シドニーハーバーブリッジの楽しみ方3選 徹底解説!

シドニーハーバーブリッジの楽しみ方3選 徹底解説!

シドニーを象徴するランドスケープと言えば、やっぱりオペラハウスとハーバーブリッジ、観光するならこの2つのスポットは絶対に欠かせません。せっかくなら存分に楽しみたいですよね。

「オペラハウスは分かるけど、ハーバーブリッジはどんな楽しみ方があるの?」という人もいると思うので、今回はこのシドニーハーバーブリッジ (Harbor Bridge) に焦点を当てて色々な楽しみ方を紹介していきます!

 

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シドニーハーバーブリッジについて

シドニーハーバーブリッジは、1923年7月に建設が始まり1932年3月に完成したシドニーの中心部 (CBD) とノースショアエリアを繋ぐアーチ橋で、その形からコートハンガー (The Coathanger) という愛称でも親しまれています。

全長1149m、幅49m、高さ134mのこの橋は、世界で6番目に長く、2012年にバンクーバーに抜かれるまでは世界で最も広い橋としてギネス世界記録の認定も受けていました。

車道は8車線あり、電車の線路、歩行者、自転車も通れるようになっています。

その美しい景観を楽しむ為にフェリーに乗るのもおすすめです。

サーキュラキーのフェリー乗り場からマンリーやタロンガ動物園など色んな所へ行けるのですが、フェリーの上から右にオペラハウス、左にハーバーブリッジが望める贅沢な体験が出来ます。毎日ここを通勤・通学してる人もいるなんて、ちょっと羨ましいですね。

1. 見る・撮影する

そして、ハーバーブリッジを写真に収めるおすすめの撮影スポットがいくつかあるので、紹介しますね!

① ボタニックガーデンから

サーキュラキーからオペラハウスの横を通り抜けてボタニックガーデン (Royal Botanic Gardens) に出る道の海沿いを歩いて行くと、オペラハウスとハーバーブリッジがぴったりと重なる上のような写真が撮れる場所があります。

ボタニックガーデン入り口はここだけではないのですが、ここがとりあえず一番分かりやすいと思います。

そして更にどんどん道路を歩いて奥まで行くと、上の写真のような絶景スポットも!
ここは結婚式の撮影場所としても人気があるようで、よくウェディングドレスとタキシードのカップルを見ます。今回はアジアの人たちが撮影してました。

ボタニックガーデン入り口からこの場所までは、ぐるーっと結構歩きますが、景色を楽しみながら歩いていると意外とあっという間に着いてしまいます。

せっかくここまで来たので、ついでにボタニックガーデンのミセスマッコーリチェアや遠くに見えるフォートデニソンなども見て欲しいのですが、それはまた詳しくボタニックガーデン記事で書きますね。

② オペラハウスから

上の写真はオペラハウスから撮ったハーバーブリッジです。
オペラハウスの階段を登って景色を眺めると、サーキュラキーが高い所から見下ろせます。

③ ミルソンズポイントから


こちらはハーバーブリッジを渡ってシティの反対側にあるミルソンズポイント (Milsons Point) 側から見るオペラハウスとハーバーブリッジ。

こっち側からだとまた雰囲気が違って、ハーバーブリッジも近いですね。


ミルソンズポイントの海沿いにはルナパークという遊園地があるので、ちょっと寄ってみても良いかもしれませんね!

ルナパークについて
シドニーの遊園地 ルナパーク

④ ロックスの丘から

こちらはロックスのプラネタリウム (Sydney Observatory) が近くにある丘の上です。
角度的にオペラハウスは見えませんが、とても景色がきれいで天気の良い日はサイコーです。

Sydney Observatory
1003 Upper Fort St, Millers Point NSW 2000

⑤ ハーバーブリッジの上から

ハーバーブリッジを上がるとパイロン展望台 (有料) があるのですが、そこからだとハーバーブリッジを上から見下ろしたような写真が撮れます。次の項で詳しく書きますね。

ここなら、オペラハウスもきれいに見えますよ。

ブリッジから夜景を撮るなら

ハーバーブリッジから夜のオペラハウスを撮るのも素敵です。(でも防犯には充分にお気を付けくださいね。)

最近のカメラは性能が良いので関係ない人もいるでしょうが、シャッター速度が遅くなるデジカメの夜景モードは、しばらくカメラを固定しておかないとブレてしまいますよね。ハーバーブリッジは車が通る振動で常に揺れていますので、普通に撮るとかなりのブレです。

ここはすごく揺れる↑ので夜景モード撮影には向きません。

でも、石造りの場所 (パイロン) まで歩いてそこでカメラを固定すると、揺れずにきれいなオペラハウスが撮れますよ。

2. 歩く・渡る

パイロン展望台があるハーバーブリッジまで、もしも時間に余裕があればぜひ歩いて渡ってみてください。景色も良いですし、良い散歩コースになります。
橋の上には、ジョギングしている人たちや観光の人たちが大勢歩いている事が多く、大概は警備員も立っているので安心です。

ロックスからミルソンズポイントへ歩く南→北コースか、逆にミルソンズポイントからロックスへ歩く北→南コースか、好きな方を選んでください。

ロックスから歩く場合

ロックスからミルソンズポイントへ歩く場合は、Cumberland Street の体育館横に入口があります。

橋の入り口がちょっと分かりにくいかもしれませんが、オーストラリアン ホテルを目印にしたら良いと思います。
そこから道路を挟んで斜め右側に橋の入り口があります。
(ちなみにここのレストランではエミューやカンガルー、クロコダイルのピザが食べれますよ。)

The Australian Heritage Hotel
100 Cumberland St, The Rocks NSW 2000

http://australianheritagehotel.com

ミルソンズポイントからの場合

ミルソンズポイントからロックスへ行く場合は、シティからだとフェリーか電車でミルソンズポイントまで行きます。

ミルソンズポイント駅近くのトンネル横の階段を上がると、橋の上に出ます。

車で通る時の注意点

ノースエリアに行く時やちょっと遠出をする時など、バス、電車、自動車などでこのハーバーブリッジを渡る機会も多いかもしれません。

現在 (2018年)、このハーバーブリッジは南から北へ行く時は無料ですが、北から南に行く時は有料となっています。

平日
6:30am – 9:30am $4.00
9:30am – 4:00pm $3.00
4:00pm – 7:00pm $4.00
7:00pm – 6:30am $2.50
週末
8:00am – 8:00pm $3.00
8:00pm – 8:00am $2.50
(参考: http://www.rms.nsw.gov.au)

注意しないといけないのは、ここは無人の有料道路なので、E-Tollという日本のETCのようなセンサーのタグでしか支払いが出来ないという事。

もし搭載していなくて知らずに通過してしまったら、48時間以内に支払わないと罰金請求が送られて来るようですので気を付けてください。(支払いはネットで出来ます。)

レンタカー会社で貸してくれる場合もあるようですので、確認してみてください。
タクシーを利用する場合、南から北でも帰り道の通行料金を含んで請求されるかもしれません。

 

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3. 登る

ハーバーブリッジを登るのは、パイロン展望台かブリッジクライミングになります。

パイロン展望台

橋を渡って行くと石造りの支柱があり、この石造りの支柱をパイロンと言い、ここを支えにアーチ橋が吊り下げられています。
ロックス側のパイロンに展望台入り口がありますので、そこから上へ上がります。

Pylon Lookout
South East Pylon of the Sydney Harbour Bridge

http://www.pylonlookout.com.au

10.00am − 5.00pm

General Admission (13歳以上) $15.00
Concession (Seniors & Student) $10.00
Children (5歳〜12歳) $8.50
Children (4歳以下) 無料

階段を上がると中に受付があるので、そこでお金を払って更に上へ行きます。

受付の上の階には小さなおみやげ屋さんもあります。

この階段、200段あるそうなので、ちょっとした運動になります。
階段途中に人形がぶら下がっていたりしてちょっと怖いですが(笑)、展示物やパネルも置かれていたり、疲れたら座れるイスも置いてあります。

一番上まで来ると、ハーバーブリッジについて色々書かれた展示パネルが。

ブリッジのペイントにどれくらいかかったの?ペンキはどれくらい必要だったの?何故グレイの橋にしたの?などなど、子供も楽しめるクイズが書いてあります。

そして展望台は、ぐるーっと360度の景色を楽しめるようになってます!

ブリッジクライムしている人たちも上から見下ろす感じ。

階段を降りて下の受け付けに戻ると、小さなパネルの部屋を通って、来た階段とは違う階段から出口に出ます。

ブリッジクライム

ハーバーブリッジをよく眺めてみると、人が登っている姿が見えるかもしれません。
これは、ブリッジクライムという人気のアクティビティで、普段は行けないハーバーブリッジの上を歩きます。

早朝、日中、日没、夜間と時間を選べて、所要時間は基本3時間半ですが、90分のコースもあります。
値段は$200〜$300以上までありますので、ウェブサイトでチェックしてみてください。
https://www.bridgeclimb.com

Vivid Sydney などのオペラハウスライトアップするイベントの時期は特に夜間が人気があるようです。

実はハーバーブリッジの上で結婚式を挙げるカップルもいます!
ドレスは着れませんが、2008年に初めてスコットランドのカップルがブリッジの上で結婚式が行われてから、今まで27組の夫婦がここで式を挙げているとの事。当時ニュースで話題になっていたのを覚えています。

クライムの時は専用スーツ着用し、危険なので自分のカメラを持ち込めません。(写真はスタッフの人が撮ってくれます。)
経験した人の話を聞いたら意外と筋肉痛になるそうですが、眺めは最高でしょうね!

歴史

さて、そんなハーバーブリッジですが、完成までに様々なアイディアが繰り返し提案され、建設着工までにとても長い時間を要しています。

建設の計画が最初に持ち上がったのは1815年ですが、建設は実行はされないまま時が過ぎ、1840年に浮き橋の案が出たり、1879年にはトラス橋 (細長い鉄などを三角形に繋いでいく橋)の提案が出たり、案だけは色んな人が提案していました。

1900年に入ってから、政府はハーバーブリッジのデザインを国際的に募集し、2度のコンテストを主催してデザインの決定までしたものの、建設計画は1904年の景気低迷と政権交代によって、結局計画倒れになってします。

1914年、現在のハーバーブリッジ建設の指導をする事になるジョン・ブラッドフィールド (John Bradfield) がブリッジと鉄道の責任者として任命されました。

彼の橋の建設計画は議会にかけられ、途中まで法案を通過しましたが、第一次世界大戦の影響で費用のかかる橋の建設は却下されてしまいます。

その後もブラッドフィールドは、橋の建設に向けて計画し、1921年の海外視察でニューヨーク市のHell Gate Bridge の単独アーチ橋を見て、ハーバーブリッジのデザインを決定。1922年になってやっと法案が通過しました。

(画像: Hell Gate Bridge https://hellgate100nyc.comより)

建設と開通

ハーバーブリッジ建設は、現在シティー・サークル (City Circle)と呼ばれている地下レールウェイの建設と同時に始まりました。

現在、橋の車道が8車線なのは、実は1958年まで路面電車が通っていたからです。路面電車廃止後、道路2車線が追加されたのです。

建設にあたって、ノースショアの推定469の建物が補償もほとんどされずに取り壊され、土台などの基礎工事を終え、1928年10月26日にアーチ橋の建設を開始。
1929年に世界恐慌 (The Great Depression) が始まり世界は不景気でしたが、シドニーでは多くの労働者が雇用されました。

橋に使われた鉄の79%はイングランドから輸入、21%はオーストラリア産だそうです。

建設は橋の両側から始まり、最終的に中央で繋がるように計画され、1930年8月19日にアーチが完成。
更に鉄道や道路、電話線、水道管、ガス管、下水管などの工事も進めました。

現在ルナパークがある場所は、橋の建設作業小屋だった場所です。

1932年に安全確認の実験を何度も行い、3月19日の日曜日についに開通式を迎えました。

開通を祝って橋の両側でリボンが切られる予定になっていて、南側にはNSWのジャック・ラング (Jack Lang) 首相が待機していました。が、突如軍服を着て馬に乗った男性が現れリボンを切るというハプニングがあったそうです。

慌ててリボンを結び直してリボンを切り直したそうですが、その男性は右派のグループで、これは左派の政策に反抗しての行為で、この後も色々とあったようです。

開通祝いは空包を発射し敬意を表明する礼法 (Gun Salutes) 、橋の下を通る客船、ベネチアンカーニバル、スポーツカーニバル、花火、展覧会など盛大に祝われました。

1934年になると、パイロンにカフェやアボリジナル博物館、暗い部屋で映像が観れるカメラオブスクラなど、様々なアトラクションが設置され、観光客で賑わいましたが、1939年に第二次世界大戦が勃発してから一変。

観光地は閉鎖され、橋の4つのパイロン部分は軍が防御用の壁を作り、対空砲を設置した時代もありました。

1948年〜1971年には、イボンヌ・レントアウト (Yvonne Rentout) による『All Australian Exhibition』という展示がパイロンで行われていた事も。

屋上に飼われた猫たちは、観光客に大人気だったそうです。

その後は1982年まで閉鎖されていましたが、たびたび展示会などが開かれるようになり、今は展望台となっています。

おわりに

オペラハウスの建設も長かったですが、ハーバーブリッジも長かったですね!

ハーバーブリッジ 1923年7月28日〜1932年3月19日
オペラハウス 1959年3月2日〜1973年10月20日

今では当たり前のようにあるハーバーブリッジとオペラハウスの景観ですが、そう思うと歴史を感じますね。
オペラハウスについては別記事に詳しく書いてありますので、そちらもどうぞ。

オペラハウスについてはこちら
世界遺産 オペラハウスを楽しもう!