皆さんは外国のお菓子、好きですか?
オーストラリアに住んでみて私が思ったのは、この国にはおいしいお菓子がたくさんあるけど、日本人の口に合わないものも多々あるよなーという事です。
特に日本で生まれ育った人にとって、喉が焼けるような甘さのケーキなどを含め、衝撃的なお菓子の遭遇は多いと思います。
という事で、そんなお菓子 (と飲み物) を紹介しますので、買う時は気を付けてくださいね。奇抜なお土産には良いかもですが (笑)
ではどうぞ〜!
リコリッシュ (リコリス)
まず最初に挙げられる日本人が苦手なお菓子の代表格と言っても良いリコリッシュ (Liquorice) という黒いグミキャンディです。
日本語では “リコリス” と表記されている事が多く、そういう発音をする国もありますが、オーストラリアでは “リコリッシュ” と呼ばれます。
おそらく大半の日本人が苦手なのではないかと思うリコリッシュは、スペインカンゾウ (Glycyrrhiza glabra) という根から抽出されたエキスで作られていて、この植物は古くから薬草として知られているので、味もやっぱり苦いような甘いような不思議な味がします。
だから、リコリッシュのバラエティパックなども買わないようにしてくださいね (笑)
liquorice allsorts も危険
カラフルでかわいらしい見た目の liquorice allsorts も、一見おいしそうに見えるかもしれませんが、めちゃくちゃ甘いし苦いしで「何これ?」となる可能性が大きいので要注意です。
ストロベリー味はもしかして大丈夫かも?
ストロベリーリコリッシュというものもあり、こちらはもっと柔らかい味なので大丈夫な人も多いかもしれません。ちょっとゴムみたいな食感ですけどね。
上の写真はダレルリー (Darrell Lea) というオーストラリアのお菓子会社のストロベリーリコリッシュにホワイトチョコレートが中に入ったもので、この会社は様々な種類のリコリッシュを発売しています。
ツウィズラーズ
そのリコリッシュで作られた細くねじれたスティック状のお菓子ツウィズラーズ (Twizzlers) というアメリカのお菓子もオーストラリアでもたまに売ってます。
似たようなお菓子で Red Vines というのもあるそうですが、それはあまり見た事がないかも。
これ、私は嫌いじゃないのですが、食感はゴムとよく言われますね。
キノットは悪くない
ちなみにキノット (Chinotto) というイタリアの定番ドリンクも、真っ黒で苦い独特ない味なのでリコリッシュの仲間かと思っていましたが、こちらは全然違って柑橘類の炭酸飲料です。
これは私、飲んでいくうちにだんだん好きになって来ました。
オーストラリアではイタリア系レストランだけではなくスーパーマーケットでも買えます。(うちのパートナーはチノトと呼んでる気がします)
ムスクスティック
ムスクスティック (Musk sticks) はオーストラリアとニュージーランドで食べられているお菓子で、色んなブランドから発売されています。なんと、大型スーパーの Woolworths によると、このムスクスティックは年間約2400万個も売れているのだとか。
でも、花の香りというか芳香剤というか、何とも不思議な味のするソフトキャンディとでも言うのでしょうか…。他の国から来たヨーロッパ人などにもわりと不評みたいです。でもまあ、「まずい」と言いつつ食べているうちにクセになるかもしれませんよ?私みたいに。
このお菓子の起源は不明らしいのですが、1900年代かそれ以前には存在していたのではないかと言われているようです。
(参考: Musk stick − Wikipedia)
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原色のお菓子
これは別に特定のお菓子というわけではないのですが、日本人なら「何でこんな派手な色なの⁉︎」と思ってしまうような原色のお菓子も多いと思います。私個人としては嫌いではないんですけど、日本人の脳はこういう色を食べ物と認識しにくいようです。
これは味がどうこうとかではなく、見た目と気分の問題ですね。
ドレンチェリー
それから日本ではドレンチェリー呼ばれる、ケーキやクッキーの飾り付けなどに使ったりするサクランボの砂糖漬け。分かるでしょうか?
ドレンチェリーの語源は英語の Drained Cherry から来ていて、他にもマラスキーノチェリー (Maraschino Cherry) とかキャンディドチェリー (Candied Cherry) という呼び名もあり、オーストラリアではグラッセチェリー (Glace Cherrie) という名前で売られている事が多いです。
私はこれが大好きなのですが、まだ日本人で好きと言う人に出会った事がないです。でも逆に、オージーでこれを嫌いと言う人に会った事もないんですよね。…と言っても片っ端から聞いたわけではないのですが、今のところ100%の確率です。
バニラコーラ
日本でも2003年に発売されていたバニラの味と香りのするバニラコーラは、オーストラリアではずーっと普通に売られている人気の飲み物です。
私的にはコーラフロートのアイスが溶けたやつみたいで好きだったのですが、日本で発売された当初、私の周りではかなり不評。あっという間に店頭から姿を消してしまいました。でも、2019年にバニラフロートフレーバーとして復活したみたいですが、やっぱり評価は賛否両論のようですね。
オーストラリアにはダイエットもありますし、最近はファーストフード店などでも置いてます。
その他
他にもクリスマスプディングとかライスプディングとかターキッシュデライトとか、色々探したらキリがないほどあると思います。
ちなみに私、日本人ウケがイマイチなターキッシュデライトにチョコがコーティングされたお菓子が好きなんですよねー。
あと、オージー以外は不評な事も多いベジマイト ですが、シェイプスのベジマイト&チーズ味は苦手な人でもおいしく食べれると評判なので、機会があれば食べてみてください。
→ シェープス (Shapes) のミートパイ味とソーセージ味をベジマイト味と比べてみた
おわりに
以上が私の思う代表的な日本人が苦手なお菓子類ですが、何か試してみたいものはありましたか?チャレンジャーな人はぜひ (笑)
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