シドニー中心部から約7km、インナーウエストに位置するマリックビルにはビールを作っているブリュワリーが何軒も集中しています。
この辺りのブリュワリーは工場跡を改装したようなところが多くて、初めての人にはちょっと見付けにくい場所もあるかと思いますが、この『Mixtape』はその中でも特に分かりにくい建物かもしれません。
というか、まさかここがブリュワリーだなんて気付かない人も多いのではないでしょうか。そんなちょっぴり隠れ家みたいな場所です。
カセットテープがインパクトある『Mixtape』
『Mixtape』の建物、よく見るとカセットテープの形をした看板に Brewing & Bar と書いていますが、パッと見何だか分からなくないですか?
まだ2022年1月にオープンしたばかりのこのブリュワリー、シドニー CBD にある『Spooning Goats』というスターウォーズをテーマにしたレトロなバーと同じオーナーが経営してるそうですよ。(現在シティは臨時休業中)
142a Victoria Rd, Marrickville NSW 2204
https://mixtapebrewing.com.au/
水 4pm-9pm / 木 12pm-10pm / 金・土 12pm-12am / 日 12pm-10pm
「本当に入って良いのかな?」と思ってしまいそうになるくらい小さい入り口から中に入ります。
入り口をくぐると…!
中に入ってみると、そこはちゃんとブリュワリーでした!(当たり前ですが)
スタッフに確認したところ、このブリュワリーで作られているビールはまだペールエールの1種類だけとのことでしたが、いずれ数が増えていくと思います。楽しみですね。
他には、違うブリュワリーで作られたタップビールやサイダー、それから種類豊富なウイスキーや自然派ワインなどが揃ってるみたいですよ。
※ BROADSHEETの記事も参考にしました。
私は、最初はやっぱりオリジナルでしょ!と思って Mixtape のペールエール (5%) を飲みました。普通のおいしいペールエールですが、苦味はある方かもしれません。
友人はビクトリア州の『Hawkers』というブリュワリーで作られた Window of Opportunity Sour (8%) を。ブラックベリーパイ味だそうで、私も味見させてもらいましたが、本当にパイっぽい甘い香りがしてましたよ。
その後、私の好きな『The Apple Thief』の Granny Smith Cider (5.4%) があったので、2人でそれを注文。これ、リンゴのアルコール入りサイダーなので甘くて美味しいです。
結局3杯飲んで帰りました。3杯目は『Bondi Brewing』の West Coast IPA (6.2%) を。友人が何を飲んだのかはすみません、覚えてないです (笑)
キッチンもあって、料理も頼めます。
Buffalo wings
テーブルもかわいい
ところで、チラホラと目につくカセットテープのモチーフですが、なんとテーブルもカセットテープの形なんです!
細部までよく作られてます
このテーブルは2個あって、奥にはレトロなゲームも。
ふかふかなソファーが居心地が良くて、つい長居してたら帰る頃には外は真っ暗でした。バス停も駅も近いとはいえ街灯が少ないので、ここに来る人は気をつけてくださいね。
おわりに
私たちが来た水曜日はお客さんも2〜3組くらいでガラガラでしたが、週末は他のブリュワリーと同じように混み合うようです。なので、ゆったりしたいなら平日が狙い目。
余談ですが、今の若い人たちはカセットテープなんて知っているのかな?と思ったら、最近は若年層からも注目を浴びてるようですね。レトロ好きなので嬉しいです。
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