オーストラリアにはクラフトビールを作る小さな会社が無数に存在するのですが、シドニー中心部からバスで数十分ほど行ったマリックビル (Marrickville) 周辺には小規模なビールのブリュワリーが集中していることで知られています。
ただ、工業地帯の奥まった場所にあることも多く、ローカル過ぎて入りにくいと思う人もいるかもしれません。
けれど、それは逆に言うと知る人ぞ知る隠れ家的なワクワク感も味わえるということ。オーストラリアのクラフトビールファンだけではなく、あまり観光客が知らないようなスポットに行きたい人にもおすすめです。
ブリュワリー独自のTシャツやグッズなども売っているので、お土産に買うのも楽しいかも。
そんなマリックビルのブリュワリーをリストアップしましたので、興味がある人はぜひ参考にしてみてください!
こんな人におすすめ
- オーストラリアのクラフトビールに興味がある人
- 色んなビールを試飲してみたい人
- 面白くて珍しいビールが好きな人
- まだあまり観光地化されてない場所に行きたい人
- いつものパブとは違う体験をしたい人
- ブリュワリー独自のグッズを買いたい人
ブリュワリーが集中するマリックビル
マリックビルは工業地帯の雰囲気が強いので、一見「こんな場所に本当にブリュワリーなんてあるの?」と思うかもしれません。
でも、週末などにこの辺りを歩いているとカップルやグループがたくさん歩いています。そして、それはおそらくみんなブリュワリーに行く人たち。それくらい知ってる人には人気がある場所なんです。

個人的にすいてる平日に行くことをおすすめしますが、週明けはクローズしていたり閉まるのが早かったりするブリュワリーもあるので、行く前に確認してください。
それから夜になるとここら辺は街灯がなくて真っ暗になるので、2人以上やグループで行くことを強くおすすめします!
あと、分かりにくいかもしれないので、事前にグーグルマップに印を付けておくと便利ですよ。
行き方
マリックビルはシティからバスが何本も出ています。エンモアパーク (Enmore Park) の辺りで降りれば、ちょうどブリュワリーの前に着きます。
最寄駅は シデナム駅 (Sydenham Station) です。
落書きされた建物も多いんです…
バスで行って帰りは電車、もしくは逆でも良いのですが、そうすると効率良くブリュワリーを回れるかもしれません。(ただし、ブリュワリー全部をビールを飲みながら回るのはほとんどの人が不可能だと思うので、絶対に行きたい場所はあらかじめ目星をつけておいた方が良いと思います)
今回はバスで来てエンモアパークに降りた場合を想定して、そこから近い順番にブリュワリーを紹介します。
The Grifter Brewing Co
2012年に古いドライクリーニングの倉庫を再利用してオープンした『グリフター (The Grifter Brewing Co)』は、最近シドニー周辺でよく見掛けるビールを醸造しているブリュワリーで、エンモアパークの向かい側にあります。
1/391-397 Enmore Rd, Marrickville, NSW 2204
https://thegrifter.com.au/
水・木 4pm-9pm / 金 4pm-10pm / 土 12pm- 10pm / 日 12pm- 9pm (テイクアウェイのみ 月・火 12pm-6pm)
定番からスイカ味など面白いフレーバーまで色んなビールがあってどれにするか迷ってしまう、そんな時は4種類選べるテイスティングパドルを選ぶと良いかもしれませんね。
Wildflower Brewing & Blending
『ワイルドフラワー (Wildflower Brewing & Blending)』は、オープンする日も限定される小さなブリュワリーですが、ニューサウスウェルズ州の酵母やバクテリアを混合したユニークなビールを作っています。
11-13 Brompton Street, Marrickville, NSW 2204
https://wildflowerbeer.com/
金・土 12pm-8pm / 日 12am-6pm / 祝日休み (テイクアウェイのみ 火〜金 10am-4pm
細い小道の奥にあって「本当にこんな場所にブリュワリーがあるんだろうか?」と思うようなひっそりとした場所にありますが、近くなると賑やかな声が聞こえて来るのですぐ分かるのではないかと。
Sauce Brewing Co
2017にオープンした工場跡の雰囲気が色濃く残る隠れ家のようなブリュワリー『ソース (Sauce Brewing Co)』。実はクイーンズランド州のケアンズにも1店舗あります。
1a Mitchell St, Marrickville NSW 2204
https://sauce.beer/
水・木 4pm–10pm / 金・土 11:30am–10pm / 日 11:30am–8pm (テイクアウェイはオープン日+月~木 10am – 4pm)
広々としたガーデンがありますが、週末はかなり混み合うことが多いようです。
Philter Brewing
もとヨーグルト工場を再利用してオープンされた『フィルター (Philter Brewing)』。大きなビールの壁がインパクトある建物の中は、バーやレストランもあります。
92-98 Sydenham Rd, Marrickville NSW 2204
https://www.philterbrewing.com/
バー & レストラン 水・木 5pm-9pm / 金・土 12am-11pm / 日 12am-6pm / 月・火 定休日 (テイクアウェイ 水・木 5pm-8pm / 金・土 12am-8pm / 日 12am-6pm
どこか懐かしい雰囲気を感じる内装です。
Stockade Brew Co
2015年に設立された『ストケイド (Stockade Brew Co)』は賞を受賞したビールもあり、ハンバーガーやカクテルなども頼めます。
25 Cadogan St, Marrickville NSW 2204
https://stockadebrewco.com.au/
木 12pm–9pm / 金・土 12pm–10pm / 日 12pm–8pm
中はおしゃれな雰囲気でビールのデザインもかわいいです。
Batch Brewing Co
2013年にオープンした『バッチ (Batch Brewing Co)』も個性的なブリュワリーで、期間限定シリーズも多く出しています。こちらのマリックビルが1号店で、ピーターシャムには『Small Batch』もありますし、シティの Darling Square (1 Little Pier St) にも小さなタップルームがあります。
キッチンはありませんが、木〜日は外にフードトラックが出るので食べ物を注文することも出来ます。
セントピーターズ
こちらは地域的にはマリックビルではないのですが、シデナム駅からマリックビルの反対側、セントピーターズ (St Peters) にもブリュワリーがあり近いので、そちらも紹介しておきますね。
Willie the Boatman
『Precinct 75』という昔の工業地帯を再利用した複合型施設内にある『ウィリーザボートマン (Willie the Boatman)』は、2012年にオープンしたブリュワリーで、ビールの名前は全て友人や地元にちなんでつけられています。
Precinct 75, Suite 601 / 75 Mary St, St Peters 2044
https://www.willietheboatman.com.au/
木 3pm – 7pm / 金 12pm – 9pm / 土 10am – 7pm / 日 12pm – 7pm
近くにレストランや雑貨屋さんなどもあるので、飲んだついでに色々寄れるのも良いですね!
おわりに
知る人ぞ知るブリュワリー密集地マリックビルは、クラフトビールが好きなら何度も何度も行ってみたくなる場所です。
それまで興味がなかった人も、一度行ってみるともしかしたらハマるかも⁉︎