ついこの間「オーストラリアのセブンイレブンで Onigiri (おにぎり) を売ってた」というツイートが流れて、オーストラリアのアカウント界隈がどよめきました。
ここ3年くらいの間にもセブンイレブンはどんどん進化して来ているなと思っていたのですが、何とついにおにぎりまで‼︎ (どうもメルボルンでは2019年くらいから売ってたらしいのですが、シドニー在住の私は気付いてませんでした)
…でも、果たしてオーストラリアで日本のクオリティを求められるものでしょうか⁇ 散々裏切られて来た私は、ちょっと警戒してしまいます。
ただ、食べた事ない癖に色々言うのは私のポリシーに反するので、ちゃんと実際に食べてみましたよ〜!
セブンイレブンの Onigiri は果たして…⁉︎
その噂の Onigiri ありました〜!
$2 って安‼︎ 今時、シドニーで Sushi Roll 1本$3.50 くらい余裕でしますからね。(スペシャルプライスだったようで通常は$3みたいです)
私が見た限りでは、サーモン、ツナ、テリヤキマッシュルームの3種類でした。本当はサーモンが良かったのですが、1択だとしたらやっぱりいちばん面白そうなテリヤキマッシュルームにするでしょ⁉︎ (笑)
Onigiri 1個しか買わなかったのは、Sushi Roll も買いたかったからです。
私は以前セブンイレブンの Sushi Roll を2回食べて2回ともあまりにもご飯が固くて食べられなかった経験があり、それを記事にもしているのですが、あれからもう2年以上経っています。
もしかしたら改良されているかもしれないですし、もしおいしくなってたら「まずい」で終わったままになっていると風評被害になり兼ねませんからね。だから、また数年後に食べて情報を追加したいと思っていたので、今回の Onigiri 登場はちょうど良い機会でした。
見た目はまるっきり日本のおにぎりですよね。という事で、いよいよ食べてみます〜‼︎ ドキドキ。
Onigiri はアリ?ナシ?
ちゃんと日本のコンビニおにぎりと同じく、両側を引っ張って海苔パリパリで食べれるようになってます。
で、海苔が全部取れなくてパッケージに残るのもお約束…。いや、日本より酷くて海苔がバリバリに破れて具が見えてます。というか、具は中ではなく外にあるんですね。
食べた感想は…、
私的には全然アリでした!
もちろん日本のクオリティには敵いませんが、ちゃんとギリおいしく食べれるレベルだと思います。
えっとね、日本人経営ではないお店が売ってる安い Sushi Roll が食べられる人なら大丈夫!
でもほら、オーストラリア産のお米では満足出来ずに色々試してこだわってる人も多いじゃないですか。そういう人にとってはおいしくないと思います。
まあ、テリヤキマッシュルーム味がおいしいのか?というのと、なぜか酢飯を使っているので、これは Onigiri であっておにぎりではないな、とは思います。
とりあえず次回はサーモン食べてみたいです!
Sushi Roll は改良されていたか?
次に Sushi Roll ですが、もうチラッと見えるご飯でお米柔らかそうなのが分かります。以前は見るからにお米がギュッと詰まっていてギッチギチでしたが、これならいけそう!
食べてみたら、やっぱりご飯が柔らかくて「おいしい」とさえ思ってしまいました。まあ、あくまでもオーストラリアクオリティですけどね。
うーん、私はこのレベルならリピートしそうです!コンビニだとわりとどこでもあって夜遅くても大丈夫なので便利ですし、もう仕方なくミートパイやソーセージロールを買わなくてもすむかもしれないなあ…と。
いや、セブンイレブンのホットフードもおいしいんですけど、お腹空いてると日本人の私的にはコレジャナイって思っちゃうんですよね。だから、そんな時はこれいっちゃうかもです。
まあ、アジア人が少ない地域とかあるので全店舗には置いてないかもしれませんが。
結論
- そもそも最初から日本のクオリティと比べると失敗する。
- ちまたにある「食べれる」レベルのお寿司でもおいしく食べれる人なら悪くない。
- 本場のおいしいおにぎりが食べたい人は食べてはダメ。
はあ〜、今回自分を含めみなさんの食に対するレベル基準が露呈してしまったかも…(笑)
肯定派が「まあ食べれました」といまいち消極的な答えだったのも、食べてみて理解出来ました。きっとおいしいと思う人もいるのでしょうが、日本人基準で考えるとまずい部類に入りますからね。
でも、オーストラリアのエセ日本食クオリティを知っている人にとっては、全然許せるという事ではないかと思います。うう…、これが日本国外に住むという事ですよ💦
ちなみに私と同じタイミングでシドニー在住の田中秀尚さん (@HidetakaTanaka) もレビュー記事を書いているので、興味があれば読んでみてください。
人の基準はそれぞれなので難しい
この件で「人によって思ってる “おいしくない” の基準が違うので、やっぱり自分で食べてみないと分からないなねー!」と、改めて思いました。
今回、実際に Onigir を食べた人の評価は「まずくてとてもじゃないけど食べれない」「ご飯がパサパサでガッカリ!」という意見も多数あった反面、「オーストラリアクオリティだけどちゃんと食べれた」「オーストラリアにしては頑張ったんじゃないか」と肯定的な意見もあり、賛否両論だったんです。
で、私はひとりで2018年10月に食べた、本当に激まずだった頃の Sushi Roll の話をしていたわけですよ。この私が食べれなくて捨てるなんてよっぽどですからね⁉︎
あのクオリティの頃だったら、みんな私に1000%同意してくれると思います。
だから、話してて何となく話が噛み合わない気がしたのも納得‼︎
でも「おいしかったからまた来よう!」と思っていたレストランでさえ気がつくと2年くらい簡単に経ってるのに、トラウマ級にまずかったものをすぐまた食べようと思えるはずもなく、このズレは仕方なかったかなあと思います。
まあこれ、今回は Onigiri でしたが「オーストラリアのおすすめ観光地はどこ?」「どの都市が住みやすい?」などという質問に対する意見とも似ていると思いました。
昔シドニーに住んでて「シドニー大好き!」と常々言っていた友人が、実はシドニーの観光地を全然知らないという事が分かって、私とはそもそもの「好き」という基準が違うんだなと思った事もありますから。
他のトピックでも似たような事が常に起こってますよね。
だから、結局みんな自分の基準でしか話してないという事なんで、情報は鵜呑みにせずに自分で調べて検証した方が良いよね!
…という話に繋げてみたりして (笑)
おわりに
これからもますますオーストラリアのセブンイレブンは進化して、将来「コンビニがコンビニエンスじゃない!」と言っても理解されなくなる時代が来ると予想しています。今後10年でかなり変わるのではないでしょうか。
とりあえず、この Onigir と Sushi Roll、あなたはアリ?ナシ?ぜひ食べてみて教えてください!