オーストラリアの人気お菓子ティムタム (Tim Tam) について全て語ります

このブログでも何度も紹介しているティムタム (Tim Tam) は、オーストラリアのアーノッツ社 (Arnott’s) が発売する大人気のチョコレート菓子です。

オーストラリアではどこのスーパーマーケットで普通に山積みされていますが、日本でもカルディやコストコ、ドンキホーテなどで買えるので、知っている人も多いのではないでしょうか。

更に2021年には、日本のキャンベルジャパン株式会社が「ティムタムジャパン」として取り扱うようになったみたいです。

そんなティムタムが私も大好きで、オーストラリアに来てから10年以上追いかけて来ました。

という事で、この記事ではティムタムにまつわる有名な話から、あまり知ってても得しないような豆知識まで詳しく掘り下げて紹介します!

ティムタムってどんなお菓子?

Tim Tam 2020

もしかしたら、まだティムタムがどんなお菓子か知らない人がいるかもしれないので、先に説明しますね。

ティムタムはチョコレートクリームをサンドイッチのように挟んだビスケットを、さらに上からチョコレートコーティングしたお菓子です。

種類は複数あり、オリジナルの他にダークチョコレート、ダブルコート、キャラメル、そして2009年にはホワイトチョコレート、2019年にはチョコミントもレギュラー入りしました。

ティムタムの種類

Tim Tam

Original (オリジナル)

Tim TamDark (ダーク)

Tim TamDouble Coat (ダブルコート)

Tim TamChewy Caramel (チューイーキャラメル)

Tim Tamホワイト (White)

Tim TamChoc Mint (チョコミント)

以上が一年中手に入る定番のフレーバーですが、これら以外に毎年限定のフレーバーもあります。

毎年発売される限定フレーバー

毎年発売されている限定フレーバーは、過去にはマスターシェフのズンボジェラートメッシーナとコラボしたものや、リンゴ飴味やらシャンペン味やら面白いフレーバーも数多く発売してました。運が良ければ、大手スーパーマーケット Coles や Woolworths 限定も見付けられるかもしれません。

もしお土産にするなら、断然こっちの方が面白いですよね!

Tim Tam 2021これは2021年のティムタム

具体的なフレーバーはどんなものがあったのか、過去から現在までの限定フレーバーは別記事に詳しく書いてますので、気になる人は下のリンクから見てみてくださいね。

Eri
安く買いたい人は、時々やってる2個買うとちょっとお得になるセールを狙うと良いかも。

数字からティムタムを見てみよう

Tim Tam

では、あなたはレギュラーのティムタムの中だったら、どれを選びますか?

ツイッターで聞いた意見だと、やっぱりダークとホワイトが人気でした。確かにオリジナルは激甘なので、日本人にはダークくらいがちょうど良いのではと思います。

でも数字で見てみたらどうでしょうか。

オリジナル 11個入り 200g (18.3g) 1個399kJ (95Cal)
ダーク 11個入り 200g (1個18.3g) 1個397kJ (95Cal)
ダブルコート 9個入り 200g (1個22.2g) 1個448kJ (107Cal)
キャラメル 9個入り 175g (1個19.4g) 1個400kJ (96Cal)
ホワイト 9個入り 165g (1個18.3g) 1個412kJ (98Cal)
チョコミント 9個入り 160g (1個17.8g) 1個384kJ (92Cal)

個数やカロリーなどを見てしまうと、ちょっと悩ましかったりして…。

そうなんです、ティムタムは種類によって入っている数や厚さなどが違うんです。

 

Tim Tam

オリジナルとダブルコートを比べてみると、厚さが全然違います。写真が小さ過ぎたらちょっと拡大してみると分かりやすいです。

 

Tim Tam

パッケージをよく観察してみると、実は左下に小さく個数とグラムが書かれています。

そして、その上にはヘルススターレーティング (Hearth Star Rating) という表示も。これ、ヘルシーだと最高5点なのですが、ティムタムは0.5ですからね。

そりゃまあ、ヘルシーとは思ってませんけど、ここまで丁寧に表示されているのに買ってしまうティムタムおそるべし…。完全に娯楽的食べ物ですね。

でも、ティムタムスラムというもっと悪い食べ方もあります (笑)

ティムタムの有名な食べ方 “ティムタムスラム”

Tim Tam

ティムタムスラム (Tim Tam Slam) というのは、ティムタムの両端をかじって、それで暖かいコーヒーなどをストローのように吸う食べ方です。

ティムタムがドロッと一瞬で溶けて口の中に入ってくるので、一度はお試しを。甘いティムタムが更に甘く感じられます。

Tim Tam

2019年にはスラム専用のティムタムも販売されてたんですよ。

微妙に変わったパッケージデザイン

Tim Tam

そして、これはものすごくどうでも良い知識かもしれませんが、ティムタムのパッケージは何度か微妙なマイナーチェンジをしています。

端が白くて光沢がなかった2006年頃のパッケージが、2010年頃にはいつの間にかツルツルになっていて、更に気付いたら2018年頃にはシンプルに。

Tim Tam

2011年頃にシドニーロイヤルイースターショーで買ったティムタムのショーバックに入っていたティムタムは、ひとつ前のパッケージです。

こんな風にショーバックを買うとなんらかのティムタムグッズもついてくるので、ティムタムファンはチェックしてみても良いかもしれませんね。

 

ティムタムの名前の由来は…⁉︎

Tim Tam

ところで、ティムタムという名前はかわいくて覚えやすいですが、この名前はどこから来たのでしょう。

なんと、1958年に行われたアメリカのケンタッキーダービー (Kentucky Derby) で優勝したティムタムという名前の馬が由来なんですって!創業者のロス・アーノットが名付けたそうですよ。

Eri
Eri
競馬かよ。

という事は、違う馬が優勝してたら違う名前になってたかもしれませんね。うーん、オーストラリアらしいと言えばらしいかも。

海外で見るティムタムや類似品

Tim Tam

さて、ティムタムはインドネシアでも作られているのを知ってますか?

Tim Tam

インドネシア版はオーストラリア版よりちょっとだけパッケージが平たくて、インドネシアにしかないフレーバーもあるようです。で、裏にはオーストラリアやニュージーランドでは販売禁止と書かれています。

 

また、ティムタムはアメリカやカナダなどでも輸入品として売られていますが、オーストラリアとはちょっとパッケージが違うみたいです。

 

そしてこのティムタム、実はあるお菓子にインスピレーションを得て作られたお菓子でした。

それがペンギン (Penguin) というイギリスで90年以上も食べられているチョコレート菓子。

このお菓子にヒントを得て1964年にオーストラリアで発売開始されたティムタムは、すぐに大ヒット。今でも不動の人気がある大ヒット商品になっています。

 

Tim Tam

そう言えば昔、オーストラリアのスーパーマーケットで「これはパクリ過ぎだろう…」と思ったものも売ってましたが、ホームブランドの類似品は「ニセタム」とか呼ばれてお金のないワーホリの私たちの間で重宝されてました。でも、最近見掛けませんね?

コラボ商品

Krispy Kreme

2021年8月には Krispy Kreme がティムタムとコラボしたドーナツを販売していました。

2021年12月には、マクドナルドでティムタムサンデーも売られています。

おわりに

という事で、類似品も含め世界中で長く愛され続けているティムタム。

オーストラリアにいるならやっぱり限定フレーバーを試してみて欲しいですし、日本からでも基本の定番フレーバーは買えますのでオーストラリアの味を堪能出来ます。

「甘〜‼︎ 」と思いつつも、ついつい手が伸びちゃうんですよね。

 

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