2032年にブリスベンがオリンピック・パラリンピックの開催地に決定!東京オリンピックは…

東京オリンピック、ついに始まりましたね。

初めから多くの批判や問題が浮上していましたが、結局みなさんご存知の通り当初の予定だった2020年は新型コロナウイルスによるパンデミックにより延期。東京オリンピックにまつわる都市伝説的ないわくも色々囁かれていました。

そして、日本の人たちも不満を持つ人が多かったとは思いますが、「え、本当に開催しちゃうんだ?」という雰囲気が否めないまま、いざ始まってみると「呪われた五輪」と揶揄されるほどトラブル続き。

そんなちょっとピリついた中、7月21日に2032年のオリンピック・パラリンピックの開催地がオーストラリアのクイーンズランド州ブリスベンに決定!オーストラリアでは一気に祝いムードになりました。

今回はそこら辺の話を。

ブリスベンオリンピック開催決定

ブリスベンでオリンピック・パラリンピックが開催されるのは、今から11年後の2032年です。

その頃はどんな世界になっているんでしょうね?ちょっと想像出来ません。

発表直後、ブリスベン滞在中のパートナーから電話がかかって来て、ブリスベンのリバーサイドでは花火がたくさん上がり賑やかだったとの事。彼の滞在しているホテルからはちょっと遠かったみたいですけどね。

ああ、でも華やかなムードな分、東京オリンピックとの落差を感じてちょっと辛くなりました。

オーストラリアでのオリンピック開催はブリスベンを入れたら3回目

オーストラリアでのオリンピック開催は、2032年のブリスベンを入れると3回目になります。

1回目は1956年のメルボルンオリンピック、そして2回目が2000年のシドニーオリンピックでした。

ちなみに昨日アメブロ読んでたら、実際にシドニーオリンピックに行った人が「あの時はオージーとハイタッチして一緒に盛り上がって楽しかった。だから、いつか東京で開催される事があったら絶対にボランティアをしようと張り切っていたのに…」という記事があって、ちょっと悲しくなりました…。

でも本当に町中が熱気に包まれてたんだろうな、シドニーオリンピックは。うちのパートナーは、未だに2000年のシドニーオリンピックは素晴らしかった!と言いますからね。

今になって、やっぱりシドニーオリンピック観戦について書かれた村上春樹の『シドニー!』を読んでおけば良かったかなあ…と思ったりして。

created by Rinker
文藝春秋
¥682(2024/04/20 08:42:50時点 Amazon調べ-詳細)

そして東京オリンピックは…

Olympic

東京オリンピックは、2021年7月23日の開幕式を控え、21日から競技が始まっています。

オーストラリアからは472人(女子254人、男子218人)の選手が33競技に出場するそうです。

しかし、ロシアメディアは「選手村の宿泊施設は21世紀とは思えない、テレビや冷蔵庫がない」などと苦情を伝え、他にもベッドがダンボールで出来ててどうだとか、エアコンのリモコンのボタンには日本語しか書いていないとか、天井が低すぎるとか、様々な批判の声が流れました。

更にはオリンピック関係者の辞任や退任が相次いぎ、ミュージシャンや絵本作家の人はちょっと調べれば過去の発言や経歴など事前に分かりそうなものですが、あるコメディアンは20年以上前に一瞬だけコントで使った不謹慎な言葉を掘り起こされて、個人的には今頃よく見付けたなあと感心します。

でもそれが米ユダヤ人権団体にまで非難されるという事態になってますし、まさに「呪われた五輪」。というか、わざと煽るように仕組んでる人がいるのではないか?と疑いたくなってしまうくらい酷いですね。それに選手からも感染者が出てますし…。

こんなんで東京オリンピック大丈夫???

ツイッターには日本批判が好きな日本人や、よく知らないのに雰囲気だけで批判したがる人たちもたくさんいるのでもう大騒ぎです。

でも、実際はテレビや冷蔵庫がないのではなく有償レンタルなんだそうで、オプションなので事前に申し込まないといけないらしく、文句を言ってるロシア側からはもともと発注がなかったのだとか。

ダンボールのベッドも一般的な木製やスチール製のベッドフレームよりも頑丈で、200kgまでの荷重に耐えられるそうです。すごい技術なので、本当は上手くすれば良いアッピールポイントになると思うのですけどね。

今回もまたメディアに煽られて踊らされるんでしょうか。

まあ問題だらけで色々ありますが、一生懸命準備してくれた人もたくさんいますから、そういう人たちの努力は尊重したいものです。

オーストラリアチームがこんなほっこりする垂れ幕を作ってくれたりしてるんですから。私はなんか、これだけで泣きそうです。

オーストラリアのナショナルカラーは黄色 (ゴールド) と緑、これはオーストラリアの国花であるゴールデンワトルから来ているんですよ!

 

ちなみに東京オリンピックは、オーストラリア国内からだと下記のリンクからも観れます。

 

オーストラリアは3都州がロックダウンが中なので、とりあえず家で過ごす時間はたくさんあるのではないでしょうか。

そう、先月からオーストラリアでは、また感染者が増え始めました。

現在のオーストラリアの状況

Australia

現在オーストラリアでは、まだ多くのオーストラリア市民や永住者、留学生などが出入国を制限され、賛否両論ありますが、いつ国境が開くのかと待ち望んでいる人たちも少なくはありません。

しかし、先月にシドニーからデルタ株の感染が広がり、各都市では次々とロックダウンや州境閉鎖するような状態になっています。

なので、「選手は東京に行けて良いな、嫉妬する…」みたいなオーストラリア在住日本人の声もツイッターでちらほら見掛けました。

でも、今のところ感染者が全然減りませんし、ロックダウンは延長、延長でいつ終わるのか分かりません。

ニューサウスウェルス州(シドニーと周辺地域)
6月26日〜7月9日の2週間のロックダウン

7月16日まで1週間延長

7月30日まで2週間延長

 

ビクトリア州

7月15日〜20日までの5日間のロックダウン

7月27日まで延長

 

南オーストラリア州

20日〜27日の1週間のロックダウン

 

クイーンズランド州

23日〜ニューサウスウェルス州の州境閉鎖

 

南オーストラリア州なんて、感染者5人だけでロックダウンですが、まあシドニーもそれくらいの人数からあっという間に広がってますから…。

私もずっと家に籠ってます

私はシドニーの CBD に住んでるのですが、すぐ近くでも感染者が出ているので、なるべく家に籠ってます。

コロナが怖いというよりも、感染者が出た場所にたまたま居合わせたら徒歩でテストに行かないといけないのがちょっと厄介だと思っています。

クイーンズランド州に出張に行ったパートナーは、ブリスベン・ゴールドコーストに行ったまま、1カ月以上帰って来れてません。毎日電話はしてるので、別に寂しくはないのですが、いつ帰って来れるのやら。

まあ、今シドニーは1日1回1人だけ買い物に行けるというルールになっているので、身動きが取れるクイーンズランド州にいた方がまだマシでしょう。(お金はかかっていますが、ホテル代・食事代でローカルビジネスには貢献している事にはなってますし)

それにしてもうちのアパート、何かあるとすぐにドアの隙間から手紙を入れてくれたりエレベーターに張り紙をしてくれるのですが、今回はなかなか物騒なお達しが…。

Lockdownマスクしてないと捕まえられるかも的な…

最近ワクチンを打てという若干の圧力を感じます。パートナーは一昨日1度目のファイザーを打ちましたし、ワクチンの CM もすごい恐怖を煽って来ますが、私は打ちたくない派です。

みんなでワクチンを打って国境を開けよう!と言ってる人もいますが、私はまだワクチンを信用してないので、最後の最後まで可能な限り引き伸ばして様子を見たいと思ってます。

記念コインも登場しました

Olympic

最後に、7月14日からウールワースと造幣局のコラボでオリンピックを記念した$2コインがリリースされた事も、お知らせしておきます。

昨年2020年オリンピック記念コインがこっそり存在しているのを知りましたが、今回は大々的に登場です。

5種類のコインは1200万個がレジのお釣りで配られるほか、$15の限定コレクターズアルバムセットも発売されています。

私はロックダウン中で遠出したくなくて、ブリスベンのパートナーに頼んで買ってもらいました。彼がシドニーに帰って来たらまたコインも記事にしますね。

アルバムは都市部では一瞬で売り切れたところもあったようですが、パートナーが手に入れたのはその5日後だったので、運が良ければまだ置いてる店があるかも?

おわりに

という事で、こんな状況で始まった東京オリンピック。

また「他の州がロックダウンで大変なんだから、ブリスベンで馬鹿騒ぎするな!」という声も見掛けましたが、それはちょっと違うんじゃないかなあと思ってます。喜びたい人は喜べば良いわけで、国全体が暗くなる必要はないかと。

でも正直、東京オリンピックについては針のむしろにいるような気分になっているのですが、政治と国民は分けて考えるべきだと思っていますし、少しでも良いものになったら良いなと祈ってます。

>Acknowledgement to Country

Acknowledgement to Country

This website would like to acknowledge Aboriginal and Torres Strait Islander people, the traditional custodians of this land and pay our respects to Elders both past and present.このウェブサイトは伝統的な土地の所有者であるアボリジナルおよびトレス海峡諸島の人々、そして過去と現在の長老に敬意を表します。