先日ふとスマホを見たら、変な番号からの着信履歴が残ってました。
+216? はて…。
国際番号を調べたらチュニジアの番号でした。うーん、これは怪し過ぎる…。
更に調べていくと、どうやらこれは「ワン切り詐欺」という、かけ直すと法外な金額を自動的にチャージされるやつかもしれないという事が分かりました。怖〜‼︎
なのでみなさん、知らない番号の国際電話がかかって来ても、絶対に取ったりかけ直したりしちゃダメですよ!
ワン切り詐欺って⁉︎
海外から見覚えのない番号の着信はワン切り詐欺の可能性が高いので、無視しましょう。
時には何十件もの不在着信がある場合もあるそうで、ついかけ直したりしてしまいがちな人も多いようですが、かけ直すと法外なレートに繋がって後から高額請求されるかもしれないので気を付けてください。
これは2018年あたりから世界中で増えている詐欺で、オーストラリアも例外ではありません。
懸賞が当たったのでしばらくそのまま待つように言われたり、音楽を流されたり、星占いをしたり、とにかく様々なパターンで出来るだけ長く通話させようとします。
しかも、ワン切り詐欺は英語でも Wangiri call とか Wangiri Scam とか言われているんですね…。
‘Wangiri’ is a Japanese term which roughly means ‘one (ring) and cut’.
Missed call scam – Do Not Call Registerより
そして、ひとつの番号をブロックしても、微妙に違うたくさんの番号があるのでキリがないようです。
あーなるほど、今回私は2回かかって来てますが、確かにちょっと番号が違います。このやり方、私のブログに来る大量のスパムメッセージも同じで、内容が同じなのに全部アドレスが違うのでブロックリストに登録しきれないですからね。
まあブログ経由の場合は対策は簡単で、怪しいメッセージは勝手にスパムボックスに入るように設定してるので、チェックしない限り私の目に触れる事はありませんが。
そもそも知らない番号からの電話は怖い
私は基本的に、国内であっても知らない番号から電話がかかって来ても出ません。というのも、保険の勧誘やよく分からない企業からのセールス電話が多過ぎるからです。
オーストラリアでもオレオレ詐欺がある
昔、私がまだ知らない番号でも電話に出ていた頃、アクセントの強い英語でオレオレ詐欺も受けた事があります。
「久しぶりー、オレだけど元気?」と言われて一瞬あの人かな?と信じかけたのですが、「今日は君のためにプレゼントを用意したから会える?」みたいに言い出して、おかしいなと。
それですぐ電話を切ったものの、最初に愛想良く対応してしまったせいか何度もかかってくるようになったので、うちのパートナーに出てもらいました。
パートナーが「Hello?」と言っただけですぐガチャっと切られて、もう二度とかかって来なくなりましたけどね。
最近でも日本語で「オレオレ詐欺 オーストラリア」とかで検索しても、色んなケースの報告が出てくるので、気になる人は調べてみると良いと思います。
どの国からかかってくる?
2018年のイギリスの記事によると、ワン切り詐欺の電話はモーリタニア、リベリア、コモロ、チャドなどのアフリカの国や、クック諸島やナウルのような小さな国などからかかってくる事が多いそうですが、スイスの電話番号の場合もあり発展途上国とは限らないようです。
なので、やっぱり見知らぬ番号からの国際電話は出ないようにするのが賢明です。
(参考: Web results What Is a Wangiri or “One Ring” Phone Scam? )
詐欺に合わない対策は?
そんな詐欺に遭わないための対策は以下の通りです。
- 知り合いの連絡先は登録しておく
基本ですが、知り合いか知らない人かをちゃんと見分けられるように、携帯電話の連絡先リストはこまめに登録しておくのが賢明ですね。 - 怪しい番号はブロックする
- 留守電やTEXTメッセージで対応
留守番電話の設定をしておけば、知らない番号の電話に出なくて済みます。どうしても重要な用事があれば、メッセージを残してくれるでしょうから、かけ直すべき電話かどうか分かります。私が個人で仕事の集客していた時は、電話に出れない事が多いという体で、電話ではなくテキストメッセージで連絡してもらうようにお願いしていました。 - 番号をググって確認
掛かってきた電話番号をグーグルで検索してみると、誰かが詐欺だとか保険の勧誘だとか、情報を書いてくれている事があります。 - 電話番号の変更
何度も変な電話がかかって来て酷い場合はデータの流出の可能性もあるので、最終手段として電話番号を変えるのが手っ取り早いケースもあるかもしれません。
セキュリティが甘くて、自分の情報がインターネットに流出しているケースも多いのだとか。え、怖いですね…。
万が一高額請求された時は、電話会社に相談してみてください。オーストラリア政府機関 ACCC (Australian Competition and Consumer Commission) に報告する事も推奨されています。
ワン切り詐欺とはちょっと違いますが、ACCC のウェブサイトを読むと最近ではオンラインショッピング詐欺が横行しているようです。今年はすでに12,000件を超える被害者がいるそう。うわあ…。
他にも色んな詐欺に手口が載っていますので、ウェブサイトを読んでみてください。
おわりに
国際電話に限らず、詐欺って多くないですか?
Email で私はアンドロイドユーザーなのにも関わらず iPhone の偽請求が来たり、このブログ経由で「このブログをハッキングしたから、個人情報をバラされたくなかったらビットコインを払え」とメッセージが来たり。まあ、ガン無視ですが。
それにしても、かけ直すだけで高額請求はうっとおしいですね。本当に気をつけて下さい。