大人気スナック『シェイプス (Shapes)』のオージーレジェンドシリーズに注目!

オーストラリアの人気スナック『シェイプス (Shapes)』 に新しいシリーズが続々と発売されています。

2018年終わり頃に店頭に並ぶようになったベジマイト & チーズ味が好評だったからか、12月の終わりに今度はミートパイ味ソーセージ・シズル味 が登場し、2020年5月頃にはラム肉 & ローズマリー味チキンパルミジャーノ味も増え、全部で5種類になりました。

そんなオーストラリアを象徴する食べ物の味を再現したオージーレジェンド (Aussie Legends) のシリーズは、ビスケットもオーストラリア大陸の形をしているので、お土産にも最適なんです!

という事で、このシリーズについて詳しくレビューしていきますね。オーストラリアにいてまだ食べていない人も参考にどうぞ。

シェイプスってどんなお菓子?

シェイプスはティムタムでも有名な Arnott’s社が作っている揚げていない焼きスナックで、毎年5,300万個以上売れているヒット作です。

オージーレジェンド以外の味は以下の通り。

  • Original Barbecue (175g)
  • Original Pizza (190g)
  • Chicken Crimpy (175g)
  • Cheese & Bacon (180g)
  • Savoury (185g)
  • Cheddar (175g)
  • Flame Grilled Barbecue (175g)
  • Nacho Cheese (160g)

今でこそ色んな形があって楽しいシェイプスですが、発売された1954年当時はポテトチップスのような形だったのだとか。現在のような平らなビスケットになったのは1974年からなんだそうですよ。

2016年には味のレシピ変更を試みたものの、多くの人に不評で結局ナチョスチーズ味以外の味はもとの味に戻されるという事もありました。まあ、それだけ多くの人に愛されているという事なんでしょうね。

(参考: https://en.m.wikipedia.org/)

では、いよいよオージーレジェンドシリーズの紹介です。

ベジマイト & チーズ味

こちらが大人気のベジマイト & チーズ味 (Vegemite & Cheese)。最初は限定品として発売されたので、箱に “Limited Edition” と記載されていたのですが、いつの間にかレギュラー入りしてました。

オーストラリアの戸棚には必ずあると言われるベジマイトという塩辛いペーストですが、外国人は苦手な人が多いです。

でも、ベジマイトにチーズを組み合わせたのは大正解で、チーズがベジマイトのクセのある味を消してちょうど良い塩加減がとてもおいしいんです。色んな人に感想を聞きましたが、本物のベジマイトが苦手な人もおいしいと言ってました!

ソーセージ・シズル味

次はソーセージ・シズル味 (Sausage Sizzle) です。

ソーセージを焼いた玉ねぎと一緒にパンに乗せて、バーベキューソースをかけた甘さ、そんな味を再現しているとの事。シズルとはジュージュー焼くとかそういう意味です。

私が食べた感想は「ソーセージと言われればソーセージかもしれないけど、知らなかったら何味か分からないな」でした。肉っぽい味にソースの酸味が効いていて、まずくはないけど普通というか、あまりパッとした特徴がない味かも。

ミートパイ味

さあ、オーストラリアの国民食とも言われるミートパイをイメージしたミートパイ味 (Meat Pie) はどうでしょうか。

こちらはパクッと食べた瞬間「あ、本当にミートパイの味だ!」と思いました。ほんのり牛肉ミンチの味と、しっかりしたパイ生地の味が、おいしいというよりも面白いです。

ただ、ミートパイを食べ慣れていない人がこのスナックを食べた場合、分かるか微妙ですけどね。結構マニアックな味かも…。

ちなみに、ベジマイト味が発売された時は「タスマニアがない〜!」という声も上がっていたので、今回は少しだけタスマニアの形も入ってます。

 

まずはこの3種類、いかがでしたか?

もし「この全部の味を食べてみたい!」という人は、ひと箱ずつ買うのも大変なのでバラエティパックもおすすめです!

おすすめのバラエティパック

3種類の味が5袋ずつ小分けになっているバラエティパックは、strong>ばら撒き用のオーストラリア土産にも最適。もし単独の箱買いするなら、やっぱり私はベジマイト & チーズ味 がおすすめですね。

2020年に新しいオージーレジェンド発売

Shapes

このシリーズはまだまだ続いているようで、2020年5月にはラム肉 & ローズマリー味チキンパルミジャーノ味が発売されました。

あら、今度はB級グルメみたいなのではなくパブメニュー?と思ったら、これは新型コロナウイルスも少し関係しているようです。

世界でパンデミックが起こり、オーストラリア各地でもレストランやパブは営業出来なかったり人数制限が設けられました。特にビクトリア州は厳しい処置があったため、そんな人たちになじみのあるパブの味を届けようという意図で作られたのだとか。なんか良い話ですね。

ラム & ローズマリー

Shapes

そのひとつであるラム & ローズマリー味 (Lamb & Rosemary)がこちら。

でもごめんなさい、私ラム肉ダメなので食べてません💦 ぜひあなたが実際食べてみてください。

チキンパルミジャーノ

Shapes

チキンパルミジャーノ (Chicken Parmigiana) 味は、まず多くの人がパブが再開したら最初にオーダーするだろうと想定されて選ばれた味です。

チキンパルミジャーノはオーストラリアのパブなどによくあるクラシックメニューで、チキンシュニッツェルの上にトマトとチーズを乗せたもの。シェイプスはそれにガーリックの味も付けて再現したのだと。

口に入れた瞬間トマトの味がして、後からフワッとチーズの味が来てなかなかの美味。これはおいしいですー!

パルミ?パルマ?

ところでこのパルミジャーノ、オーストラリアの人はパルミジャーノを短く省略して呼ぶのですが、「パルミ (Parmi)」と呼ぶ人と「パルマ (Parma)」と呼ぶ人がいるので、お菓子の箱にどう書くかが検討されました。

そこで、アーノッツ社がオンラインで調査したところ、45%の人がパルミ派で34%がパルマ派だったとの事。その中でも45%の人が Parmigana、Parmegiana、Parmajana などスペルが間違っていて、別の11%の人は全く違っていたと。

という事で、地域によって呼び方が違うので、両方のスペルが採用されました!今度箱をよく見てみてください。

Shapes

両サイドで表記が違うのが分かりますか?

Shapes

ちなみに「箱にホコリが付いてる?」と思って払ったら、模様でした (笑)

(参考: New Shapes flavour a bite-sized take on a pub classic – Convenience & Impulse Retailing)

2012年幻の限定品

余談になりますが、2012年に一瞬だけオーストラリア大陸形のシェイプスが発売されていたのを知っている人はどれくらいいるのでしょうか。

見付けた時はかわいくてテンションが上がりましたが、1月26日のオーストラリアデーから短期間しか店頭に並ばなかったようで、しかもコールス限定。私も一度見たきりで幻の商品になりました。

なので、またこの形のシェイプスが販売され始めて嬉しいです!かわいいですよね⁉︎

 

おわりに

こうやって詳しく調べてみると様々なストーリーがあって面白いですね。ずっと売ってて欲しいなと思ってしまいます。

他の味も昔から人気があるので試してみてくださいね!

>Acknowledgement to Country

Acknowledgement to Country

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