食べ継がれるオージーのおやつ『エアプレインゼリー』90周年!

食べ継がれるオージーのおやつ『エアプレインゼリー』90周年!

ちょっと地味ですが、オーストラリアの子供たちに昔から親しまれているおやつ、エアプレインゼリー (Aeroplane Jelly) を知っているでしょうか?

かつて大々的に宣伝されていた超有名な国民的なおやつであり、オーストラリアの人はみんなこのゼリーを食べて育ったと言っても良い粉末ゼリーの素です。

 

特に昔の母親は今のように外に働きに出る人は少なくて、子供たちのためにおやつを作ってたもんだけど、エアプレインゼリーは安くておいしい最高のおやつだったんだよ。

と、この間、知り合いのオーストラリア人男性が教えてくれました。

そんな昔からあったこのエアプレインゼリーというブランド、実は2017年でちょうど90周年を迎え、限定パッケージやキラキラの記念ゼリーの素が発売されています。

この機会にエアプレインゼリーについて、もっと詳しくなりませんか?

 

Aeroplane Jellyのウェブサイト
http://www.aeroplanejelly.com.au

 

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90周年おめでとう!

エアプレインゼリーには、私もかなりお世話になりました。

前述した通り、このゼリーの素は安くておいしいので貧乏ワーホリだった私にとってもありがたい存在で、特に真っ青のブルーベリー味が物珍しくて大好きだったんですよね。

今年がちょうど90周年だと知ったのは、たまたま買ったゼリーの素のパッケージに『90周年限定デザイン』と書かれてていたからです。2月には Luna Park で一般の人向けに90周年イベントが行われたりしてたみたいですけど、全然知りませんでした!

しかも、普通のバージョンのデザインも微妙にデザインが変わってました。写真左が以前のデザイン、右が新しいデザインです。いつの間に変わったのかは分かりませんが、まだスーパーマーケットに古いデザインが置いているという事は、つい最近なんでしょうね。

7色のレインボーゼリーを作りたかったのですが、スーパーマーケットによって置いてるゼリーの品揃えが違った為に2カ所に分けて買ったので気付きました。王道のイチゴ味やライム味はどこでもあるんですけど、マンゴー味とかポートワイン味とかになってくると置いてない所が多いんですよね〜。

とにかく、リアルタイムで90周年を紹介出来たので、気付けて良かったです!

 

こちらがそのゼリー

キラキラ光るグリッターゼリー発売

このブランド、ターコイズ色ブルーヘブン味とかピンクのクリームソーダ味とか、面白い限定のフレーバーを時々発売するんですが、90周年記念ではキラキラ光るグリッターゼリーが発売されているとの事で、さっそく買いに行きました!

それがこちら!いやー全部で3種類なのですが、なぜか3種類全部揃っているお店がなくて、ちょっと探してしまいましたよ〜!キラキラとラメみたいに光るゼリーがどんな感じなのか、とても楽しみです〜!

 

こちらがグリッターゼリーで作ったレシピ

パッケージを観察

さて、新しくなったパッケージのデザイン、今まで特に気にしてませんでしたがせっかくなのでじっくり観察してみましょう。

まず箱の裏に迷路などのゲームが載っていた旧デザインとちがって、新デザインの箱の裏はゼリーのレシピと Instagram のページまで紹介する現代風に!

新デザインは Made in Australia が強調されて書かれているので、お土産にも良さそうです。

旧デザインの方には飛行機のキャラクターからと思われるメッセージが書かれてたんですね。初めて読みました。

Hi, Bertie the Aeroplane here. Did you know that I’m named after aeroplane lover Bert Appleroth? He created the delicious Aeroplane Jelly way back in 1927.
Today, there’s a whole fleet of yummy flavors and varieties to try.
So sing it with me, “I like Aeroplane Jelly. Aeroplane Jelly for me!”

やあ、飛行機のバーティだよ。僕の名前は飛行機好きのバート・アペレロスが由来してるって知ってた?彼は1927年においしいAeroplane Jellyを作ったんだ。
今では、おいしい味の豊富な仲間が試せるようになったよね。さあ僕と一緒に歌おう ♪Aeroplane Jellyが好き、僕の為のAeroplane Jelly♪

この飛行機はバーティという名前があったんですね。でも、バート・アペレロスって誰?何その歌??

実はこの歌、当時のコマーシャルで歌われたエアプレインゼリーの歌でした。ああ、だから90周年限定デザインはブランコに乗った女の子なのか!と納得。それにしても、一度聴くと耳に残って思わず口ずさみたくなってしまう歌です。

エアプレインゼリーの歩み

という事で、このエアプレインゼリーの歩んできた歴史について振り返ってみます。

バート・アペレロス(Bert Appleroth) という人がエアプレインゼリーの創始者で、彼はシドニーのトラム (路面電車) の運転手をしていた人です。当時のシドニーには路面電車が走っていたんですよね。(1879年〜1961年まで)

彼はバスタブでゼリーを作り、トラムを使ってゼリーを一軒一軒直接売り歩いたんだそうです。バスタブって…。

そして1927年にTraders Pty Ltdという会社を結成し、その時代、新しくてエキサイティングだった飛行機のイメージで Aeroplane Jelly と名付けました。ちなみに1927年は日本の昭和2年です。

1927年
トラムの運転手バート・アペレロスさん、
彼のバスタブでゼリーを作ってシドニーのトラムで配る。

Market St and Elizabeth St, Sydney The Photographic Collection

1930年
ゼリーのCMソングがAlbert LenertzとLes Woodsによって作られ、1930年代初頭の日曜午後1時、ラジオステーション2KYで初めて曲が流される。

1934年 
農村への配達を行うためにTiger Mothという飛行機を使用。
彼の宣伝活動とゼリーの広告キャンペーンは大成功し、HoldenやVegemiteと同様に国民的アイコンとして有名になる。

de Havilland DH82 Tiger Moth DF112 9 July 2011 Tony Hisgett

1938年
当時5歳だったJoy Kingが200人の子供の中から勝ち残り、
ゼリーのCMソングのオフィシャルボイスとなる。
この時の歌は、今日の宣伝でも使われている。

この歌は1940年代にはオーストラリアのラジオで1日100回以上この曲が流れていたくらい有名だったそうです。

1942年
飛行機Bertieのキャラクターが、
映画館の2分間CMにてシネマスクリーンデビュー。

これ、実は今日でもYoutubuで見る事が出来ます。
Birtieって、あんな顔して結構なお歳だったんですね!(笑)

1950年
1938年のタレントクエストでJoy Kingの次の候補者の一人だったTommy Dawesが、
“口笛を吹く少年”としてゼリーのパッケージシンボルとなる。
彼は70年代後半まで色々なゼリーのパッケージを飾り、
80年代後半から90年代中期には復刻版も出ていた。

何十年も後になって、この時の心境を少年トミーくんだった男性が語っています。
自分の顔がたくさん印刷されて、とってもとっても嬉しかったそうです。

1953年
オーストラリア初のローカロリーゼリーが紹介される。
これは今日でもAeroplane jelly Liteとして売られている。

1960年
あの有名なブランコに乗った女の子が白黒テレビのCMに登場。

1970年
NSW州以外の州へも進出。VIC州、QLD州、SA州、WA州へ。

1981年
世界一大きなゼリーを作ってギネスの世界記録に載る。
ゼリーはスイカ味で3万5千リットルだった。

1988年
オーストラリア建国200年周年記念を祝って、オーストラリアのフルーツシリーズが発売される。
ネイティブフルーツであるQuandong、Midjinberry、Lilly pilly味は1992年まで売られていた。

Quandong (Santalum acuminatum) fruit & seeds at Angas Downs, NT 3 September 2011 JennyKS

1994年
孫の代まで受け継がれたAeroplane Jellyの会社だったが、アメリカの子会社McCormick Foods Australiaに売却される。

1996年
飛行機Bertieが再登場。
同時に20機もの新しい友達が出来る。

2007年
80周年を迎え、
メルボルンとシドニーで盛大で大きなパーティが開かれる。

2008年
ゼリーのCMソングが、
ナショナルフィルムアンドサウンドアチーブにオーストラリアの今年の歌として加えられる。

2013年
すぐに食べるカップのゼリーが登場。
学校のお弁当にピッタリ。

2016年
マグケーキ発売。

2017年
90周年を記念して、グリッターゼリーと限定パッケージ発売。

Aeroplane Jellyの一番最初の工場はシドニー郊外のPaddingtonに、その後33年間West Rydeにあったのですが2006年にVictoria州のClaytonに移動したそうです。

おわりに

普段何気なく知っていると思っていた物も、意外と奥が深かったりするんですね。

ウェブサイトにはいかにも外国っていう感じのゼリーのレシピがたくさん載っているので見てみてください。

♪ I like Aeroplane Jelly. Aeroplane Jelly for me〜! ♪