シドニーには無料で入れる美術館が色々あります。
だいたいはカフェも併設されているのでランチも込みで過ごすのもおすすめですし、美術館のギフトショップはアーティスティックでユニークな物が多いので実はお土産探しにもおすすめなんです。
なので、アートにあまり興味がないという人も利用してみてはいかがでしょうか。
とりあえず観光なら
- ニューサウスウェールズ州立美術館 (Art Gallery of New South Wales)
- 現代アート美術館 (Museum of Contemporary Art)
の2カ所を押さえておけば十分だと思いますが、その他にも小さい美術館も色々紹介します。
NSW州立美術館
シドニーのボタニックガーデン(植物園) の近くにあるニューサウスウェールズ州立美術館は、かなり広くて見応えがあります。
Art Gallery of New South Wales
Art Gallery Rd, The Domain, Sydney NSW
https://www.artgallery.nsw.gov.au
10am – 5pm (毎週水曜日のみ10pmまで)
入場無料 (一部有料有り) 無料WiFi 有り
最寄駅はSt James駅かMartin Place駅ですが、そこからまだ結構歩きます。
シティからだと441のバスが美術館前で止まるので、そちらの方が便利ですが、徒歩でも全然行けるので、私はよくシティから歩いて行きます。
この美術館は、オーストラリアではメルボルンの次に大きいそうですよ。メルボルンの美術館は本当に大きいですからね〜!
1871年に設立されたこの美術館は、オーストラリアの有名作品、ヨーロッパの古典的な絵画や彫刻、アボリジニーやトレス海峡島民のアート、アジアンコレクション、現代美術品などなど、様々な種類のアートを見る事が出来ます。
入り口入ってすぐにパンフレットが置いてあるのですが、日本語もちゃんとあります!
有料のアートを鑑賞したい場合は右側のカウンターでお金を払います。(オンラインも可)
Ground Level (1階)
15世紀〜20世紀のヨーロッパアート
19世紀のオーストラリアアート
20世紀〜 21世紀のオーストラリアアート
ギフトショップ
レストラン
Upper Level (2階)
テンポラリー展示会場
Lower Level 1 (地下1階)
特別展ギャラリー
アジアンアート
カフェ
Lower Level 2 (地下2階)
近代と現代アート、写真
Lower Level 1 (地下1階)
アボリジナル、トレス諸島のアート
こんなかわいいコーナーも。
絵にものすごく詳しい訳ではないのですが、ピカソの絵の展示は私でもすぐに分かります。
他にもモネやロダンなどの超有名芸術的の作品もあるようですよ。
私的イチオシの絵画は、オーストラリアアーティストのシドニー・ノーラン(Sidney Nolan) のネッド・ケリーシリーズ。1階のロビーを挟んで左側のオーストラリアンアートコーナーにあります。
ネッド・ケリーは、19世紀にビクトリア州に実在したブッシュレンジャー(ギャング) なのですが、オーストラリア人にすごく人気がある人物なんです。それをシドニー・ノーランが特徴的な絵で描いたシリーズです。
シドニー・ノーランはオーストラリアの有名アーティストのひとりで、どこの州の美術館でも彼の作品はだいたい目にします。
そんな彼の絵が気になる人はこちらでも見る事が出来ますが、行ける人はぜひ本物の絵を見て欲しいな〜と思います。
ネッドケリーのゆかりの地、ビクトリア州Glenrowanにあるシドニー・ノーランの絵の看板
時々有料で世界的有名なアーティストの作品展なども行われていて、私も過去にピカソ展、広告時代のアンディ・ウォーホル展、写楽展など色々行きました。
他にもアーティストによるパフォーマンスやコンサートなど、色々なイベントがあったり、無料のガイドツアーもあります。
※ 日本語のツアーは毎週金曜日の午前11時からです。
数年前にリニューアルされたきれいなレストランも美術館の中にあり、1階のレストランはしっかりとお食事したい人に最適です。
私のお気に入りは地下1階のカフェ。
食事の値段も手頃でゆったりくつろぎスペースですので、軽食で良い人はこちらがおすすめです。
私のお気に入りは Soup of the day (本日のスープ) $9。
ギフトショップを見るのも楽しいですよ!
それと余裕があれば、美術館裏の広場にある大きなマッチ棒も見てみてください。結構テンション上がりますよ(多分)。
こちらは以前も書いたのですが、何故か目立たない場所にひっそりと建っているブレット・ホワイトリー (Brett Whiteley) の作品です。
ブレット・ホワイトリー スタディオ
上で紹介したマッチの作品を作ったブレット・ホワイトリー ですが、彼の自宅を改造した小さなアートギャラリーがサリーヒルズにあります。
ここもニューサウスウェールズ州立美術館が運営していて、入場無料の小さくて住宅街にひっそりとあるアートギャラリーです。
Brett Whiteley Studio
2 Raper St, Surry Hills NSW 2010
https://www.artgallery.nsw.gov.au/brett-whiteley-studio/
10am-4pm 金・土・日のみオープン
入場無料
小さなショップ有り。カフェはありません。
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現代アート美術館 (MCA)
現代美術館 (Museum of Contemporary Art) は、全部まわってもそんなに時間がかからないので、サーキュラキーやロックスの観光ついでに立ち寄るのがちょうど良いと思います。
Museum of Contemporary Art (MCA)
140 George Street, Circular Quay, Sydney
https://www.mca.com.au
10am – 5pm (毎週水・土曜日のみ9pmまで)
入場無料 (一部有料有り) 無料WiFi 有り
最寄駅はCircular Quay駅です!
ここでは絵画、彫刻、映像など色々なタイプのアートを見る事が出来ます。
オーストラリアとアボリジニーのアーティスト4000点以上の作品が収集されているそうです。
現代アートって、意味がよく分からない所がおもしろいと個人的には思ってます!
一部有料展示場もあり、以前水玉で有名な草間彌生やオノ・ヨーコなどのアート作品展などもやってました。
入り口の階段横の壁の毎回デザインが違うのがすごいな〜と思います。
階段を上がるとすぐのギフトショップは個性的な物が色々置いているので、見るのがいつも楽しみです。
シドニー観光をする人なら必ず立ち寄るサーキュラキーに位置するこの現代美術館、4階にカフェもありちょっと休憩にも良いですよ!定期的に変わるカフェのテラスにあるアート作品、オペラハウスやハーバーブリッジを眺めながら、一杯コーヒーでもいかがですか?
MCA のカフェについて
このMCA、2012年にリニューアルして新しい建物になりましたが、以前は隣の建物だったんです。
ケン・ドーン ギャラリー
さて、MCAまで来たのならば、ちょっと足を伸ばしてロックスのケン・ドーンギャラリーもどうですか?
80年代頃日本でも一世を風靡するしたケン・ドーンの絵は、カラフルでオーストラリアそのものという感じで、見ていてワクワクします。
The Ken Done Gallery
1Hickson Road, The Rocks, Sydney NSW 2000
http://www.kendone.com.au
10am – 5.30pm
入場無料
どんな絵かは、彼のウェブサイトを見てみてくださいね♪
ギャラリーではアート作品の他に、Tシャツやポストカード、書籍などギフトショップもあります。
→ 日本でも流行った ケン・ドーンのアート
NSW 州立図書館
ここは図書館ですが、この中にもアートギャラリーがあるんです。
State Library of NSW
Macquarie Street, Sydney NSW 2000
https://www.sl.nsw.gov.au
月〜木 9am − 8pm
金 9am −5pm
土・日 11am − 5pm
入場無料 無料WiFi 有り
入り口が2カ所あって、Macquarie ストリートから入れば階段を上がったらすぐギャラリーです。
図書館側から入った場合は、図書館まで入らずに入り口すぐ右側の階段を上がります。
展示会場自体はそんなに大きくはないですが、モダンでおしゃれな雰囲気です。
私が行った時は、世界で起こっているシリアスな出来事を捉えた写真展でした。
グランドフロアにはカフェの他に、アート作品や書籍などを売るお店もあります。
ここには館内のマップやガイドの冊子が無料で置いてあります。
おしゃれなしおりまで置いてました!
ホワイトラビットアートギャラリー
ホワイトラビットアートギャラリーは、2009年にオープンした中国や台湾の現代アート美術館です。セントラルステーションの近く、チッペンデールにあります。
30 Balfour Street, Chippendale NSW 2008
https://whiterabbitcollection.org/
https://judithneilsonprojects.com.au/
水〜日 10am–5pm
モダンな4階建のアートギャラリーはわりといつも混んでいますし、ティーハウスも人気です。
おわりに
調べたらシドニーにはたくさんの美術館があるんですね!小さいものまで入れたら数えられないくらいあるのではないかと思います。
という事で、たまにはアーティスティックな休日も良いですよ〜!