オーストラリアにあるチェーン店のメキシコ系レストランと言えば、Guzman y Gomez や Mad Mex などが思い出されますが、ザンブレロ (Zambrero) もそのひとつです。
このザンブレロはオーストラリア発祥のメキシカンレストランで、現在は世界中に200以上の店舗があります。気軽にパパッと食事を取りたい時には、こういう形式のメキシカンレストランもなかなか便利です。
ここは食材にもこだわっていますし、オーストラリア全土にわりとどこでもあるお店なので、行ってみてください。
おしゃれな雰囲気の店内と考えられた商品
上の写真はシドニーのオックスフォードストリートですが、ザンブレロのインテリアは基本的にスタイリッシュでおしゃれな雰囲気です。
実は、ここで提供される鶏肉や豚などは全て人道的に育てられたという RSPCA (英国王立動物虐待防止協会) の承認を受けているもののみを使用していて、パッケージも温暖化防止や環境保全になるサトウキビの繊維が使われているなど色々考えられています。
更に、お客さんが食事を購入すると発展途上国で貧困している人たちにも食事が寄付されるという “Plate 4 Plate” というプログラムも実地されていて、現時点で3500万以上の食事が提供されたそうです。2025年までに10億食を目標にしてるんだとか。
創業者の話がなんかすごい
創業者である Sam Prince氏がこのお店を作ったのは、なんと2005年当時医大生だった21歳の時。
彼はスリランカで育った両親の体験に触発され、まだ学生でしたが彼の故郷であるキャンベラのブラッドン (Braddon) に1号店を作り、発展途上国への支援を開始しました。
なんだかすごいですね。
メニューはシンプル
メニューのオーダーは簡単です。
自分が食べたいスタイルを選んで注文すると、店員さんが肉や野菜は何が良いか聞いて来るので、それに従ってお願いします。(具材はショーケースにあるので、指差しでもオッケー)
今回私はブラックライスを使ったパワーボール、うちのパートナーはタコスを注文しました。
鶏肉、豚肉、牛肉、羊肉から選べます。もちろんベジタリアンも可。
ひとつ注意したいのが、オーストラリアのこういうお店のメニューは壁に書いてあるので、視力が悪い人は眼鏡必須という事。(私は視力が中途半端に悪く、普段眼鏡をかけてないのでパートナーに読んでもらわないと見えません💧)
そして、出来上がったのがこちら!盛ってもらうだけなので、パパッとすぐ食べれる状態になるのが良いですよね。ちなみに、この時はテイクアウェイをして家で食べました。
ブラックライスがおいしかった!
私の注文したブラックライスの入ったボールは、豚肉とコーン、レタス、オニオン、トマトなどを乗せてみました。
このブラックライス、あっさりしていてペロッと食べれておいしかったです。ぶっちゃけメキシカンは私の中で頻繁に食べたいほどの食事ではないのですが、これならしょっちゅうリピートしても良いかなと思いました。
もちろんナチョスもあります
もちろんナチョスもあります。
こちらはビクトリア州のワーナンブール店で食べたナチョスとタコス。これも手軽でおいしいですよね〜!
この店ならではの飲み物も面白い
飲み物はアルコール類も置いていて、オーストラリアでも人気のメキシコ産コロナビールも置いてます。ただ、どこのレストランも同じだと思いますが、ボトルショップではないので持ち帰りは出来ません。
でもそれよりも興味深いのは、 Shine + というドリンクです。
これは創始者のサム・プリンス氏が創造性や記憶力などの認知能力を高める Nootropics ドリンクとして、2015年に開発されたもの。
シドニーのサリーヒルズで作られていて、カフェイン多めやカフェインフリーなど様々な種類があります。トロピカル味を飲んだら、まあまあおいしかったです。(私はエナジードリンクをかつて飲み過ぎて、心臓がバクバクするようになったので今は飲めませんが、これは一応大丈夫でした)
おわりに
ただのメキシコレストランと思いきや、調べてみると色々と予想外に興味深いお店です。
お店の人に直に注文するのは慣れてないと緊張する人もいるかもしれませんが、自分好みにカスタマイズ出来るのが良いところだと思います。