キリビリのおしゃれなレストラン & バー『ザ・ボタニスト (The Botnist)』

前からちょっと気になっていたレストラン & バーザ・ボタニスト (The Botnist)に行って来ました。

私の誕生日に「どこに行きたい?」とパートナーに聞かれて、ここならシティからも遠すぎず、お義母さんやパートナーの弟も来やすいだろうと思って提案したのですが、正解でした。

ローカルの質の良い食材を使った料理や種類豊富なカクテルなどを提供しているということで、雰囲気もお料理も良かったですし、カクテルの種類も色々あったので、また機会があれば来てみたいです。

19世紀の植物学者がコンセプトのレストラン

The Botnist

そのレストランはキリビリのメインストリート、ウィロビーストリートにあります。

このボタニスト (植物学者) というネーミングと、緑があしらわれた外観がとても素敵だったので、一度行ってみたいなあと思ってたんです。

The Botanist
17 Willoughby Street, Kirribilli NSW 2061
https://thebotanist.com.au/
月〜火 5pm-12am / 水〜金 12pm–3pm・5pm–12am / 土・日 12pm – 10pm (要確認)

ウェブサイトをよく読んだら、このレストランは19世紀にキリビリに住んでいた植物学者ジェラルド・フォザーギル (Gerard Fothergill) がコンセプトなんだそうです。ああなるほど。

The Botnist

それで分かりました。このトレードマークのような帽子とメガネをした人は誰だろう?と思ってましたが、これはその植物学者だったんですね!

1868年にイギリスの小さな村で生まれた彼は、ビクトリア女王の要請で南インドやアフリカ東海岸を旅したこともある冒険者でした。長年滞在していた中東のレバノンでは多くの地域で伝統的に使われている Gundelia thistle という植物に注目し、研究していたと言います。

そして、後にイギリスの科学雑誌に掲載された『Wondrous Desert Thistles』という記事は、ここキリビリで書かれ、彼の最後に過ごした地もキリビリだったそうです。

Eri
Eri
おお、そんな歴史が!やっぱり私好みのレストランでした。

後で説明しますが、このレストランは『Applejack』というシドニーを拠点とするブティックホスピタリティグループのひとつなんだそうです。このグループの飲食店は、それぞれ色んなコンセプトがあって面白そうですよ。

The Botnist

ということで、さっそく中へ入ります。

お店の中へ

The Botnist

事前に予約して行ったのですが、日曜日のお昼頃だったせいか、店内はまあまあの混み具合。

The Botnist

想像していた通り、カントリー調のおしゃれで落ち着いた雰囲気です。

The Botnist

既にお義母さんとパートナーの弟が奥の席で待っていたので合流しました。

料理を注文

The Botnist

こちらがメニュー。革のバインダーに挟まれてて、ちょっと高級感があります。

The Botnist

ワインやビール、カクテルのメニューも豊富なのですが、カクテルはやっぱり$20〜と良い値段ですね。でもこの国のスピリッツ系は高いのでこんなものでしょう…。

The Botnist

ということで、右側の2022年のカクテルコンペで作られたという限定カクテルを注文してみました。

Four Pillars の柚子ジンとロックメロン、レモンマートル、ヴェルジュース (果実から搾ったジュース)、バジル、フィンガーライムのクリームが入ってるそうで、地・火・風・水のエレメントからインスパイアされたとのこと。

サスティナブルって言葉がここにも…。

The Botnist

で、実際に来たのがこちら。上に載っているピンクのクリームが甘くてとてもおいしかったです。

 

そして、食事は主にパートナーとお義母さんチョイスで選んでもらいました。私、ラム肉やレバーでなければ基本的になんでも食べるので、こういうのは食に対してある程度こだわりがある人に選んでもらいます。

The Botnist

最初に来たのがこちらのオイスター、Syndey Rock Oysters with yuzu gin dressing half dozen $36

真ん中に置かれた柚子ジンのドレッシングは、酸味があって美味しかったです。

The Botnist

お義母さんの好きなズッキーニフラワー Zucchini flowers with lemon, ricotta & honey $9 each、フレッシュでサクサクでした。

イカ墨の入ったアイオリ付きのイカ Crispy Hawkesbury squid with squid ink aioli & rocket $26 は、イカも柔らかくておいしかったです。

そしてパートナーがレストランに行くと必ず頼むエビ、今回も Prawn cocktail, avocado, lettuce, tabasco & cocktail sauce 4pcs $28 を頼んでました。

The Botnistズッキーニフラワー

The Botnistプロシュート

San Danielle prosciutto with pickled guindillas $28

The Botnist

Crispy roast potatoes with garlic & rosemary $15、うちのパートナーはなぜかただローストしただけのジャガイモも大好きで、よくレストランでも注文します。

Pan fried ocean trout with green goddess, sugar snap & snow peas $42、これもパートナーの大好物オーシャントラウト。

そしてメイン的な感じでお肉 500gm dry aged Angus sirloin with jus $95 を。お店の人はミディアムレア奨励とのことでした。

The Botnist枝豆?

The Botnist

エスプレッソマティーニも飲んじゃいました。誕生日なので良いですよね…(笑)

 

で、ひと通り食べ終わったらウェイトレスさんがデザートはどうするか聞きに来たので、とりあえずメニューをもらいました。

The Botnist

パートナーがホットチョコレートにしようかなあというので、私は Peanut Butter Old Fashioned のカクテルを。

ピーナッツバターってどんな味がするんだろう⁉︎と興味津々。

The Botnist

それがこちら。かなりアルコールが強く感じる濃いお酒なので私は好みでしたが、甘いカクテルが好きな人には向いてないかも。

The Botnist

お義母さんは本日のスペシャルのレモンタルトとメレンゲを。

The Botnist

パートナーのホットチョコレート。

 

少食の大人4人だったので、ちょうど良い量だったと思います。

来れてとても満足。またいつか来れると良いなと思いました。

 

The Botnist

このレストランがある通りには、他にも小さいですが気になるお店がちょこちょことあるので、また時間がある時に探索してみたいです。

 

ちなみにこのレストラン、パートナーが「あれ、前は違うレストランだったはず」と言ってて、気になったようでウエイターさんに聞いてみたら、営業を始めてまだ3年くらいとのこと。

そして実はここ、最初に少し触れましたが『Applejack』というシドニーを拠点とするブティックホスピタリティグループのひとつなんです。

Applejack グループの飲食店

The Botnist

『Applejack』は2011年に設立されたブティックホスピタリティグループで、それぞれの飲食店のコンセプトがしっかりあって面白いと思いました。

 

お店のリストを簡単に載せておきますね。とても興味深いです。

レストランのリスト

  • RAFI
    99 Mount Street, North Sydney, NSW 2060
    https://rafisydney.com.au/
    こちらも素敵な雰囲気のレストラン & バーのようです。
  • The Butler
    123 Victoria Street, Potts Point, NSW 2011
    https://butlersydney.com.au/
    おしゃれエリアにあるエキゾチックな雰囲気のイベロアメリカ (かつてスペインやポルトガルの植民地だったアメリカ州の地域) の料理を提供するレストランです。
  • Bopp and Tone
    60 Carrington St, Sydney NSW 2000
    https://boppandtone.com.au/
    Applejack の創設者の祖父ボップとトーンの過ごした第二次世界大戦後の時代をイメージした贅沢でリラックスした雰囲気のレストラン。
  • Hester’s
    60 Carrington St, Sydney, NSW 2000
    https://www.hesters.com.au/
    Bopp and Tone に隣接するカフェで、7am-11amと営業時間は短いですが、おしゃれな朝食やブランチメニューがあります。
  • Junes Shoppe
    60 Carrington St, Wynyard Lane, Sydney NSW 2000
    https://www.junes.com.au/
    黄色を基調にしたインテリアがかわいいカフェ。
  • Forrester’s
    336 Riley St, Surry Hills, NSW 2010
    https://forresters.com.au/
    100年以上にわたって人々が集まり、飲み食いされて来た歴史のある建物の中にあるパブレストランで、本物のオーストラリア体験をコンセプトにしています。
  • The BotanistThe Botanist
    17 Willoughby Street, Kirribilli NSW 2061
    https://thebotanist.com.au/
    19世紀にキリビリに住んでいたイギリスの植物学者にちなんだレストランバーです。
  • SoCal
    1 Young Street, Neutral Bay
    https://socalsydney.com.au/
    南カルフォルニアの雰囲気をイメージしたシェアスタイルのストリートフードを提供。

おわりに

いつも急に行きたいレストランを聞かれてもなかなか咄嗟に出てこないので、最近は気になったところはメモしています。

このレストランは昨年の11月頃、ジャカランダの花を観察するために何度かキリビリを往復していて見つけたんですが、来れて良かったです。

他にも気になるレストランが色々あることを知ったので、そっちもチェックしてみたいなと思いました。

NO IMAGE

Acknowledgement to Country

This website would like to acknowledge Gadigal peoples of the Eora nations, Aboriginal and Torres Strait Islander people, the traditional custodians of this land and pay our respects to Elders both past and present.このウェブサイトは伝統的な土地の所有者であるエオラ、ガディガルの人々を含むアボリジナルおよびトレス海峡諸島の人々、そして過去と現在の長老に敬意を表します。