歴史あるウルムルーのフィンガーワーフ (Finger Wharf) でシドニーらしさを満喫

シドニーのウルムルー (Woolloomooloo) にあるフィンガーワーフ (Finger Wharf) は、1915年に建設された歴史ある埠頭です。

現在は美しくリノベーションされ、高級ホテルやアパートメント、洗練されたレストランが並ぶおしゃれな場所として知られています。

美しいシドニー湾を眺めながら食事を満喫したりワーフを歩いたりするのもおすすめですし、無料で建物の中にも入れますので、ぜひ歴史とモダンが融合する雰囲気を味わってみてください!

 

歴史あるフィンガーワーフへ

Finger Wharf

フィンガーワーフはシドニー中心部の北東、ニューサウスウェールズ州立美術館の裏手です。つまり、シドニー・ロイヤルボタニックガーデンの東側になります。

最寄駅の Kings Cross Station から10分ほど歩くので、バスで行った方が良いかもしれません。シティからだと324、325、311 などが出ていて、特に311は近くに停まります。

Finger Wharf

この長さ400メートル以上ある長い3階建ての建物は、世界最長の木造建築のひとつと言われています。

現在は建物の南側 (手前) がホテル、北側 (奥) が高級アパートになっていますが、もともとは1915年に羊毛を輸出するための拠点として建てられたものでした。

大戦中にはこの場所からオーストラリア兵士が出征して行き、1950年代には多くのヨーロッパ移民がここに到着していた場所でもあります。

 

しかし約70年もの間シドニーの成長を見守って来たワーフでしたが、空輸の台頭で1970年代には廃れていきました。

10年以上廃墟になっていた建物は、1991年にニューサウスウェールズ州政府によって取り壊される予定でしたが、地元の人々による強い抗議によって存続が決定。美しくリノベーションされて、2000年にはニューサウスウェルズ州の遺産登録もされています。

Finger Wharf建物の中にあった抗議時の写真

 

そんなフィンガーワーフには素敵なロケーションのレストランがあるので、特別な日にも最適です!

フィンガーワーフのレストラン

Finger Wharf

マリーナ側にはレストランが複数あり、最高のロケーションで食事が楽しめます。

レストラン詳細はここをクリック

Elemens Bar and Grill Woolloomooloo

2018年にオープンしたプレミアム肉とドライエイジングビーフで知られるステーキハウスのウルムール店。他にはダーリングハースト店、ピアモント店、ウルムルー店、ハーバーフィールド店と4店舗あります。

Elements Bar and Grill
6 Cowper Wharf Roadway, Woolloomooloo NSW 2011
https://elementsbarandgrill.com.au/
月〜木 5pm-10pm / 金・土 12pm-11pm / 日 12pm-10pm
(日〜木はキッチンが8.30まで、金・土は10まで)

Chaina Doll

中国、香港、日本、東南アジアなどの伝統的な料理を現代風にアレンジした、受賞歴のあるモダンアジアレストランです。

プライベートルームもあるので、誕生日やイベントなど団体パーティにも対応しています。

China Doll
Shop 4, 6 Cowper Wharf Road, Woolloomooloo NSW 2011
https://chinadoll.com.au/
毎日 ランチ: 12pm-2.30pm ディナー:6pm-

Manta

シーフードやステーキなどが楽しめるレストランで、隣には Molo Bar もあります。

Manta
6 Cowper Wharf Road, Woolloomooloo NSW 2011
https://mantarestaurant.com.au/
ランチ: 12pm–3pm / ディナー: 5.30pm–9.00pm
お店についてはこちら

ウルムルーのフィンガーワーフにある洗練されたレストランのひとつ『マンタ (Manta)』は、こだわりの新鮮な食材を提供するウォーターフロントのレストランです。パートナーがクイーンズランド州からのお客さんと食事をすることになり、私もご[…]

Finger Wharf Manta

Otto Ristorante

20年以上に渡ってシドニーで愛されている高級イタリアンレストランは、オペラハウスの中にあるレストランも運営しているFink グループのひとつで、クイーンズランド州のブリスベンにも店舗があります。

OTTO Ristorante
Area 8, 6 Cowper Wharf Road, Woolloomooloo 2011
https://ottoristorante.com.au/
木〜土 12pm-9pm / 日 12pm-3.3-pm

Kingsleys Woolloomooloo

ステーキとシーフードを専門とする伝統的なオーストラリア料理のレストランです。

Kingsleys Woolloomooloo
10/6 Cowper Wharf Road, Woolloomooloo, 2011 NSW
https://kingsleyssydney.com.au/
ランチ: 12pm–3pm / ディナー 5pm–9pm

建物の中へ

Finger Wharf

このフィンガーワーフを奥に向かって歩いて行くと、建物中央に入り口があります。

Finger Wharf

ここは一般の人も入れるので、見てみてください。

Finger Wharf

階段を上がって右手に行くと、歴史を書いたパネルや彫刻などがあちこちに置かれています。

Finger Wharf

中はトンネルにように中央が空いていて、建物の両端にホテルとレストランがある構造です。

現代アート彫刻の展示も

Finger Wharf

ちょうどこの写真撮影時 (2021年4月) は、毎年行われている ARTPark Australia の一環で、建物の外にも中にもたくさんの彫刻が飾られていました。

もしタイミングが合えば、この時期にここに来るのも良いかもしれませんね!

ホテル Ovolo

Finger Wharf

更に奥に行くと、Alibi Bar & Kitchen というおしゃれなレストランを通過して、Cowper Wharf Roadway 側のホテル入り口に出ます。

Finger Wharf

こちらがホテル Ovolo の正面。

ホテルの100室ある客室は、個々にスタイリッシュなデザインが施されています。こんな場所に宿泊出来たら、素敵でしょうね。

 

次は反対側の高級アパートメントを見てみましょう。

高級アパートメント

Finger Wharf

真ん中の入り口から入って左側 (ホテルの反対側) は個人のアパートになるので中には入れませんが、ちょっとだけ外装は見えます。

Finger Wharf生活感漂う窓際が想像力を掻き立てる

ここには俳優のラッセル・クロウ (Russell Crowe) やオーストラリア最大の個人所有の不動産開発業者のラング・ウォーカー (Lang Walker)、メディアパーソナリティのジョン・ローズ (John Laws) など著名人も多く住んでいるそうです。

こんな場所に住むって、どんな気持ちなんでしょうね。

Finger Wharf

最後まで進むと、左にはボタニックガーデンのプール (Andrew Boy Charlton Pool)、右にはガーデンアイランド基地に停泊する海軍の船が見えます。

釣りをしている人もちらほら。

 

この周辺にはレストランやパブがたくさんありますし、古くから営業しているパイショップ Harry’s Cafe De Wheels もあります。

フィンガーワーフの反対側にはアートスペースという美術館もあり、ニューサウスウェールズ州立美術館も徒歩5〜10分程度。もしくはキングスコロス方面に行ってみても良いかもしれませんね!

 

おわりに

散歩するだけでも優雅な気分になれるフィンガーワーフ。

キングスクロスも近いですし、ボタニックガーデンやニューサウスウェールズ州立美術館に行くのも良いですね。

NO IMAGE

Acknowledgement to Country

This website would like to acknowledge Gadigal peoples of the Eora nations, Aboriginal and Torres Strait Islander people, the traditional custodians of this land and pay our respects to Elders both past and present.このウェブサイトは伝統的な土地の所有者であるエオラ、ガディガルの人々を含むアボリジナルおよびトレス海峡諸島の人々、そして過去と現在の長老に敬意を表します。