「日本から持っていくべきもの」は何があるか?在住歴で感覚が違って面白かった話

先日ツイッターで、おりさん (@orinote1) が書いた『日本から持っていくべきもの』のリストの記事が人気を博してました。

私もそれを読んだのですが、ジェネレーションギャップを感じたというか、そのリストの多さにとにかく感心。

と言うのも、オーストラリア在住歴10年以上となってしまった今、私は日本で買うべき物が何も思いつかなかったですし「別にあるもの使っておけば良いんじゃない?」という考えに落ち着いてしまうんです。

そう思っていたらどうやら同じ事を感じている人たちがたくさんいたようで、それはだいたい10年前後はオーストラリアにいる古株の人たち。

で、この感覚の違いが面白かったので、さっそく記事にしてみました。

これから移住する人は必見⁉︎

まずはご本人に許可をいただいたので、おりさんのその記事↓をシェアしますね。

おりさんはオーストラリアに移住して来て2年目の方で、時々ツイッターで絡ませてもらってます。

この記事で紹介されているのは主にキッチン雑貨などで、すごく細やかな事に気が付くんだなあと思いましたし、お料理上手さを感じさせるなあと思いました。なので、密かに私も参考にさせてもらおうと思っています (笑)

Eri
Eri
おりさんのブログはこれからオーストラリアに来る人、特にパートナービザの人にはとても参考になると思うので、興味がある人はぜひ他の記事も読んでみてくださいね。

…なのですが、これらは私にとってはわざわざ急いで買うほどでもない贅沢品という感覚。(まあ、ご本人も海外生活が豊かになるグッズと書いてますしね)

最近の人はレベルが高過ぎだよーなんて思ってしまったわけです。

もちろんおりさんもそういう意見がある事を承知の上であえて書いていますし、私も単なる率直な感想であって、決して「最近の若い者は」とかいう気は全くありません。

そうじゃなくて、このギャップが面白いなと思ったんです。

で、おそらくこの記事を受けてだと思うのですが、次のようなツイートがありました。

おりさんの記事も人気でしたが、このツイートに賛同する人たちもそれなりに結構いて、「お、仲間がいっぱいいる!」と私も真っ先に反応してしまいました。

これはジェネレーションギャップなのか?

それで、オーストラリア在住歴が長い人がこう思ってしまうのは、色んな理由があるよなあ〜と思ったんです。

  1. あるもので済ませる癖がついていて、その生活に慣れてしまっている。
  2. 今はだいたいの物がオーストラリアで買えるのに、なぜわざわざ日本から持ってくる必要があるのかな?と思ってしまう。
  3. すでに日本の流行についていけてない。
  4. 考えたくないけど、もしかして歳のせいで物欲が減ってるのかも?

いや本当に、私は2006年からしか知りませんが、ここ10年ほどを見てもオーストラリアはかなり変わったと思うんです。

ほんの10年くらい前のオーストラリアにはダイソーユニクロ無印も何もなくて、本当に不便でした。(まあ、外国だしそんなものかとは思ってましたが)

更に私よりも10年ほど前に移住して来た人の話によると、シドニーにはまともな日本食レストランがなかったので、刺身が食べたい時は自分で釣って捌いてたそうです。つまり、昔のオーストラリアは今とは全く別世界と言えるのではないかと。

ちなみに、私がオーストラリアに来た頃については、別記事を読んでもらえばと思います。

 

そりゃあオーストラリアで売っている日本の商品の値段は日本と比べたら高いですけど、そもそもここはオーストラリアですし、それまで「え、このクオリティでこの値段?」という商品を散々見て来た私たちには、十分に安く感じてしまいます。

あの頃はまだオーストラリアの物価は安いと言われていて今とは真逆だったのですが、文房具やら雑貨やらは種類がない上にクオリティも良くない、それなのにバカ高くて (シャープペンシル$8とか)。だから、ダイソーが出来た時はかと思いましたよ (笑)

Eri
Eri
ちなみにシドニーにダイソーが来たのは2012年。メルボルンはもう少し早かったかな。

なので、昔の持っていくべきものリストもレベルが低かったと思う (笑)

という事で、私もオーストラリアに来る前に色々情報を集めましたが、昔の持っていくべきリストと言えば、文房具類、洗濯ネット、捨てて帰れるようなTシャツくらいだったと記憶してます。

「オーストラリアの洗濯機は荒いので洗濯ネットがないとすぐボロボロになる」との事で、今のように性能が良い洗濯機もなかったですし、洗濯ネットも売ってないというレベル。

それに、オーストラリアの人はみんなTシャツと短パンなので、おしゃれ着を持って行くと浮く…とか。それは今でも地域によってはそうですが、おしゃれな人もそれなりにいますからそうも言えなくなりました。

あと、個人の感覚の違いもありますよね。

 

同じオーストラリア在住者でも感覚はそれぞれ

ひと言で “オーストラリア在住日本人” と言っても色んな人がいるなあと常々思っているのですが、私はワーキングホリデー ➡︎ 観光ビザ ➡︎ 学生ビザ ➡︎ ディファクトビザ ➡︎ 永住権 という長い経緯を経て今に至ります。

それで不思議なんですが、ビザによって物価の感覚も変わって来るという面白い体験もしました。

ワーホリの頃、永住権を持っている人と話していたら何となく感覚が食い違うなーと時々感じていたのですが、自分が永住者になってみて理由が分かったんです。

何ていうか、ワーホリの頃は高いと思っていた物が、永住権を取った後は「こんなものだろう」と普通に感じて来たんですよね。それは慣れだけではなくて、短期滞在者気分から「これからずっとここで暮らしていかないといけない」という気持ちに切り替わったせいもあるのではないかと思います。

過去に私が日本のお菓子が安くなってると思って買っていると、いちいち「えー!高過ぎます‼︎」と言って来るワーホリの人がいましたが、「飛行機代を払って日本に帰って買うよりは全然安いでしょ?」と言って納得してもらってました。本当にそんな感じです。

だんだん「オーストラリアに来てるのに、いちいち日本の物価と比べてどーするの?」と思って来ちゃうんですよね。(もちろん個人差があります) で、そのうちある物で十分満足してくる、みたいな。

でも確かに日本では日本酒や焼酎はびっくりするくらい安いですし、日本人好みの服もたくさんあります。そういう物は日本に帰ったら買いたいですね。

誰かが「日本は購買欲を駆り立てられる国」と言ってましたが、確かに2012年に一時帰国した時、九州の田舎でもシドニーより全然物が豊富だと思いました。

実際、オーストラリアに来てから欲しい物を見付けるのが大変になったので、オーストラリアに住んでると物欲は減る傾向はあると思いますよ (笑) そしてオーガニックとか自然素材とか、そっち系にお金をかけ始める人が多いかも。

それでも個人的に持って来た方が良いと思うもの

まあせっかくこういう話が出たので、私が日本から持ってくれば良かったと後悔した、今でも通用すると思う物も書いておきますね。ただし、私はワーホリがスタートだったので、発想がそっち寄りかもしれません。

黒い靴とパンツ

レストラン、ツアーガイド、お土産やさんなどで働こうと思ったら、大概どこに行っても黒い靴とパンツを自前で用意しなければいけませんでした。

もちろんオーストラリアでも買えるのですが、パッと言われても背の低い私はなかなか合うサイズがなくて探すのに苦労した記憶があります。それにワーホリの私にはちょっと痛い出費だったので、日本にちょうど良い物があるなら持って来ても損はないと思います。

ちなみに、もしオーストラリアで安く探すならKマートやターゲットに行ってみてください。

服や下着

昔はオーストラリアの服はクオリティが低いわりに高いが定番でしたが、今は安いお店もあるのでそうでもないと思います。

が、無駄に背中が開きすぎていたり、胸の部分がやたら大きすぎてサイズが合わなかったりする事もたまにあるので、日本からお気に入りの物を持って来ていた方が便利かなあと思います。(とは言え、私はほぼ全てオーストラリアで買ったものでまかなってますが)

あと、オーストラリアのユニクロは日本より若干高いので、安く済ませたい人は日本で買ってくると良いと思います。ウルトラライトジャケットなんてコンパクトに収まるので重宝しそうです。

あ、そうそう、オーストラリアの冬は北の方以外は寒いので、それは気をつけてくださいね。半袖しか持って来てなくて震えてる人、結構います。

歯ブラシはいる…?

よくオーストラリアの歯ブラシはブラシの部分が大き過ぎるので日本で買って来た方が良い、もしくは帰国時にいつも買っているというのを聞くのですが、私は別に必要ないと思います。

だって、スーパーマーケットや薬局などで日本サイズの歯ブラシも売ってますもん。

Sensodyne のやつなんですけど、後で写真探して貼っておきますね。私はもう何年もこれを使っていますが、意外と知らない人多いですよね。

たまに売ってない事もあるので、見かけた時に買いだめしてます。

薬や化粧品?

これも「これがなければ困る!」という特定の物があれば持ってくれば良いと思いますが、私個人的には必要ないと思います。あ、でも英語で薬の用法などを読むのが不安なら、少しだけ持って来ても良いかもしれませんけどね。

化粧品に関しても、オーストラリアにはオーガニックの良い商品がいっぱいあるのに何でわざわざ日本のやつ使うの?という考えです。

物より思い出や知識?

あとは、物というよりも思い出にまつわる物でしょうか。小さい頃の写真とかは話のネタになるので持ってても良いかなと思います。

でも、どちらかと言うと物の心配よりも日本の文化や社会背景について英語で話せるように準備しておいた方が役に立つかなーという気もするんですよね。これでよく後悔している人の話を聞くので。

Eri
まあ、いざとなれば物がなくても全然生きていけると思いますよ。オーストラリアの人たちはこれで生活してるわけですし。必要なのはお金!

あと、私は人の意見を信じ過ぎて後悔した事があるので、全部は鵜呑みにせず参考程度にした方が良いですよ。当たり前ですが。

人のアドバイスは参考程度に

Map

私がオーストラリアに行く前に、ケアンズでワーホリして帰って来たばかりという人に何を持っていけば良いかアドバイスももらったんです。でもせっかく教えてもらったのに申し訳ないですが「サンダルやスカートは持って行っても使わない」という言葉を信じてしまい、何度も後悔しました。

例えば、ケアンズ方面でワーホリする人だんだんお化粧をしなくなる率が未だに高いようですが、シドニーではバッチリメイクの人をよく見かけます。それに急に結婚式やパーティに参加する事になってドレスが必要になる人もいるかもしれないし、ならない人もいるかもしれない。シティで過ごす人とファームで働く人でも全然違います。

今回のようにオーストラリアに来て間もない人に聞くのと長い人に聞くのとでも全く答えが違って来そうですよね。

もちろん人によっても考え方はそれぞれで、それは「オーストラリアのおすすめの場所」の見解が人によって全く違うのであてにならないのと同じです。

特にオーストラリアは複数の気候が混在する国ですし、州によって雰囲気がガラッと変わります。という事は、住む場所で生活様式が変わるし、必要なものが全然違うという事。

まあ、来てみないと分からない事もあるので難しいですね。

私、背中にリュックサックを背負っていると危険というのを読んだので持っていかなかったのですが、それも失敗しました。

最初にワーホリをしたケアンズは自転車必須の地域で、大きなカバンを肩にかけて自転車で学校に通う私を不憫に思ったホストファミリーが自分のリュックサックを貸してくれたのが、ちょっと苦い思い出として残ってます。

それで何とかなってるし、死にゃあしないって話なんですけど「やってしまった…」という気分でした。

いやー、こういう事もあるので、参考にするなら自分と立場や考え方がが似てる人を探すのが良いかもですね。

 

おわりに

「日本から持っていくべきもの」は、私も何度か記事にしようとは思ったのですが、年代や地域、その人の好みもろもろの事を考えていると多岐に渡り過ぎていて、まとめられなかったんです。なので、良い機会を与えてもらったと思ってます。

最近新型コロナウイルスの影響で国の違いを思い知っているわけですが、それでも私は良くも悪くも海外との境界線がなくなって来ていると感じています。ですが今でも「オーストラリアの情報が少ない!」と言っているワーホリの人を見掛けるので、人間というのはいつまでも満足しない生き物なのかもしれませんね。

とにかく、オーストラリアに長く住んでいると、日本の感覚がだんだん分からなくなってくるものです。

それは仕方ない事でもあるのですが、日本の人に向けてブログを書いてる私にとっては致命的だと思うので、新しく来た人たちに日々学ばせてもらってます。

さて、この先10年後の持って来たら良い物リストはどうなっているのでしょうか?これは2021年版なので、次は2031年版!w

ちょっと楽しみです。