オーストラリアでよく飲まれているジンジャービア (Ginger Beer)、私は最初の頃は生姜の味が強くて苦手でしたが、だんだん好きになってきました。
そして、ふと「どのメーカーがおいしいんだろう?」「ジンジャエールとどう違うんだろう?」と思ったので、飲み比べてみました!
ジンジャービアとは?
ジンジャービアは、Beer と言っても基本的には生姜味の甘くて炭酸の入ったノンアルコールの飲み物で、生姜スパイスや酵母、砂糖などを発酵させて作られます。パブに行ったら時々アルコール入りのものもありますけどね。
スーパーマーケットにはアルコール類は置いてないのに。
ジンジャービアは17世紀半ばのイギリスで誕生し、アメリカ、アイルランド、南アフリカ、カナダなどの植民地の国々でも流行、1830年代にはその人気がピークに達したようです。
ジンジャエールとは違うの?
では、ジンジャービアはジンジャエールとどう違うのでしょうか?
私、オーストラリアで初めてジンジャエールを飲んだ時、びっくりしたんです。
と言うのも、私の記憶では日本のジンジャーエールは全く生姜の味がしなかったのに、オーストラリアのジンジャエールはほんのりと生姜の味がしたからです。
実はジンジャービアは醸造して発酵させるのに対して、ジンジャエールは生姜で味付けされた炭酸飲料だそうです。つまり単に味付き炭酸飲料なので、生姜の味もほんのりと付いているかな?程度。
よく飲み比べてみると味も全然違って、ジンジャービアはジンジャエールよりももっと濃厚な生姜の味がします。
なので、ジンジャエールを試してみるのも良いですが、せっかくならジンジャービアを飲みたいもの。
どのメーカーがおいしい?
ジンジャービアは色んなオーストラリアメーカーから発売されていて、いちばん有名なのはクイーンズランド州で作られているバンダバーグだと思いますが、それぞれどれくらい味が違うのでしょうか?
色は濃さの違いはあるものの、だいたい同じ黄色。
ちなみに、真ん中にジンジャエールを置いてみると、色が全然違います。
さあ、ではさっそく飲み比べてみましょう!
※ 1 Cal = 4.189kj (キロジュール)
① Bundaberg
375ml / 100ml = 182kJ
これ、全体的に甘くてまろやかな味です。
② Bundaberg Diet
375ml / 100ml = 34kJ
普通のバンダバーグジンジャービアよりも若干あっさりしていますが、甘さやまろやかさは変わりません。
③ Saxbys
375ml / 100ml = 223kJ
このメーカーはジンジャーの味が強くてキリッとした味です。
④ Saxbys Diet
375ml / 100ml = 2kJ
甘さは微妙に控えめかなー?という感じですが、ジンジャーの強さはほとんど変わりませんでした。
⑤ Famous Soda Co
330ml / 100ml = 10kJ
100%ナチュラルというこのメーカー、そんなに甘くなくて酸味が目立ちます。生姜の味というか、独特の土臭さが体に良さそうです。
番外 Kirks
ちなみにこの Kirks というメーカーのジンジャービアはかなり強めの生姜味なので、外しました。生姜好きな人はこちらもどうぞ。
限定品
現在 (2020年) 限定でバンダバーグのメーカーからレモンマートル入りのジンジャービアも発売されています。これもスッキリしてておいしいですよ。
おわりに
ジンジャービアをたくさん飲み過ぎて、ちょっと喉がヒリヒリしました(笑)
そして、その後にジンジャエールを飲んでみると、やっぱりただの炭酸飲料なんだなあ、と改めて実感。
とりあえず、初めて飲む人はバンダバーグのメーカーがやっぱり飲みやすいと思います。
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