ニューサウスウェルズ州の州都でオーストラリア最大の都市シドニー (Sydney)。シティ中心部には高層ビルが立ち並び、オペラハウスやハーバーブリッジ周辺はいつも観光客で賑わっています。
ですが、日本に比べると規模はそんなに大きくはなく、横浜くらい、いやもっと小さいかもしれないと感じる人が多いようです。確かに他州に比べると間違いなくかなり都会なのですが、あまりにも都会を期待するとガッカリするかもしれません。
そんなシドニーの魅力といえば、都会的雰囲気を味わえると同時に、少し郊外に出れば美しいビーチやブッシュに行けるなど自然も一緒に楽しめること。
それに、シドニーは1788年にイギリスの植民として開拓した最初の地でもあるので、歴史ある古い建物も多く残っています。
他の都市に比べて家賃の高さはよく知られていますが、選択肢も多いので留学やワーキングホリデーの滞在先としても人気です。
シドニーの基本情報
気候 : 地中海性気候
温度 : 夏は18度〜28度くらい(稀に40度近い事もあり)、冬は8度〜20度くらい
日本との時差 : +1時間 (デイライトセービングにより10月〜4月初めは+2時間)
服装・持ち物
なぜかシドニーが暖かいと勘違いする人が多いのですが、冬は雪こそ降らないものの、かなり冷え込みますのでコートやダウンジャケットなどが必要になります。
夏でも日向と日陰の温度差が激しく、お店やバスなどの冷房がかなりきつい事も多いので、長袖は常に持っていた方が良いです。
天気もさっきまで晴れていたのに雨が降り始める、なんていう事も珍しくないので、折り畳み傘があると重宝するかもしれません。(オーストラリアでは傘をさす人は少ないですが)
ただ、何かを持って来忘れても、最近ではダイソーやユニクロなど日系企業も進出していますし (日本に比べて割高ですが)、手頃なお店もたくさんあるので、現地で調達しても良いかと思います。
公共交通機関
シドニーの公共交通機関はバス、電車、ライトレール、フェリーと色々な手段がありますが、その際にチャージ式のオパールカード (Opal Card)を入手しておくと便利です。
購入は空港やコンビニで出来ます。市内はもちろん、ブルーマウンテン・セントラルコースト・ハンター地域・イラワラ地域・サウザンハイランドまでカバーされています。
※ ただし、空港利用 (エアポートライン) だけは割引対象外で大人$18.70 です。(2019年現在)
シドニーの観光アイディア
・オペラハウスの記念撮影・見学
・ハーバーブリッジを歩く
・シドニータワー
・ショッピング
・カフェ・レストラン
・マーケット
・フィッシュマーケット
・ルナパーク
・ワイナリー
・美術館めぐり
・博物館めぐり
・ブッシュウォーキング
・タロンガ動物園
・ビーチ
・カジノ
・歴史めぐり
・テーマパーク
・ゴーストツアー
・イベント
・クルージング
こちらも参考にどうぞ
シドニー Sydney
ハイドパークは人々の安らぎの場
シドニーは中心部以外のサバーブもかなり発展していて、各地でそれぞれ特徴があります。
- ニュートラルベイ (Neutral Bay) 〜 ノース … 日本人が多い
- チャッツウッド (Chatswood) … 中国人が多い
- ストラスフィールド (Strathfield) … 韓国人が多い
- ライカート (Leichhardt) … イタリア人が多い
など、同じ国籍の人たちが固まっている地域も。
シドニーシティ Sydney City
シドニー市内はシティ、また CBD (Central Business District) と呼ばれ、アジア人が多く住んでいるエリアでもあります。ローカルのオーストラリア人は、郊外からシティまで仕事の為に通う人が多く、海の近くを好む傾向があります。
メインストリートであるジョージストリート (Gorge St) には、タウンホールや QVB ショッピングセンター、ワールドスクエアショッピングセンター、スーパーマーケット、レストランなど常に賑やかです。
買い物に疲れたら、ハイドパーク (Hyde Park) でのんびりするのもおすすめ。
サーキュラキー・ロックス
シドニーに来たら絶対に外せない観光地が、世界三大美港と言われるシドニー湾に建つオペラハウスのあるサーキュラキー (Circular Quay) と、オーストラリアでいちばん古い白人の町ロックス (The Rocks) です。
※ 最寄駅は Circular Quay Station
その向かい側には白人が初めて入植した最古の町ロックス (The Rocks) が広がっています。
毎週土・日はロックスマーケットが開催されているので要チェック!
そして、ロックスの対岸、オペラハウスの向こう側にはシドニー王立植物園 (Sydney Royal Botanic Garden) が広がっており、人気の絶景スポットとなっています。
ダーリングハーバー
かつては工場や造船所などがあった地域でしたが1988年から開発され、現在では多くの人が賑わう観光スポットです。
コックルベイ周辺には水族館や動物園などもあり、北側をずっと歩いて行くと、最近開発されたばかりのバルンガルーに着きます。
南側も最近更に新しく開発され、小さい子供が遊べるスペースも設けられています。中国庭園があるのもここ。
チャイナタウン
中華門に挟まれたディクソンストリートモール周辺がチャイナタウンと呼ばれ、マーケットシティという大きなショッピングモールもあります。
週末開かれるパディスマーケットは、安く買えるおみやげや野菜などが売られているのではな一度は訪れてみたい所。
キングスクロス
南半球最大の歓楽街と言われているキングスクロス (Kings Cross) ですが、日本の感覚で行くと小さく感じると思います。ナイトクラブが立ち並ぶ怪しいネオン街というイメージもある反面、土曜日にはオーガニックマーケットも開催されています。
治安はあまり良い方ではないので、夜間の一人歩きはしないのが賢明です。
パディントン
その他のサバーブ
・Darlinghurst (ダーリングハースト)
・Surry Hills (サリーヒルズ)
・New Town (ニュータウン)
・Chatswood (チャッツウッド)
・Crows Nest (クローズネスト)
・Cabramatta (カブラマッタ)
・Wilberforce (ウィルバーホース)
ツアーなどで行くおすすめの観光地
シドニーの観光といえば、こちらの地域も人気です。
市内から離れていて、ブルーマウンテンズ以外は車がないと不便なのでレンタカーかツアーを予約すると便利です。
ブルーマウンテンズ
世界自然遺産にも登録されているブルーマウンテンズは、シドニーから日帰りで行ける人気観光地のひとつです。ツアーも出ていますし、個人的に電車や車などで行っても楽しめます。
見所はエコーポイントにあるスリーシスターズと呼ばれる奇石。
他にもシーニックワールドやシーニックレールウェイなどのスリリングなアトラクション、ジェノランケーブ鍾乳洞などがもあります。
ハンターバレー
ハンターバレー (Hunter Valley) はオーストラリアを代表するワイナリーのひとつ。ツアーがたくさん出ているので是非足を運びたい場所です。
ポートスティーブンス
ポートスティーブンスは、シドニーから車で2時間ちょっとで行けるリゾート地。
壮大に広がる砂丘を滑って遊んだりイルカウォッチングをしたりするのが有名です。
ビーチ
ボンダイビーチ
シドニーのビーチといえばボンダイビーチ (Bondi Beach)。特に夏は多くの人で賑わう場所です。ボンダイビーチからブロンテビーチの 3.5km を歩くコースタルウォークも人気。
クージービーチ
ボンダイビーチよりも南にあるクージービーチ (Coogee Beach) はボンダイビーチに比べると人が少なく、落ち着いた印象。
マンリー
マンリー (Manly) も人気の海。サーフィンをしたり、マンリーアートギャラリー & ミュージアム を訪ねてみたり、のんびり過ごすのがおすすめ。
博物館・美術館
美術館は入場無料の所が多く、シドニー王立植物園にある NSW 州立美術館 や ロックスにあるMCA などがあります。カフェ・レストランも併設されているので、デートにも最適。
詳しくはこちら
博物館は有料ですが、パワーハウスミュージアムやオーストラリア博物館など見応えはかなりあります。
シドニーの歴史を知りたい方は1カ月間有効なミュージアムパスもあります。
国立公園
ロイヤル国立公園