オーストラリアで最も有名なアイコンであるオペラハウス(Opera House) は、シドニーを観光する人が必ず見ると言っても過言ではない建物です。
世界文化遺産であるにもかかわらず2023年に50周年を迎えたばかりの比較的新しい建物で、開所式当時はあのエリザベス2世も訪問し、オペラハウスも完成を祝いました。
せっかくシドニーに来たのですから、オペラハウスを十分に味わえるような楽しみ方を色々紹介しますので、たくさんのオペラハウスの魅力を発見してください!
シドニーのオペラハウスについて
オペラハウスはシドニー中心部の北側、サーキュラキーのベネロングポイントと呼ばれる場所にあります。
オペラハウスの向かい側はオーストラリアで最も古い町ロックス (The Rocks) で、その反対側はロイヤルボタニックガーデン (王立植物園)です。
サーキュラキーの最寄駅は サーキュラー・キー駅(Circular Quay Station) で、バスでも行けますし、シティの中心部から徒歩でも20〜30分程で着きます。
サーキュラキーについて
濃い海の青と空の明るい青によく映える白いオペラハウスは、この建物をデザインし建設を任されていたデンマーク人のヨーン・ウツソン(Jørn Utzon) の工夫が凝らされています。
その秘密はタイル。オペラハウスの近くまで行ってみてください。
至近距離で見ると、白に見えたタイルが白とクリーム色の2色で構成されている事が分かります。
これは、白いオペラハウスが光に反射して眩しくなりすぎないように、ウツソンが苦悩の末に日本製陶器のザラザラした質感からヒントを得て、屋根の曲線に合うように特注されたこだわりのタイルです。このタイル作成だけでも3年を費やし、使われたタイルの数は全部で1,056,006個に及ぶそう。
そんなオペラハウスの完成は当初の完成予定から10年も遅れた1973年。トータル14年もの長い年月を費やし、予算も最初の700万ドルを14倍も上回る1億200万ドルに達しました。
当時はもう完成しないのではないか?と揶揄する人たちもいたそうです。
オペラハウス建設の物語
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オペラハウスの外観
そんな工夫と苦労の末に完成したオペラハウスですから、外観を眺めるだけでも十分見応えがあります。
ぜひ、色んな角度から眺めてみてください。
オペラハウス周辺
オペラハウスの周辺にはバーやレストランもありますので、オペラハウスを眺めながら優雅に食事やワインを楽しむ事も出来ます。
そしてレストランをオペラハウス側に歩いていくと、奥に小さなおみやげ屋さんがあるので、そこも覗いてみてください。小さいお店ですが、オペラハウスにまつわるおみやげも色々販売しているので必見です。
過去にはオペラハウスバービー人間、オペラハウスのLEGO、オペラハウスのぬいぐるみ、オペラハウス型のライト、オペラハウス型木製ブックエンドなどのシリーズが売られていました。
もちろんオペラハウスで上演されたDVDやCD、グッズなどもあります。
見学ツアー
オペラハウスの中に入ってみたい人は、随時開催されているオペラハウス見学ツアーに参加すると良いかもしれません。$25くらいで、当日カウンターか事前にツアー会社で申し込むことが出来ます。
ツアーではオペラハウスの歴史や建設の際の工夫を説明やコンサートホールにある機械式パイプオルガンとしては世界最大級のグランドオルガンなどが見れるようです。
オペラを観る
オペラハウスでオペラやミュージカルなどを観るのはやっぱり王道ですよね。
6つの劇場では年間2000以上のオペラやバレエなどの様々なパフォーマンスが上演されていますので、ちょっとおしゃれして出掛けるのも素敵ですね。
私が行った時のオペラはイタリア語で横に英語字幕のスクリーンが出る感じでした。
ライトアップ
毎年5月の終わりから6月にかけて、2018年で10年目を迎えた光と音楽の祭典 Vivid Sydney というイベントが開催されます。年々大きくなるこのイベントは、今や海外からも多くの観光客が訪れるほどの賑わい。この時期にシドニーを訪れる人はぜひ行ってみてください。
Vivid Sydney
他にも乳がんキャンペーンの時はピンクに、セントパトリックデーには緑になど、オペラハウスのライトアップは度々行われます。(赤は確かスポーツ関係) タイミングが合えば見れるかも!?
おわりに
オペラハウスは昼間、夕方、夜、いつ見ても絵になります。
たまに「実際に見てみたら大したことない」と言う人もいますが、私のように10年以上シドニーに住んでいて何度も何度も数えきれないほどオペラハウスを見ているにも関わらず、見るたびに写真を撮りたくなる人もいます。
オペラハウスの感想は人によるとは思いますが、やっぱり私は大好きです。
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