危険!コアラにそっくりな未確認生物ドロップベア‼︎

オーストラリアの代表的な動物と言ったら、やっぱりコアラですよね。ぬいぐるみのような姿は本当に愛くるしくて、野生のコアラと出会おうものならテンション上がりまくりです。

でも、ちょっと気を付けて欲しいのですが、コアラにそっくりなドロップベア (Drop Bear) の存在は知ってますか?

ドロップベアは見た目はコアラに似ていますが、鋭い牙を持っていて人や動物を襲うそうで、過去に複数のバックパッカーたちが被害に遭っています。なので、警戒しておいた方が良いです。

でも、きちんと対策をすれば被害を避けられると言われていますので、ここで私の知っている限りの詳しい情報を提供したいと思います。ぜひ参考にしてください。

 

注意: この記事は斜め読みなどせず、絶対に最後まで読んでくださいね。中途半端だと逆に危険かもしれないので。

ガイドブックに載っていない未確認生物 (UMA)

ドロップベアという名前を初めて聞く人も多いと思います。

私も数年前にオーストラリアの人から話を聞いて初めて存在を知ったくらいで、危険があるにも関わらずドロップベアの情報はガイドブックには載っていません。

というのも、このドロップベアは目撃情報や被害報告はあるものの、はっきりと存在が確認されているわけではなく、未確認生物 (UMA) という扱いになっているからです。

ただ、表立って騒がれていないだけで、インターネットで検索すれば多くの情報が出てきます。

なので今回は、信用出来そうなサイトをもとに、ドロップベアについての情報をまとめてみました。

ドロップベアとは?

(画像: Wikipedia)

若干ウェブサイトによって異なる情報もありますが、どのサイトでも共通して言っているのは、ドロップベアはおとなしい草食動物のコアラと違って人や動物を攻撃する危険な肉食動物だという事です。

オーストラリア博物館 (Australian Museum) のウェブサイトによると、ドロップベアは Thylarctos plummetus という種類に分類され、木の上に住む巨大な肉食有袋類だと説明されています。

体重約120kg (260ポンド)、身長約130cn (51インチ) という、かなり大きめの体と強い腕力と鋭い牙を持つ彼らは、木の上で4時間かけて獲物を狙う事もあり、最高8mの高さから落下してくる事も。その衝撃によって獲物を気絶させ、素早く首に噛み付く戦略を取ったりするそうです。p

生息地

ドロップベアは、北はケープヨークから南はタスマニアまで、広範囲に及ぶ東部の密林地域で多数の目撃報告があり、その他には、南オーストラリア州のマウントロフティ周辺やカンガルーアイランドでも目撃されています。

(画像: http://dropbearpreserevationsociety.org)

人間への危害

運悪くドロップベアに遭遇して襲われた場合、主に裂傷や噛み傷により負傷します。人間は他の動物よりも襲われる確率は低めで、命に関わるほど致命傷を負ったという報告は今のところありません。

人間に対する危害については『Australian Geographic』が2013年4月号で、興味深い記事を掲載しました。

それによると、タスマニア大学研究チームがドロップベアの生態に関するデータを取るために、GPS装置による追跡調査をした結果、ドロップベアはオーストラリア人よりも外国人旅行者を狙う確率がかなり高いという新事実が浮上しました。

不思議な事に、オーストラリア人は今まで一度もドロップベア被害に遭ってないという事が判明したというのです。

このことから、被害を防ぐための対策が色々考えてられます。

(画像: https://www.family-getaways-melbourne.com)

ベジマイトで被害が避けられる?

ドロップベア被害対策に有効なのは、意外にもベジマイト (Vegemite) という見解が現在もっとも有力です。

ベジマイトというのはオーストラリア人がよくパンに塗って食べている塩辛い独特な味のペーストで、オーストラリアの家庭には必ずあるといわれる国民食ですが、どうやらこれにドロップベアが嫌う成分が入っていているようだと言われています。

つまり、ドロップベアがローカルの人間は狙わずに旅行者ばかりをターゲットにするのは、このベジマイトの成分が関係しているので、旅行者はブッシュを歩く時に常備しておくと良いでしょう。ベジマイトはオーストラリアのスーパーマーケットに行けば絶対に売ってます。

ただし、外国人がちょっと食べたくらいでは間に合わないので、ドロップベア対策にはベジマイトを直接顔や耳の裏などに塗るのが良いそうです。ちょっとにおいがキツイかもしれませんが、防げる被害があるかもしれません。被害に遭うよりは何倍もマシなのではないでしょうか?

ベジマイトについては別記事で詳しく解説しています。

ちなみに、YouTube にもかなりのドロップベア情報がアップされていました。それを観ると、ずいぶん前からドロップベアの存在が知られていたという事が分かります。

おわりに

実はドロップベアはよく4月1日に現れるのですが、オーストラリア国内を散々旅行して来た私は、まだ実物のドロップベアを目にした事がありません。

 

…まあ、そりゃそうですよね。これ、外国人旅行者を驚かせる為に作られた都市伝説ですから。(都市じゃなくてブッシュですが 笑)

 

 

いやー、大げさによく作り込まれたジョークですよねえ。

『Australian Geographic』の記事は、実際にエイプリルフールの日に発売されて掲載されてたウソです(笑)

オーストラリアの新聞もエイプリルフールの日には何か必ず真面目にウソが書いてあって、うちのパートナーは毎年だまされています。

そんなパートナーとパートナーのお父さんはドロップベアのジョークが大好き。私がブログで紹介すると言ったらお腹を抱えて大笑いしていました。

さて、どれくらいの人がひっかかったかなー?どーも、すみません。

 

>Acknowledgement to Country

Acknowledgement to Country

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