな?と期待して、事あるごとにサンオイルを塗って歩いてましたが、なにせほとんどシティで働いてばかりの毎日。
数カ月後、サンオイルを塗り続けた私と、常に日焼け止めを塗ってた友人の肌の色を比べたらほとんど同じ黒さでした(笑) 何だよ〜!
ところが、ファームに行ってから状況は変わります。
最初に行ったファームは工場内でパッキング作業だったにも関わらず、肌があっという間に真っ黒になりました。(ちなみにこのファームでは日焼け止めは供給されてました。)
ケアンズよりも赤道に近く、しかも真夏だったのが良かったんでしょうか。
ここでは、たまに長袖に帽子をかぶって完全防備している女の子はいましたが、基本男女黒い人が多かったかもしれません。
その後調子に乗って、ファームも3つ目になって来ると半袖とかキャミのストラップ跡の日焼けが付かないように、チュートップなどの肩ひもがない服でピッキングしてました(^_^;)あ、もちろん日焼け止めは塗ってましたよ。
その成果あって、背中はアボリジニーかインド人並みに焼けてひとまず満足。
でも顔だけ何故か焼けてなかった!
考えられる原因は、オーストラリアで買った金箔入りプラセンタのジェル状化粧水に美白効果があったという事だけ。それしか考えられません。
ちなみに普通プラセンタと言うと豚などの骨盤から取るそうなんですが、オーストラリアのものは羊から取ってると、お土産屋さんが言ってました。アンチエイジングの為に使用してたんですが、ちゃんと美白効果も効いていたんですね!
これがそのジェル状化粧水。おみやげ屋さんなどで売ってます
その後、私はシドニーに移動。シティはビルが多くて日陰ばかりな上にレストランで働き始めたので、ほとんど室内の生活。2〜3カ月くらいで白く戻ってしまいました。それ以来焼いてません。
“かつて真っ黒だった” という経験が出来たので、もう満足したのかもしれないです。日焼けはシミやシワの大敵でもありますしね!まあ、だから焼きたい人の気持ちは良く分かるのです。
でも今回10年ぶりくらいに長時間の直射日光に当たってしまい、すっかり日焼け対策の準備のこと自体を忘れてました💦 それで前回の日焼け止めクリームの事を含めて、日焼けについて書こうと思ったんです。
日焼けあるある?
ところでいつも思うんですが、何で肌が白い人に限ってこんなに焼けちゃった〜と見せてくるけど真っ白で、真っ黒な人に限って白くなった〜と見せてくるけど真っ黒なんでしょう?(笑)
そんな経験ないですか?私は何度もあります。
昔、ブリスベンのバックパッカーズホテルに滞在してた時に会った色の白い日本人の女の子が私に
「私、もうこんなに焼けちゃって〜!」
と腕を見せて来たんですけど、ファームにいた人たちに比べたら真っ白も真っ白、本当に真っ白でコメントに困りました。
「え、う〜ん…、私の肌に比べればまだまだ白いし…」
と言う私に
「えー!そんなのまだまだ大丈夫だよ〜、私に比べれば〜!ほらあ!」
と譲らないし。
確かに私は顔だけ白かったので、ジャケット等を羽織ってたらそんなに黒さは目立ちませんでしたが、明らかに私の方が彼女よりは黒かったのですが…(⌒-⌒; ) まあ、それはどうでも良い話ですよね(笑)
とにかく今回も適度に日焼け対策はしましょうね、と言う話でした!