シドニーには『ほんだらけ』というオーストラリア最大の日本の古書籍買取販売店があるのを知ってますか?
たくさんの日本の古本や中古 CD の奥にはマンガ喫茶もあります。
化粧品や雑貨、ルピシアのお茶なども売っているので、本にはあまり興味がないという人も一度は寄ってみても良いかもしれません。定期的に様々なイベントも開催されているので、気になる人はぜひウェブサイト等でチェックしてみてください。
「なーんだ、やっぱりシドニーだけか」と思った人、大丈夫です!オンラインでの購入も出来るので、他州からでも注文出来ますよ。
Suite 204, 39 Liverpool St, Sydney NSW 2000
http://www.o-su.com.au/hondarake/
11am-18pm / 日祝 12pm-18pm / 火曜日休
シティ中心部、チャイナタウンの近くにお店があるのですが、ちょっと入り口が分かりにくいので、そちらも含めて紹介しますね。
ほんだらけはこんなところ!
店内には所狭しと様々なジャンルの本が並んでいますが、マンガや雑誌、中古CDなども置いています。
シドニーにはオーストラリアで唯一『紀伊國屋』があるものの値段は日本の2倍以上なので、本が好きな人は特にこの『ほんだらけ』さんはありがたい存在です。
でも店主のともこさんによると、2022年頃からは意外 (?) なことに、オーストラリア人のお客さんも増えたそうですよ。
お店に入るとフレンドリーで気さくな店主、ともこさんが暖かく迎えてくれます。
ひと昔前はシドニーにも複数の日系の古本屋さんがありましたが、電子書籍やネットの台頭でこちらのお店だけになってしましました。そんな時代に、新型コロナウィルスによるロックダウン時も乗り越えて今もなお繁盛しているのは、ともこさんの手腕もですが、人柄に寄るものも大きいと思います。
どんな本を買ったら良いのか迷った時や、シドニーのおすすめのお店を聞きたい時にも気軽に聞いてみてください。
ともこさんは、シドニーの日本語情報誌『ジャパラリア』では、とみんごさんという名前で長年にわたって本についてのコラムを連載、インスタやフェイスブックでも定期的に情報発信をしています。
マンガ喫茶FOBラウンジ
そして、奥にはマンガ喫茶もあります!
日本のような個室にはなっていませんが、16000冊ものコミックスが置いているのはここだけです。
漫画喫茶スペースは窓に面しているので、太陽の光がたくさん差し込んで明るい雰囲気になってます。たまにイベントスペースとして利用されることもありますが。
雑貨や化粧品なども販売
ここでは本だけではなく手作り作品やアイテムを展示販売出来るレンタルスペースもあり、過去には日本風のポストカード、天然石のアクセサリー、体に優しいハンドメイドの石けんなどが売られていました。
たまに掘り出し物が見つかることもあるので、私も個人的にクリスマスプレゼントを探しに来たことがあります。
ほんだらけのキャラクター読助のブックカバーも
他にも「ここにくればこれがある!」という商品が色入あるんですよ。
ルピシアのお茶
日本のお茶専門店『ルピシア』のオーストラリア店はメルボルンにしかありませんが、シドニーではここ、ほんだらけで購入出来ます。
オーストラリア限定のお茶、クリスマス限定のお茶などあるので、お土産やプレゼントにも良さそうですよね。
かなり昔ですが、ほんだらけさんがメルボルンからルピシアの方を招いてお茶講習会をしてくださり、とても勉強になりました。
アイホワイト
そして、私はよくアイホワイトのスキンケア商品目当てでほんだらけに行ってました。
オーストラリア在住の山岡生香さんによって開発された安全で優しい基礎化粧品は、日本の雑誌にも何度か掲載されて話題になっています。
アイホワイトは鉱物油、パラベン、合成色素、合成香料、石油系界面活性剤などの添加物を一切使用しておらず、ここだけの話、私個人的にはジュリークとかよりもこっちの方が好きです。
オーストラリア国内ならオンラインでも買えますし、日本からならアマゾンで購入出来ます。
※ 現在のほんだらけでは違う基礎化粧品を販売しているので、ご注意ください。
イベントもチェックしよう!
ほんだらけでは、定期的に様々なイベントも開催されています。
タロット占いのリリーさん、東洋占星術を使って鑑定してくれるシドニーの母、過去にはお絵かきワークショップなどもありました。
※ イベントの詳細はお店のブログのイベント・スケジュールで確認出来ます。
ビブリオ読書会
自分の好きな本を1冊持ちよって5分ずつ紹介する『ビブリオ読書会』も定期的に開催されているので、本好きさんはぜひ参加してみてはいかがでしょうか。
フルオブブックス文学賞
2020年1月には「第一回フルオブブックス文学賞」の募集をし、その後、入賞者の受賞式や作品集の販売も行っています。
こちらが第一回入賞作品集
2022年には、第三回目も終了しました。
お店の行き方
さて、ではお店に行ってみましょう!
シティの真ん中にあるのですが、ちょっと分かりにくいので、知らないと気付かないような場所です。
ワールドスクエアから Liverpool St をダーリングハーバー方面に向かいます。
ダーリングハーバー手前の Sussex St と交わる地点まで来たら、左手にCommerce Building があるので、そこを入ります。
入ったら階段を上がらず、中庭のエレベーターを探してください。
このエレベーターのボタン、なぜか手前の柱という不思議な場所にボタンがあって知らないと見つけにくいのでお気を付けください。このエレベーターで Level 2 に行きます。
エレベーターで上がって右手、赤い扉を開けたらそこがほんだらけさんです!
ほんだらけ豆知識
私が2008年にワーホリでシドニーにたどり着いた時、ほんだらけさんはダーリングハーバー方面にあったのですが、そこからタウンホール付近に移動し、その後現在の場所に落ち着いています。
ブログによると、もともとはボンダイジャンクションにあったとの事。
2004年1月に、ボンダイ・ジャンクションにOPEN。
その後、キングス・ワーフ(シドニー市内)へ、そして、タウンホール隣(シドニー市内)と引越、現在はワールドスクエアから徒歩2分のチャイナタウンに店舗があります。ちなみに日本の「ほんだらけ」は九州を中心として全国に現在14店舗もある古本店チェーンなんですよ!
平成8年に「マネーの虎」でおなじみの樋口道也氏によって創業されました。
注) 現在九州のほんだらけさんは7店舗だそうです。
なるほど〜。つまり、シドニーのほんだらけはシドニー支店なんですね。
おわりに
インターネットの普及によって電子書籍が一般的になってきました。
ですから、ひと昔前のように日本語の活字に飢えることはなくなりましたが、やはり紙の媒体の方が好きな人も一定数いるようです。
日本語を話したいという人も気さくた店主さんがいるので来店してみてはいかがでしょうか?もしかしたら意外な出会いがあるかもしれませんよ。