シドニー空港のある『マスコット (Mascot)』には何がある?探索マップまとめ

シドニー空港が大半を占めるマスコット (Mascot) は、シドニー中心部から南へ7km、ボタニー湾の北に位置するサバーブです。

空港やマスコット駅は電車一本で行けて交通の便も良いですし、飲食店も充実しています。

そんなマスコットはどんな場所なのか、分かりやすくまとめてみました!

 

マスコットはこんなところ!

Mascot

マスコットは住宅地、商業地、工業地帯が混在する地域で、カンタス航空の本社もここにあります。

主要商業エリアは Botany Road、そしてそこから6kmほど離れた (徒歩20分程度) マスコット駅周辺です。

マスコットまでの公共交通機関

空港まで行くなら電車 (T8 Airport & South Line) が便利です。セントラル駅から国内線は3駅目、国際線は4駅目になります。空港使用料金が加算されるため、2駅目のマスコット駅で降りてバスや徒歩で空港まで行くという話もたまに聞きますが、片道合計$20ちょっとなので、人数が多ければタクシーやウーバーをシェアした方が簡単で安上がりかもしれません。

Botany Road 行きは、309や306のバスなど。シティから直通がないので、レッドファーンなどから乗り換えになります。

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マスコットの見どころは?

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Botany Road の商業エリアにはカフェやパブ、レストランが並んでいて、ケバブやタイ料理、日本食など国際色豊かです。以前このブログでも紹介した Me Coffee や ギリシャ系ケーキショップ Christopher’s Cake Shop の店舗もあります。

ですが地元の人たちが行く場所という雰囲気で、特別目立った何かがあるというわけではなく、「ボタニーに行く途中の道路」というイメージを持つ人も多いのではないでしょうか。

この近くにあるマスコット図書館には、マスコットの歴史を展示しているコーナーもあるので、そちらを見に行っても良いかもしれません。

マスコット駅周辺

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マスコット駅周辺は学生など若い人も多く住んでいるエリアで、アジア系のお店も多いです。

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特に駅を出て向かい側にある Meriton Retail Precinct (Mascot Central) には、カフェやレストランの他に、アジアングロッサリーもあります。

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この『JJ Asian Market』には日系のものはあまり売られてませんが (中国と韓国が多い印象)、お弁当やおにぎりも売ってますよ。

向かい側にはローカルのスーパーマーケット (Woolworths) もあり、近くにはもう一軒『D & H Asian Mart』 というアジアングロッサリーもあります。

そして私のおすすめは、『Hinataya』という日本食レストラン。わざわざ来たいくらいおいしいです。

詳しくはこちら

シドニー空港があるマスコット (Mascot) は飲食店も多く、実はシドニー中心部からも駅の近くならすぐということに最近気付きました。そんなマスコット駅から徒歩で3分程度のところに『ひなたや (Hinataya)』という、おいしい日[…]

Hinataya

 

でもマスコットと言ったら、やっぱり空港ですよね!

シドニー空港

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キングスフォード・スミス空港 (Kingsford Smith Airport) と呼ばれるシドニー空港は、現在オセアニアで最も利用者数の多いと言われるオーストラリアの主要空港のひとつです。

 

シドニー空港にはターミナルが3つあります。

  • ターミナル1 – 1970年にオープンした国際線ターミナルで、ショップやその他の施設のほとんどがここに。
  • ターミナル2 – 国内線ターミナルで、現在はジェットスター、タイガーエア・オーストラリア、バージン・オーストラリアなど、多くの国内航空会社が入っています。
  • ターミナル3 – こちらも国内線ターミナルで、現在はカンタス航空とカンタスリンク航空が運航し、カンタスクラブ・ラウンジやショッピングプラザなどが人気です。

その他、駐車場やターミナル間の移動など、もっと詳しく情報が必要な場合は、シドニー空港のウェブサイトで確認してくださいね。

興味深いシドニー空港の歴史

そんなシドニー空港ですが、20世紀初頭までは牧草地でした。

かつては牧草地から飛行機が飛び立っていたのですが、1919年 (2020年) に第一次世界大戦でパイロットを務めたナイジェル・ラブ (Nigel Love)氏によって、空港が建設されました。平らな土地は飛行場として理想的だったそうです。

Eri
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世界で最も古い空港のひとつとしてトップ10にも入っているそうで、空港の歴史が意外と新しいことにハッとさせられました。

 

キングスフォード・スミス空港という名前は、オーストラリアの航空界におけるパイオニア的存在だったチャールズ・キングスフォード・スミス氏 (Charles Edward Kingsford Smith 1897–1935) に敬意を表して、1936年に名付けられています。

彼はオーストラリアの航空界のパイオニアであり、カリフォルニアからハワイとフィジーを経由してブリスベンまでの旅程初の太平洋横断飛行やオーストラリアとニュージーランド間の最初の飛行などを果たした人物で、大恐慌の時代に国民的英雄として讃えられ、生涯を通じて数多くの栄誉を受けました。

それから30年代に滑走路が建設されたり、40年代には規模が拡張されたりを経て、現在のようになっています。シドニーの様子が一気に変わったと言われる2000年のシドニーオリンピック時にも大幅に改修されたみたいですね。

マスコットの公園

マスコットには大きな公園が2つあります。

Lionel Bowen Park

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マスコットオーバルと、その横にはベンチのある広場と遊具やバーベキュー台のある公園。

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以前はマスコットパークという名前でしたが、2013年にオーストラリアの元副首相 (1983年〜1990年) だった Lionel Bowen にちなんで改名されました。

Mascot Memorial Park

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マスコット・メモリアルパークに建つ戦争記念碑は、第一次世界大戦で亡くなった人々の名前が刻まれており、後に第二次世界大戦やその後の紛争で亡くなった人々も追加されています。

 

マスコットはシティから近いだけではなく、ボタニーアレクサンドリアローズベリーなども行きやすいので、合わせて探索しても楽しいかもしれませんね!

おわりに

観光地ではありませんが、空港が近いマスコットに寄る観光の人もいるのではないでしょうか。

シティにも日本食レストランやアジアングロッサリーはたくさんありますが、例えば空港近くのホテルに滞在したら、ここの方が来やすい人もいるかもしれません。

 

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Acknowledgement to Country

This website would like to acknowledge Gadigal peoples of the Eora nations, Aboriginal and Torres Strait Islander people, the traditional custodians of this land and pay our respects to Elders both past and present.このウェブサイトは伝統的な土地の所有者であるエオラ、ガディガルの人々を含むアボリジナルおよびトレス海峡諸島の人々、そして過去と現在の長老に敬意を表します。