19世紀のイギリスを彷彿させる人気の英国パブ『デューク・オブ・クラレンス (Duke of Clarence)』

シドニー中心部の隠れ家のような場所にあるデューク・オブ・クラレンス (Duke of Clarence)は、19世紀のイギリスをコンセプトにした本格的な英国パブです。

ビクトリア朝時代を彷彿させる100年以上前の家具や素材に囲まれた空間の中で、イギリスの伝統料理やお酒を味わってみてください。

そこには他のパブとはひと味違う面白さがあります。

 

隠れ家のような場所にある英国パブ

Duke of Clarence

友人と待ち合わせしたのは7月初めの金曜日、パブがオープンする午後12時でした。

でも、グーグルマップを辿ってここまで来たものの、肝心のパブはどこ…?

クラレンスストリートを行ったり来たりしていて、ハッと気付きました。

Duke of Clarence

「そうか、この中だ!」

よく見たら、ちゃんと看板が出てるじゃないですか。

そうそう、シドニーはこういう隠れ家みたいな飲食店も多いんですよね。

Duke of Clarence

ということで、ここを通過します!

Duke of Clarence

お目当ての英国パブに到着‼︎

The Duke of Clarence
Laneway, 152 – 156 Clarence Street, Sydney NSW 2000
https://thedukeofclarence.com/
月〜水 12pm-12am / 木 12pm–1am / 金・土 12pm–2am / 日 12–9pm

 

お店の前に下がる人物の描かれた看板は、この店名にもなっているクラレンス公 (Duke of Clarence) です。

Duke of Clarence

クラレンス公とは、1830年〜1837年にイギリス国王だったウィリアム4世 (William IV / William Henry) のことなのですが、実はこのクラレンスストリートの名前の由来にもなっています。

クラレンスストリートにあるのでこういう店名なのかと思いきや、逆でしたね。

店内へ

Duke of Clarence

19世紀半ばの英国パブを再現した店内は、どこか懐かしさを感じるシックな雰囲気で、奥には暖炉まであります。

Duke of Clarence

たくさんの酒ボトルが並ぶバーのカウンターもレトロで特徴的です。

※ 注文はテーブルにQRコードもありますが、載っていないお酒もあったのでメニューをもらった方が良いかもしれません。

Duke of Clarence

お店に入るとすぐにスタッフさんが予約かウォークインか聞いてきたので、私たちは予約していないと答えます。

最初は適当に手前のテーブルに座っていた私たちですが、オープンしてすぐだというのに店内はあっという間にお客さんでいっぱいになり、席のセッティングをしないといけなくなったスタッフさんに移動をお願いされました。

Duke of Clarence

案内されたのは、店内の奥にある微妙に個室のようになっているところ。

…ですが、またお客さんが増えたようで、最終的に暖炉の前に移動になりました。

Duke of Clarence

スタッフさんは丁寧に対応してくれて、かえって良い席に座れることになったので私たちは良かったんですけど、すごく人気があるパブなんですね。

食事が終わって出ようと思ったら、新規で入ってきたおじさんが「この席空いたんだね、ありがとう!」と喜んでいたくらいには混んでました。

気になる飲み物がたくさん!

Duke of Clarence

それにしてもここには、気になる飲み物がたくさんありますね~。

イギリスの伝統的なカスクエール (炭酸ガスを使用しない樽ビール) やヨーロッパのワイン、19世紀当時の材料をロータリーエバポレーターで蒸留して作ったカクテルなどもあるそう。

Duke of Clarence

寒い南半球の7月なので、今回は暖かいカクテルの気分。

モルドワイン (ホットワイン)アイリッシュコーヒー、私はどちらも大好きなので、究極の選択です。

Duke of Clarence

ということで、私がアイリッシュコーヒー、友人がモルドワインを注文しました。

ああ、アイリッシュコーヒーおいしい〜‼︎ これを飲むために毎週ここに通いたい (笑)

Duke of Clarence

ちなみに、モルドワインのカップをよく見ると、若き日とお歳を召した頃のエリザベス女王が‼︎ 凝ってますね〜!

Duke of Clarence

そして、私たちはボイラーメーカーというビールと蒸留酒を組み合わせた飲み物も、とても気になりました。

調べてみると、アメリカ生まれのカクテルなんだそうですよ。

Duke of Clarence

なので、このパブにもう一度来た時には、ボイラーメーカーを注文してみました。

私が写真手前の Sydney Beer Co. Lager と Basil Hayden の組み合わせ、友人は Young Henry’s Motorcycle Oil と Bruichladdich ‘Port Charlotte’ の組み合わせ。

ビールに蒸留酒を入れて飲むんですが、なかなか斬新でおいしいと思いました。

友人の蒸留酒は癖がありましたが、黒ビールとよく合ってる感じ。というか、モーターサイクルオイルというネーミングセンス好き。

 

ランチもおいしかったですよ。

というか実は、クリスマス・イン・ジュライのメニューを注文したかったのですが、ちょっと早すぎたみたいです。「そのメニューは明日から」と言われてしまいました。

イギリス風の食事を!

Duke of Clarence

ということで友人は Fish & Chips $30、私は Beetroot & Lentil Burger $26というのを注文。

Duke of Clarence

ビートルートとレンズ豆の入ったベジタリアンバーガー、おいしかったです。

 

そして、その2週間後の金曜日には、ちゃんと予約を取ってクリスマスメニューを頼みました。

Duke of Clarence

この時通されたのは丸いテーブル席。

ウエイトレスさんが「テーブルにQRコードはあるけど、自分がこの席を担当するのでからこっちに言って」と。

で、メニューには書かれていなかったのですが、クリスマス・イン・ジュライのメニューを注文しました! (Instagram ではお知らせされてましたが)

Duke of Clarence

ターキー、ビーフ、ベジタリアンの3種類から選べたので、私はビーフを。

Duke of Clarence

こちらは友人のターキーです。

これで今年のクリスマス・イン・ジュライは満足しました!

 

他には、スコッチエッグ (Scotch Eggs) やイギリスのパブでよく提供されるというプラウマンズ (Ploughman’s) なども気になります。

あとここ、月曜日は250gのステーキが$20で食べれますし、サンデーローストもおいしいみたいですよ。

 

Duke of Clarence

このパブは食事もお酒も受賞歴がある人気店なので、隠れ家のような場所にありますが、人がいっぱいで全然隠れていない感じです (笑)

 

ちなみに、同じ Barrelhouse グループの姉妹店、ジン専門バー『The Barber shop』も York Street にあります。

おわりに

普通に歩いていたら気付かずに通り過ぎてしまってしまうような場所にある英国バブですが、なぜ人気なのか行ってみて分かりました。

オーストラリアはイギリス文化を受け継いでいるとは言え、ここまで本格的なところは来たことがなかったので面白かったです。

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Acknowledgement to Country

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