2020年2月、シドニーCBDに『ミケルコーヒー (Mikel Coffee)』というカフェがオープンしました。
お店の入れ替わりが激しいシドニーでは、そんなことは日常茶飯事で別に大したニュースでもありません。でもこのカフェがちょっと違うのは、ギリシャ発祥の有名フランチャイズ店で、ギリシャ国内に100以上、世界17ヵ国350を超える店舗をもつカフェというところ。
2018年にシドニー郊外ファイブドック (Five Dock) に初のオーストラリア店をオープンした2年後、ここシドニー中心部に2号店が出来ています。(ファイブドック店は2022年?に閉業)
ただ、シドニーCBD店はとても小さくて、一見どこにでもありそうな普通のカフェなんですけどね。
ギリシア発のミケルコーヒー
ミケルコーヒーは、シティのウールワースの建物横、Park Street にあります。
2008年にギリシャのラリッサから始まったこのお店、MIKEL という店名は会社のモットーである「Maybe it’s knowledge entering life.」の略で、ブランドロゴは創始者の父 Eleftherios Kyriakakis氏だそうです。
Wikipedia のページを確認すると、カナダやロンドンにも進出していますが、中東系の国に多く店舗を広げてるみたいですね。
私が初めて気づいたのは2021年7月、シドニーが新型コロナウィルスの影響でロックダウン真っ最中の頃でした。
そうこのカフェ、世界中で新型コロナウィルスが蔓延してパンデミック宣言が出される直前に新店舗をオープンさせてるんですよ!
いやー、ロックダウンや国閉鎖で潰れてしまうお店も相次ぐ中、頑張って生き延びましたよね。ファイブドック店は残念ですが。
私はこの頃ずっと家に引きこもっていて、久しぶりに数ブロック先まで買い出しに来たので「何かおいしいものが買いなあ」と思って見つけたのがここだったんです。
馴染みがあるストリートに新しく出来ていた見かけないお店、ロゴやパッケージが凝っていたので、きっとどこか海外のチェーン店だろうというのは察しがつきました。
ちなみにコーヒーカップにはヨーロッパやアメリカのランドスケープが色々描かれていましたが、シドニーのオペラハウスはありません (笑)
その時はこれを食べました。普通においしかったです。
久しぶりに行ってみた
で、2023年2月、そういえばそういうカフェがあったな!と思い出して、久しぶりに来てみました。
シドニー中心部のど真ん中にあるので人通りが多くて立地は良いと思いますが、店内には食事スペースはなく、テーブルは道路に面した外席のみです。
(閉業してしまったファイブドック店の方は、もっと大きくてランチメニューやドリンクもたくさんあったみたいですけどね)
そしてメニューなんですが、うーん、現地の人に合わせているからか、パイやソーセージロールなど普通のオーストラリアによくあるカフェとあまり変わらないような…。
とりあえず、まだ特別目新しいものは見つけていません。
でも、クロワッサンやサンドイッチと一緒にショーケースにハンバーガーが並んでいるのはあまり見たことがない気がするんですが、どうなんでしょう。
ああ、クロワッサンひとつ買うのも結構高いなーと思っていたら、コンボセットなんていうのもありました。
コーヒーのサイズも色々あります。
結局、無難にハム&チーズクロワッサンと、フラットホワイトに。
クロワッサンは焼いていくれたのでぺっちゃんこに潰れていましたが、とてもおいしかったです。
おわりに
スターバックスが撤退したこともあるオーストラリアに進出してくるなんて、という感じですが、2019年にオーストラリアに進出して来た缶コーヒーのボスもなんだかんだで生き残ってますしね。
ファイブドック店はもっと大きなカフェだったみたいなので、なくなってしまったのは残念です。またどこかに出来るでしょうか?それとも…。