シドニーから車で Hume Highway (M31) を南下して約1時間半 (140km) の Sutton Forest (サットン・フォレスト) というところに、おいしくて有名なパイショップがあります。
オーストラリアらしくてユニーク名前が付けられたそのパイたちは、伝統的な味と素材を生かした手作りなんんだそうです。
シドニーからちょっと距離はありますが、シドニーとメルボルン間のロードトリップなどで寄ってみると、オーストラリアを満喫出来て楽しいかもしれません。
ちなみにこのお店は2号店で、1号店はシドニーから南のニューカッスルの近くのヘザーブレイという場所にあります。
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ヘザーブレイパイへ!
お店は Hume Highway から Sutton Forest Service Centre 左側の横道を入って奥なので、ちょっと分かりにくいかもしれませんが、道路にサインは出ています。
マクドナルドも過ぎて更に奥。
Sutton Forest Service Centre, Hume Highway, East Side
https://www.heatherbraespies.com.au/
毎日 6am – 9pm (クリスマスは除く)
お店に入ったらすぐ車のオブジェが飾ってあって印象的。
店内はこんな感じ。3時半という時間だけに、お客さんはパラパラでした。
ユニークな名前のパイたち
伝統的な味と質の高い食材を生かしたパイは毎日店内で手作りされているそうで、毎年行われるナショナルベーキング大会では多くの賞も受賞しているのだとか。店内にもトロフィーが複数飾ってありました。
特に面白いと思ったのがパイの名前が Shepherd’s、Bushman’s、Digger’s、Jillaroo、Ned Kelly など、オーストラリアらしいネーミングな事です。
Shepherd’s | ラム肉、豆、ニンジン、タマネギにホイップされたポテトとチーズが乗ったパイ | シェパードは宗教的意味でも使われる事がありますが、この場合は羊飼いの事です。 |
Bushman’s | 牛肉、タマネギ、ベーコン、ニンジン、パースニップ (白ニンジン)、マッシュルームのパイ | 名前の通り、アウトバックなどの奥地に住む人の事。 |
Digger’s | 牛肉とニンニク、タマネギが入ったパイ | 19世紀のゴールドラッシュに鉱夫たちが自らをディガーと呼びました。アンザック軍の兵士たちが互いを呼び合う言葉でもあります。 |
Jillaroo | 牛肉、ベーコンの薄切り、タマネギ、パルメザンチーズのパイ | ジラルーは牧場で働く見習い女性の事で、男性はジャカルー (Jackaroo)。19世紀半ばからオーストラリアやニュージーランドで使われている言葉。(語源は不明) |
Ned Kelly (朝のみ) | 細切りステーキに卵、ベーコン、チーズにチャイブと粗コショウが入ったパイ | ネッド ・ケリーは19世紀に実在したブッシュレンジャー (ギャング) で、オーストラリアでは有名人です。 |
他にもカレー味のミートパイなどもありますし、ソーセージロールやキュッシュ、ファミリーサイズのパイなど色々あります。普通サイズのパイは、だいたい$6〜$7くらいです。
スイーツ
スイーツも豊富で、甘い系のパイやラミントン、アンザック ビスケット、バニラスライスなど、オーストラリアらしいスイーツが色々。
私はちょっと前にランチを食べてお腹いっぱいだったので、アップルパイとココナッツタルトを買う事にしました。
ココナッツタルト
甘い物はコーヒーと一緒に食べたいですよね。
地元で取れた果物で作ったジュースなんかも。
きれいにラッピングされたクリスマスケーキも売っていて、この後会う予定にしていたパートナーの友人のお土産にちょうど良かったです。
$20くらいだったかな?クリスマスツリーの形がかわいいですね。
ヘザーブレイパイ1号店
Corner Pacific Hwy And Masonite Rd, Heatherbrae NSW 2324
このお店の名前『ヘザーブレイパイ』は、1号店のヘザーブレイから来ています。(写真はサットン・フォレスト店)
ヘザーブレイはシドニーから南へ約2時間 (約160km)、ニューカッスル近くにある町で、ヘザーブレイパイは2001年に食品業界に長く携わっている Russell Cox氏によって設立されました。
Pacific Highway沿いにあり、客席120と大きな駐車場があるお店は、地元のアイコン的存在らしいですよ。
おわりに
サットン・フォレスト店は、外にもレトロな車の絵がたくさん飾ってあって、雰囲気も良かったです。次は1号店にも行ってみたいですね。
肝心のミートパイを食べてないので、次回は絶対に食べる!(笑)