クラフトビールで有名なマリックビル (Marrickville) 周辺のブリュワリー8ヶ所

オーストラリアにはクラフトビールを作る小さなブリュワリーが無数に存在しますが、その中でもシドニー中心部からバスで数十分ほど行ったインナーウエストのマリックビル (Marrickville) 周辺には、たくさんのブリュワリーが集中しています。

その数の多さからブリュワリーのキャピタルと言われているほどです。

この記事では、そんなマリックビル周辺のブリュワリーをリストアップしました。

マリックビルの中心地から少し離れた工業地帯の中にあるので初めて行く人は躊躇するかもしれませんが、大概のスタッフさんはとてもフレンドリーですし、思いっきりローカルな気分が味わえるのは間違いないです！

知る人ぞ知る隠れ家的なワクワク感も味わいながら、あまり観光客が行かないようなスポットを訪ねてみるのはいかがでしょうか。

そのブリュワリーでしか売っていないオリジナルのTシャツやグッズなども売っているので、お土産にもなりますよ。

ブリュワリーが集中するマリックビル

賑やかなニュータウンを越えると、次第に工業地帯のような雰囲気なり、マリックビルに入ります。

あまりにも工業地帯なので「本当にこんな場所にブリュワリーなんてあるの？」と思うかもしれませんが、よく見ると、週末は特にブリュワリー目的であろうカップルやグループがたくさん歩いています。

週末は混み合うので、おすすめはガラーンとしている平日です。ですが、週明けはクローズしていたり閉まるのが早かったりするブリュワリーもあるので、行く前に確認してくださいね。

あと、工業地たちなので夜になると街灯がなくて真っ暗になるので、遅くなるなら2人以上やグループで行くことを強くおすすめします！

ちなみに、最も混み合う土曜日にブリュワリーを回ってみたのですが、どのブリュワリーも95％以上が白人系の人たちでした。

マリックビルまでは、シティからバスが何本も出ていますし、電車でも簡単に行けますよ！

マリックビルへの行き方

マリックビルまでバスで行った場合は、エンモアパーク (Enmore Park) の辺りで降りれば、ちょうどブリュワリーの前に着きます。

最寄駅はマリックビル駅 (Marrickville Station) か シデナム駅 (Sydenham Station) です。

バスで行って帰りは電車、もしくは逆に回る、マリックビル駅からシデナム駅に向かって進む、色んな回り方がありますが、あらかじめ行きたいブリュワリーを2〜3ヵ所目星をつけておくと効率良くブリュワリーを回れます。

ブリュワリー全部のビールを一度に制覇するのは難しいので、全部行きたい人は数回に分けて計画を立ててくださいね。

今回はバスで来てエンモアパークに降りた場合を想定して、そこから近い順番にブリュワリーを紹介します。

The Grifter Brewing Co

2012年に古いドライクリーニングの倉庫を再利用してオープンした『グリフター (The Grifter Brewing Co)』は、最近シドニー周辺でよく見掛けるビールを醸造しているブリュワリーで、エンモアパークの向かい側にあります。

定番からスイカ味など面白いフレーバーまで色んなビールがあってどれにするか迷ってしまう、そんな時は4種類選べるテイスティングパドルを選ぶと良いかもしれませんね。

詳しくはこちら

倉庫を改造したおしゃれなビールのブリュワリー『グリフター (The Grifter )』

ここ1〜2年ほど『グリフター (The Grifter Brewing Co)』というクラフトビールを作っているブリュワリーにずっと行きたいと思っていました。オーストラリアのボトルショップでたくさんの種類のクラフトビールを見掛けるよ[…]

Wildflower Brewing & Blending

『ワイルドフラワー (Wildflower Brewing & Blending)』は、オープンする日も限定される小さなブリュワリーですが、ニューサウスウェルズ州の酵母やバクテリアを混合したユニークなビールを作っています。

細い小道の奥にあって「本当にこんな場所にブリュワリーがあるんだろうか？」と思うようなひっそりとした場所にありますが、近くなると賑やかな声が聞こえて来るのですぐ分かるのではないかと。

Sauce Brewing Co

2017にオープンした工場跡の雰囲気が色濃く残る隠れ家のようなブリュワリー『ソース (Sauce Brewing Co)』。実はクイーンズランド州のケアンズにも1店舗あります。

広々としたガーデンがありますが、週末はかなり混み合うことが多いようです。

Philter Brewing

もとヨーグルト工場を再利用してオープンされた『フィルター (Philter Brewing)』。大きなビールの壁がインパクトある建物の中は、バーやレストランもあります。

どこか懐かしい雰囲気を感じる内装です。

Stockade Brew Co

2015年に設立された『ストケイド (Stockade Brew Co)』は賞を受賞したビールもあり、ハンバーガーやカクテルなども頼めます。

中はおしゃれな雰囲気でビールのデザインもかわいいです。

Batch Brewing Co

2013年にオープンした『バッチ (Batch Brewing Co)』も個性的なブリュワリーで、期間限定シリーズも多く出しています。こちらのマリックビルが1号店で、ピーターシャムには『Small Batch』もありますし、シティの Darling Square (1 Little Pier St) にも小さなタップルームがあります。

キッチンはありませんが、木〜日は外にフードトラックが出るので食べ物を注文することも出来ます。

セントピーターズ

こちらは地域的にはマリックビルではないのですが、シデナム駅からマリックビルの反対側、セントピーターズ (St Peters) にもブリュワリーがあり近いので、そちらも紹介しておきますね。

Willie the Boatman

『Precinct 75』という昔の工業地帯を再利用した複合型施設内にある『ウィリーザボートマン (Willie the Boatman)』は、2012年にオープンしたブリュワリーで、ビールの名前は全て友人や地元にちなんでつけられています。

近くにレストランや雑貨屋さんなどもあるので、飲んだついでに色々寄れるのも良いですね！

おわりに

知る人ぞ知るブリュワリー密集地マリックビルは、クラフトビールが好きなら何度も何度も行ってみたくなる場所です。

それまで興味がなかった人も、一度行ってみるともしかしたらハマるかも⁉︎

こちらもチェックしてみてくださいね！

関連記事

ビール好き必見！シドニー圏内 (メトロポリタン) にあるブリュワリーを全てリストアップ

近年のオーストラリアは小規模なビールの醸造所「マイクロブリュワリー」がブーム。昔はビールの種類なんて限られていましたが、現在はビール好きな人でも把握出来ないほど多くのブリュワリーがあります。ブリュワリー巡りの楽しさは、ビール[…]